LDCは「何を学ぶか」以上に、「誰と学ぶか」の場所だった
「もう、次の入学説明会の時期なんだなあ」
今年修了したばかりの、立教大学大学院 経営学研究科 リーダーシップ開発コース(LDC)。
その先輩である紀藤康行さんのnoteを読んで、そんなことを思いました。
書かれていたのは、
「人生を変えてくれた『立教大学大学院 LDC』への想いを熱く語ってみた」
という記事。
この記事を読みながら、
「ああ、わかるなあ」
と何度もうなずいてしまいました。
というのも、僕にとってもLDCは、間違いなく人生を変えてくれた場所だからです。
そして実は、僕がLDCに入学するきっかけをつくってくれた人の一人が、この紀藤さんでした。
今日は、そんな話を書いてみたいと思います。
LDCに興味はあった。でも、最後の一歩を押してくれたのは「人」だった
僕はもともと、人材開発や組織開発、リーダーシップといった領域に興味があり、LDCの存在も知っていました。
社会人として仕事を続けながら、大学院で「人と組織」についてアカデミックに学ぶ。
とても魅力的でした。
一方で、大学院という場所には、少し距離も感じていました。
「働きながら本当にやっていけるんだろうか」
「自分が大学院で学ぶレベルに達しているんだろうか」
そんな気持ちもありました。
そこで参加したのが、LDCの入学説明会でした。
その説明会で、卒業生として話をしていたのが紀藤さんでした。
その日が、初対面です。
詳しい話の中身をすべて覚えているわけではありません。
でも、今でもはっきり覚えているのは、
「こんな魅力的な先輩がいる大学院なら、自分もここに入りたい」
と思ったことです。
制度やカリキュラムの説明以上に、そこにいる「人」がLDCという場所の魅力を伝えてくれたのだと思います。
説明会に行く前からLDCには興味がありました。
でも説明会から帰るころには、
「興味がある」から「絶対に入りたい」へ変わっていました。
それくらい、僕にとって大きな一日でした。
あの先輩も、劣等感を感じていたのか
無事にLDCへ入学したあと、その先輩が在校生・卒業生を対象にしたランニング部を主催していることを知り、僕も参加しました。
そこで話す機会が増え、
「僕、説明会で話を聞いて、LDCに入りたいと思ったんですよ」
ということも本人に伝えました。
そんな先輩が今回書いたnoteを読んで、意外だったことがあります。
それは、LDCに入学した当初、周囲のレベルの高さに圧倒され、劣等感を覚えていたと書かれていたことでした。
「え、紀藤さんもそうだったんだ」
と驚くと同時に、なんだか妙な親近感を覚えました。
なぜなら、僕自身も入学後、似たような感覚を持っていたからです。
LDCには、本当にいろいろな人が集まっています。
人事や人材開発、組織開発の専門家。
企業でマネジメントをしている人。
コンサルタント。
そして、まったく違う専門領域を持つ人。
みんな経験豊富で、よく考え、よく学び、よく話す。
授業やグループワークで、
「そんな視点があるのか」
「そこまで考えているのか」
と思わされることが何度もありました。
自分の知識の浅さや、考える力の足りなさを突きつけられることもあります。
だから、決して「楽な場所」ではありません。
でも今振り返ると、それこそがLDCの魅力だったのだと思います。
レベルが高い。でも、競争する場所ではなかった
ここは、僕がLDCについて特に伝えたいところです。
周囲のレベルは、本当に高い。
ただ、それは「完成されたすごい人ばかり」という意味ではありません。
それぞれが違う経験や専門性を持ち、それぞれの問いを持ってLDCに来ている。
だからこそ、話しているだけでも、自分にはなかった視点に出会えるのだと思います。
そして不思議なことに、誰かに勝とうという空気がほとんどないのです。
むしろ、
「それ面白いね」
「こういう研究もあるよ」
「それならこの人と話してみたら?」
「一緒にやろうよ」
と、誰かの挑戦を応援してくれる人ばかりでした。
人材開発や組織開発を学ぼうとしている人たちだからなのかもしれません。
人への関心が高く、誰かの成長や挑戦を喜べる人が本当に多い。
優秀な人たちに囲まれることで、自分の足りなさにも気づく。
でも、だからといって小さくなるのではなく、
「自分ももう少し頑張ってみよう」
と思える。
僕にとってLDCは、そういう場所でした。
働きながら大学院で学ぶことは、もちろん大変です。
仕事が終わってから授業を受け、課題をやり、論文を読み、仲間とプロジェクトを進める。
「なぜ、この歳になってこんなに忙しいことをやっているんだろう(笑)」
と思ったことも、一度や二度ではありません。
それでも。
LDCに入ったことを後悔したことは、1mmもありません。
同期は「大学院の同級生」ではなく、一生の仲間になった
そして、LDCで得たものを一つだけ選べと言われたら。
僕は「人とのつながり」を挙げるかもしれません。
特に同期は、僕にとってかけがえのない存在になりました。
たった2年間です。
