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【BALL x PIT】狙って、放って、敵を倒す!ピンボール×ブロック崩し×ローグライトのシナジー効果とは?【Steamレビュー#4】

【 物理演算の「不条理」が快感へと変わっていく 】

こんにちは、鉄ナインです!
今回のSteamレビュータイトルは『BALL x PIT』。
2025年に発売された「ピンボール × ブロック崩し × ローグライト」という、「〇〇×ローグライト」の系列に入るゲームとなります。

ピンボールとはそもそも、

傾斜した盤面上を転がる金属球(ボール)を、下部の「フリッパー」と呼ばれるレバーで打ち返し、様々なターゲットに当てて高得点を目指す電動式ゲーム

AI概要より引用

というもので、私も古のゲームセンターに行っては実機で遊んでいたものです。

まぁそれ以上に好きだったのはお祭りのスマートボールなんですけど。

スマートボールもピンボールの一種と言えばそうかな…?🤔
100円玉握りしめ、何度も何度もおっちゃんに再プレイをせがんだ幼い頃の感覚が令和になって蘇ったとなると、私が『BALL x PIT』に惹かれるのは必然だったのでしょう。

「ただ球を飛ばして、敵を倒すだけ」

文字にすればこれ以上なくシンプルなこの行為に、何故これほどまでに魅了され、途方もない時間を溶かしてしまうのか。

今回はそんな『BALL x PIT』の魅力や、ピンボール×ローグライトの親和性について、レビューを通して深掘りしていきたいと思います!

【 前回のレビュー記事はこちら 】



【 基本情報 】

  • タイトル:BALL x PIT

  • 対応プラットフォーム:Steam/Switch/PS5/Xbox/iOS/Android

  • ジャンル:ローグライトアクション

  • 発売日:2025/10/16

  • 販売:Devolver Digital

  • 開発:Kenny Sun and Friends

  • 価格(税込):1,700円(Steamセール参考:20%OFF 1,360円)

  • 鉄ナインのプレイ時間:160時間(その内、放置が100時間以上)

今回からプレイ履歴も掲載!証拠は!大事!

【 ゲーム概要 】

なんか宇宙から降ってきて、我らが国はなくなりました!
しかし「穴が気になる!」と、どこからかトレジャーハンターたちが押し寄せ、我よ我よと残されたピットの奥へと挑んでいきます。

そんな導入部分を秒で終わらせ、すぐにチュートリアルへ。
チュートリアルを参照しながら、ゲームの概要に触れていきます

ゲーム画面はこのような感じで、左下の赤い部分がライフ、右のバーがステージ進行度を表しています。

中央にいるのが操作キャラ、手前には敵が待ち構えています。

敵に向けて、ピンボールの要領でボールを飛ばしていきます。
敵を倒す感覚はブロック崩しのようですね。
プレイヤーがこの画面ですることは、キャラの移動、ボールの狙いを付ける、ボールを撃つの3点が主となります。
ボールは手動撃ち、オート撃ちが選択可能。

白い球はベビーボール(いわゆる通常攻撃)、鉄球のような球は特殊ボールとなり、それぞれが独特の効果を持っています。

キャラがレベルアップすると、能力値の向上のほか…

ローグライト部分として、特殊ボールとパッシブアイテムを選ぶことが可能です。
所持済みのボールを選ぶと、そのボールをレベルアップすることができます。
パッシブアイテムも同様です。

ステージを進めていくと、虹色のアイテムが出ることがあります。
これを拾うと3つのことが可能。

まずは分裂
これは現在所持しているの特殊ボール・パッシブアイテムのレベルをランダムにレベルアップさせるというもの。

最高でこんな感じ…を一発で引くのなんで…?😂

2つ目は融合

融合後のスクショを取り損ねましたが、レベル3まで上げた特殊ボールを2つ組み合わせ、特性を掛け合わせる、というもの。
融合は1回しか行えないので、なんでもかんでもすればいい、という要素ではなく、次の項目との兼ね合いが重要。

3つ目が進化です。

進化はレベル3にした特殊ボールの特定の組み合わせで、新たなボールを作る、というもの。

進化ボールは進化前の要素を引き継ぎつつ、新たな要素が加わるものもあります。

進化ボールが強いので、なるべく進化を狙い、進化済のものを融合に使う、といった流れの方がボールを無駄にしなくて良いかなと。

右のゲージの節目では中ボス戦が、そして最後まで到達すると…

各ステージのボスとの対決!
ボス戦は弾幕要素が強く、避けスキルがそこそこ試されます。
私は避けがめちゃくちゃ下手なので、このプレイはボス戦で撃沈しました。
ステージボスを倒すとクリアとなり、次のステージが出現するなど要素が増えます。

ただ、負けたらすぐ再挑戦というわけではなく…

まずは恒久のキャラレベルアップがあります。底力が付くぞ!

一定のレベルが上がるごとに、アップグレードの選択がありますが、この時点ではなんのこっちゃい。

この要素が必要なのが…

俺たちが!新しいボルビロンだ!

というわけで、本拠地(拠点)作りがはじまります。

資源や、後々は施設などを立てて、ニュー・ボルビロンを発展させていきます。
発展にもピンボール要素(キャラが飛んでいく)があるのが徹底してますね…。
本拠地の発展はキャラの育成の他、新キャラ解放などとも繋がっています。

『BALL x PIT』のゲームサイクルとしては、

ステージで敵を倒せるだけ倒して経験値を得る
→キャラの恒常レベルアップをする
→本拠地で資源を回収したり建物をレベルアップして、発展させていく
→どんどん本拠地やキャラを強くして、ボス討伐や次のステージ攻略に挑む

と、いう感じになっています。

なお、本拠地育成はある程度の放置でも可能(資源回収はステージ攻略ごと、または一定時間経過で行えるため)
このゲーム、放置ゲームの側面もすごく持っていたりします。

また、ステージを進めるとキャラが増えていきますが、さらにキャラとキャラを掛け合わせるタッグ戦も可能に!

どのようなシナジーが強いのか、さらにこの組み合わせに適したボールやパッシブはどれなのか。

『BALL x PIT』はピンボールを軸にブロック崩しやローグライトといった色んな要素を詰め込んだ、新機軸のゲームとなっています。


【 評価 】

少し見づらいですが「B+」評価です!

操作・快適性:★★★★★

ここは満点以上を差し上げたい!
操作の全てをピンボールに全振りしているので、どの要素でも動かし方がそこまで変わらず、そのため迷わずプレイできるという点がとても良いです。

ゲーム概要でも触れていますが、チュートリアルがとても丁寧です。
チュートリアルを再度確認できない仕様ではありますが(別セーブスロットを利用すれば可能)、なんか手なりでも遊べてしまう感覚がありますね。

ひたすら球を撃てばいい、敵の攻撃は避ければいい、拠点も適当に作って適当にキャラ飛ばせばいい。
やることがシンプルで、繰り返しを前提としているゲームとしては、非常に触りやすいUIデザインになっています。
キーボード&マウス操作の手触りも良いですね!

1プレイの時間もだんだん短くなっていく仕組みになっているので、周回の快適性も◎


グラフィック:★★★★

ここまでのスクショでも伝わるかと思いますが、90年代を彷彿とさせる雰囲気と高品質なピクセルアートが特徴。
レトロな雰囲気を感じさせつつも、画面を埋め尽くすほどの大量のボールやエフェクトが滑らかに動く現代的な演出が上手に融合しています。

キャラクターやモンスター、拠点の建物のデザインが、色調は全体的に渋めながら、ポストアポカリプス感があって良いですね。
そりゃ一度滅びてるんだもんなボルビロン。

ボールが壁や敵に当たった際の火花や爆発、ボールのエフェクトなどは、鮮やかな演出が多用されており、ドット絵とのコントラストが非常に綺麗です。
ボールをいっぱい飛ばした時の爽快感&カオス感もいい感じ。

このテイストが、ドット絵ならではの温かみと、最新のゲームらしいド派手な(見た目の)アクションを両立させているポイントにもなっています。

レトロだけどチープではない、というラインが良いと思います👍


サウンド:★★★

ここの評価、かなり迷いました💦

ステージBGMは各ステージの特徴を良く捉えており、ボールを飛ばすアクションとも非常にマッチしている心地の良いものとなっています。
繰り返し遊ぶゲームにとって必要な「何回聞いても良い」という部分はしっかり押さえていますね。

ですが、根本のステージ数がそこまで多くないため、バリエーション不足は否めません。
及第点を与えるのは問題なし、かといって上積み部分があるかというと…みたいな評価での星3です。


ストーリー:★★

ボルビロン滅びたから、さぁ何とかしようぜ!