人生全体で考えれば、とても短い時間です。
でも、一緒に授業を受け、議論し、悩み、笑い、課題に追われ、研究やプロジェクトに向き合った時間の密度は、とてつもなく濃かった。
僕は、口頭試問の日や卒業式の様子をビデオに撮って、あとから一本の動画に編集しました。
今でも、ときどきその動画を見ることがあります。
そして。
いまだに見ると、涙が出ます。
自分でも「何回見てるんだよ」と思うのですが(笑)。
それくらい、僕にとって大切な時間だったのだと思います。
大人になってから、こんな仲間ができるとは思っていませんでした。
仕事上の利害関係でもない。
昔からの友人とも少し違う。
同じ時期に、自分の仕事や人生と向き合いながら、「学ぶ」ということに本気になった仲間。
おそらくこれから先も、ずっと付き合っていくのだと思います。
LDCは、修了して終わる場所ではない
そしてLDCの面白さは、同期だけではありません。
僕が説明会で一人の先輩と出会い、その後も交流が続いたように、期を超えた先輩・後輩とのつながりがあります。
修了したらそこで終わり、ではない。
むしろLDCという大きなコミュニティの中に、新たに参加する。
そんな感覚に近いかもしれません。
勉強会で会ったり。
イベントで一緒になったり。
仕事でつながったり。
走ったり(笑)。
人とのつながりが、新しい学びを連れてきたり、新しい仕事を連れてきたり、ときにはプライベートを豊かにしてくれたりする。
大学院に入学する前の僕は、大学院の価値を「何を学べるか」で考えていました。
もちろん、それは大切です。
でも今は、
「誰と学ぶか。そして、誰とつながるか」
も同じくらい大きな価値だったと思っています。
そして、「学ぶってこんなに面白いんだ」と知った
もう一つ、LDCが僕に与えてくれた大きなものがあります。
それは、
「学ぶことって、こんなに楽しいんだ」
という感覚です。
社会人になると、「学ぶ」という言葉は、どこか目的達成のための手段になりがちです。
資格を取るため。
仕事で成果を出すため。
昇進するため。
新しいスキルを身につけるため。
もちろん、それらも大切です。
でもLDCで経験した学びは、少し違いました。
論文を読んで、
「こんなことがわかっているのか」
と驚く。
授業を聞いて、
「今まで自分が当たり前だと思っていたことって、本当にそうなのか?」
と問い直す。
仲間と話して、自分にはなかった視点に出会う。
そして、学んだ理論を自分の仕事や組織に持ち帰って試してみる。
すると、また新しい問いが生まれる。
その繰り返しです。
知れば知るほど、わからないことが増えていく。
でも、それが面白い。
これは、LDCに入らなければ得られなかった感覚かもしれません。
大学院を終えたから学びが終わるのではなく、
「もっと知りたい」
「もっと学びたい」
という気持ちが、むしろ以前より強くなりました。
あの日、背中を押してもらった。今度は僕が誰かに
2026年9月19日、LDCの入学説明会が開催されます。
僕自身がそうだったように、LDCに少しでも興味がある方には、まず説明会に参加してみてほしいと思っています。
大学院に行くと決めていなくてもいい。
受験するかどうか迷っていてもいい。
「働きながら大学院って、どんな感じなんだろう?」
くらいでもいいと思います。
僕自身、あの日の説明会に参加しなければ、今とは違う人生になっていたかもしれません。
そして、そこで一人の魅力的な先輩に出会わなければ、最後の一歩を踏み出せていなかったかもしれません。
だから今回、中原先生から「次の世代にLDCを届けてほしい」という呼びかけがあり、さらに先輩のnoteを読んだとき、
今度は自分が書く番なのかもしれない。
と思いました。
この記事は、僕の大学院生活を振り返る記事であると同時に、こんなに素晴らしい場所に入るきっかけをつくってくれた人への、僕なりの感謝の気持ちでもあります。
そして、もう一つ。
あの日の僕と同じように、
「LDC、ちょっと気になるな」
「大学院で学んでみたいけれど、自分にできるかな」
と思っている誰かの背中を、今度は僕がほんの少し押せたらいいなと思っています。
僕はあの日、説明会に参加して、人生の選択肢が一つ増えました。
そして、その選択肢を選んだことで、素晴らしい先生たち、先輩・後輩、そして一生付き合っていきたいと思える仲間たちに出会いました。
何より、
「学ぶって、こんなに面白いんだ」
ということを知りました。
もし、少しでも気になっているなら。
まずは9月19日の説明会をのぞいてみてはいかがでしょうか。
もしかすると、その数時間が、これからの人生を少し変える時間になるかもしれません。
僕にとって、そうだったように。
立教大学大学院 経営学研究科 リーダーシップ開発コース(LDC)
2026年9月 入学説明会
2026年9月19日(土)13:30〜17:00
立教大学池袋キャンパス/Zoomによるハイフレックス開催
そして、この記事を書くきっかけになった紀藤さんの記事も、ぜひ。