という掴みから入るので、一応ストーリーっぽいものはあるにはある、と思っていいのかどうか…😂
まぁ何の脈絡もないゲームに比べれば、あると言えるので星2に。

エンディングも用意はされています。
あれがエンディングというなら…うんまぁ…うん…?🤔


ゲームクリア:★★★★★

時間さえかければクリアができる
ので、ここは星5です。
恒久の強化要素が多くあり、コツコツ頑張れば問題なくラスボスも倒せるといった体感です。
それは「誰でもクリアできる」という判定をして良いレベルかと。

詳しくは後述しますが、フルオート性能があるキャラクターが良くも悪くも強いため、そのキャラを使えばゴリ押しクリアも可能。
…それやらない方が楽しいんですけどね…私はそうなってしまったので、

「お前がクリアしてしまうのか…このゲームを…」

とはなりましたが。
まぁそのキャラを縛ればいい話です。
でも最初は自力クリアがしたかったなぁ_(:3 」∠)_


やり込み:★★★★

「やり込みをする」という点では、キャラのレベルを上げる、キャラの組み合わせを模索する、ステージをより深部まで進めることができる、本拠地の一部建物の恒久強化ができる、といった風に相当出来ることがあります。
ただ、やり込みの「幅」という観点で見ると、狭いです。

一番の理由はステージの根本的な少なさ。
全8ステージを繰り返す「だけ」になってしまい、ステージごとの敵とギミックも固定のため、どこかで飽きが来てしまいます。

比較対象を「ヴァンサバ」にしてしまうのは少し酷かもしれませんが、あそこまで多彩なステージはないですからね…。
かくいう「ヴァンサバ」も初期はそこまでステージが多かったわけではなく、アップデートやDLCの追加を経て現在形になっているわけですが。

もう一つは実績の数。
やり込める部分は結構多いんですが、実績の数がそこまで多くなく、解除100%達成はそこまで難しくない印象です。
放置育成に時間がかけられるなら、なおさらです。
実績はやり込みの一つの指標となるので、もう少し難しい項目があってもよかったかな…と感じます。

逆に言えば実績解除がそこそこの時間で終わるので、達成感がきちんと得られる、クリアの線引きがしやすい、ということにもなるかと。


コスパ:★★★★

定価1,700円、セール時1,360円、と考えると、お値段相当の体験とコスパの担保はされています。
ゲームの中毒性、プレイ時間、やり込みなどの点から見ても、元は十分取れる値段設定です。

とはいえ、もっと安くてやり込みがいのあるゲームはたくさんあるので、星を1つ下げました。
買って後悔する値段では全然ないのですが…惜しい!というところでしょうか💦

発売後に2回、キャラやボールの追加といったアップデートが行われており、アップデートが全て無料な点は、かなり評価アップです!
(記事の下書きに寝かせているうちに、2回目のアプデがきました😂)

次回のアップデートがラストとのことですが、次も無料アプデだと思うので、そう考えるとお値段以上の価値がかなり出ると思います。
……あれ、コスパ星5でも良かったかもしれないな…?🤔


【 良かった点 】


洗練された「引き算の美学」
とでも言えばよいでしょうかね…🤔
余計な説明やUIを削ぎ落とし、プレイヤーの「感覚」に訴えかけるゲームデザイン。
気まぐれに手を付けても、以前のプレイ感覚をすぐ取り戻して遊ぶことができる。

ゲーム自体はピンボール × ブロック崩し × ローグライトという掛け算で作られていますが、そこから必要最低限になるよう削ぎ落して削ぎ落して今の形になった、そんな印象があります。
ゆえに分かりやすい、ということですね。

ビルド構築の多様性も見逃せないポイント。
この手のローグライトは組み合わせをとことん楽しむゲームですからね!
キャラ × キャラ × ボール × パッシブ、というビルド構築の幅広さはかなり楽しめる要素です。
「数で押すか」「一撃の重さに賭けるか」など、選択するキャラ・ボール・パッシブによってプレイスタイルがガラリと変わるため、リプレイ性が非常に高いことも魅力となっています。

実績に関して、追加アップデートがあっても、その部分は別項目としての区分けがされており、一度100%にした実績をキープしたままにできるのは個人的には◎
実績コンプ勢には嬉しい仕様かと。

放置ゲームとして遊ぶこともできるのも、人によってはメリットでしょう。
他のことをしながら『BALL x PIT』を脇で動かして、キャラや施設の強化ができる。
何ならステージクリアすらフルオートキャラ「過激派」に任せてしまえる
忙しい現代ゲーマーにとって、この仕組みがありがたい!と感じることもあるかと思います。
実際私はかなり放置して強化を楽しんでいました。
ただ、これが良くもあり、気になる部分にもなります。


【 気になった点 】


序盤のテンポがどうしても悪くなってしまう
のは、このタイプのゲームのお約束。
ステージとステージの間に本拠地強化が入るという、スパイスがいい感じになっているかと思いますが、それでも序盤のもどかしさを突破するまでには少し時間がかかります。
強化が進み爽快感へと変わったあとは、感覚がどんどん変わっていくので、そこまでが勝負といったところ。

運要素の強さに関してもローグライトの良さでもあり、合わない人には合わない点かと。
レベルが上がった時の、ボールやパッシブの選択肢が少し狭い感じがするのもマイナス点になりそうです。
進化ボールが強いゲームですが、1ゲームの中でその段階まで辿り着けないことも結構あるので、それがストレスになる場合もありますね。

終盤の視覚情報過多も、若干ではありますが気になります。
ステージのラスボスには弾幕避け要素があり、避けつつこちらの攻撃を当てることになるのですが、こちらの攻撃が激しいものになると視覚情報が交錯し、弾幕が見えづらくなる場合もあります。
ステージラスボスの攻撃は見えやすい方ではあるかな、と思いますが。

フルオートキャラ「過激派」が強すぎる。
こちらが前述の「私に代わってゲームをクリアしていまったキャラ」になります。
放置周回の際に非常に重宝するキャラなのですが、しかしこのキャラ、しっかり強いんですよね。

何なら私より避けが上手い。

主にオート育成を担わせるために設計されたキャラだと思うんですが、しっかりステージクリアができるぐらい立ち回りが上手なので、任せすぎると私のように「あぁ過激派くん…君がクリアしてしまったんだねこのゲームを…」となってしまいます。
自分でこのゲームをしっかり遊びたい!という場合は、「過激派」は多少縛った方が楽しめると思います!


【 このゲームをオススメしたい人 】


『BALL x PIT』は万人向けと言える、シンプルかつ奥も深いアクション×ローグライトです。
よりオススメをしたい人の特徴としては、

  • ピンボールが好きな人

  • ブロック崩しが好きな人

  • それらとローグライトの掛け合わせを楽しみたい人

  • 敵をボールで吹っ飛ばす爽快感を味わいたい人

  • 1プレイ15~20分程度のゲームが遊びたい人

  • アクション+放置ゲームという組み合わせを魅力に感じる人

といった辺りです!

今回はSteam版(PC据え置きプレイ)のレビューですが、携帯機などとも非常に相性が良く、気軽に遊んでいただける良ゲーだと思います👍


【 まとめ 】


今回は『BALL x PIT』のゲームレビューをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
プレイ前にかなり期待して購入しましたが、期待度通り、いやそれ以上に、しっかり楽しめたゲームでした!

単純なアナログゲームをデジタルゲームとして融合させ、新しい形に落とし込んだ一つの面白い例になったかと思います。
古典的な遊びを現代のローグライトとして見事に再定義した、と言えるでしょう。

「脳汁が出る体験」を約束してくれる本作。
アクションが苦手な方でも、ボールが勝手に敵を壊してくれるので、まずは気軽にピットの深淵へ飛び込んでみてください👍

次回のレビュータイトルは、私の一年間の放置時間を奪っていった、シンプルが過ぎるあの放置ゲームを予定してます!
またお付き合いいただけると嬉しいです😊

【 次回のレビュー記事はこちら! 】

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