異業種からWebエンジニアへ──Thinkingsで挑戦し「自走」するまで
Thinkingsは、「誰もが意志ある仕事をするために、誰もが使える方法をつくる。」をミッションに、現在エンジニア採用を強化しています。累計2,400を超える企業・官公庁に導入される採用管理システム「sonar ATS by HRMOS」を提供しています。
今回は、エンジニアインタビュー第3弾として、2024年11月に入社し、2025年6月からユニットリーダーとして活躍する中居さんに、「異業種からWeb開発に挑戦し、入社後どのように自走しはじめたか」についてお聞きしました。

これまでのエンジニアインタビューはこちら
①レンコン農家からエンジニアへ、そしてスクラムマスターへ — Thinkingsで広がった新しいキャリア|Thinkings株式会社 公式
②「採用活動を止めない」【SREの仕事】sonar ATSを支えるエンジニアの裏側 |Thinkings株式会社 公式
異業種からWeb開発へ。Thinkingsでの挑戦
── これまでの経歴や現在の働き方について教えてください。
中居:前職では製造業の生産技術職として働いていました。工場の設備改善やシステム開発に携わっていましたが、Webエンジニアへの転換を決めました。今は大阪を拠点に、リモートで働いています。2024年11月に入社して、現在はsonar ATSの開発チームでユニットリーダーを担当しています。

── 異なる領域への転換ですね。前職ではどのようなお仕事をされていたのでしょうか?
中居:前職では、工場現場の生産設備の導入や改善に加えて、生産現場の課題を解決するためのソフトウェア開発も担当していました。また、外注で開発を委託したシステムの導入も対応していました。C#のデスクトップアプリ、Excel VBAでの業務支援ツール、Power BIを使ったデータ可視化など、小規模な開発が多かったですね。
印象に残っているのは、モーター工場での作業支援システムです。工場では、数百種類の部品ごとに作業手順が違うため、作業ミスが発生するという課題がありました。そのため、バーコードを読むとその品番に合った作業手順をモニターに表示する仕組みを作りました。現場の困りごとを自分のスキルで直接解決できることが面白かったですね。
── そこからWeb開発への転換を決断できた背景と、Thinkingsに惹かれたポイントを教えてください。
中居:もちろん不安はありました。でも「飛び込んでみたい」という気持ちの方が強かったです。
前職では担当業務が幅広かったのですが、生産技術の仕事の中でも一番面白いと感じていた、「システム開発」にもっと特化した仕事がしたいという思いが強くなりました。特に、Web開発の分野は今後も進化し続けると確信していたので、個人開発での勉強もしていました。そこで、思い切って挑戦することに決めたんです。SaaS開発やWeb開発の会社を、業種を絞らず幅広く見ていました。
Thinkingsに惹かれた理由は2つあります。
ひとつは外注に頼らず、自社のエンジニアだけでプロダクトをつくっていること。技術力の高い人たちと切磋琢磨しながら働ける環境にワクワクしました。
もうひとつは採用管理システムの将来性です。HRTech領域を調べると、「ATS」自体がもっと伸びていく分野だと可能性を感じました。”採用”という人が介入しつづける分野のため、人に合わせてシステムが業務改善しつづける進化の余地が大きいと感じました。

入社前の不安と、実際に感じたギャップ
── 入社前にはどんな不安がありましたか?また、実際に入社してから感じたギャップや驚きを教えて下さい。
中居:不安だったのは「自分の技術が通用するか」でした。前職では独学で比較的小規模なシステムを作っていたので、通用するのか分からない部分が正直ありました。でも、このあたりには自分の知識が役立てられそうだとか、この領域にはほとんど役立たないだろうなと、ある程度の想定はしていたので、入社してからはそこまで大きなギャップは感じなかったですね。
一番驚いたのは、sonar ATSのシステム規模の大きさです。「ここを変更したらどこに影響が出るのか」が全体像としてなかなか把握できず、最初はコードを編集するのが少し怖かったです。
環境面では、前職では出社して工場などの現場を見て業務を推進していたため、リモートワークでどのようにコミュニケーションしていくのかが少し不安でした。でも、実際には、デイリーの打ち合わせや定例、ビデオONで話すなど、リモートワークだからこそ”コミュニケーションの場や仕掛け”がしっかり設計されていて、かなり早い段階で不安はなくなりました。
文化面では、情報共有がわりとハイコンテクストなことに驚きました。必ずしも細かいルールがドキュメント化されているわけではないのに、「みんなが暗黙で理解していること」が結構あります。仕様書ありきではない”スクラム開発”だからというのもあると思いますが、Thinkingsは比較的多いと感じました。
その点は慣れるまでに多少苦労しましたが、大きく困るということはなかったんです。というのも、相談できる場がきちんと仕組み化されていたからです。ハイコンテクストであってもコミュニケーション量が多いので上手くいっているんだと感じています。
入社後の立ち上がりを支えたサポートと、自分なりの工夫
── 入社してからどのようなサポートがありましたか? 特に助かった仕組みや環境があれば教えてください。
中居:新入社員向けのオンボーディング・デイリーミーティングは本当に助かりました。毎日30分マネージャーと気軽に話せる。「誰に聞くべきかが分からない」という状態って、新しい環境で一番つまずきやすいところなんですが、そこをサポートしてもらえたのはすごくありがたかったです。
入社年度が同じ中途同期で集まる週1ミーティングもありました。開発環境の構築につまずいてもすぐに解決できたし、入社時のお困りごとの解決方法も共有されていて助かりました。sonar ATSの仕様についても、同期同士で情報交換できました。
ユニット配属後は、デイリースクラムで毎日ユニットのメンバーと顔を合わせたので、疑問をすぐに聞けて、早い段階で業務をキャッチアップできました。雑談レベルの悩みも溜め込まずに済みましたね。
また、隔週でマネージャーとの1on1、月1回のテックリードとの1on1、さらにプロダクト開発部門の責任者との1on1など、色々な人と話す機会が設けられていることが良かったです。プライベートな相談まで聞いていただく場面もあり、頼りにしたい人が沢山います。

── 技術キャッチアップや新しい文化への適応で、特に工夫したことはありますか? また、前職の経験が活きたと感じた場面があれば教えてください。
中居:技術面で一番苦労したのは、Reduxというフロントエンドの状態管理です。初めて触る概念だったので難しくて…。同期のメンバーと一緒に、マネージャーが説明の時間を設けてくれました。
また、SaaSのクラウドシステム特有の仕組みを理解するのは大変でした。Azureのサービス、フロント、バックエンド、データベース、外部サービス連携、バッチ…sonar ATSはいろんな技術や仕組みが絡み合って動いているので、最初は全体像が全く見えませんでした。
そこで、「とにかく図に描く」「気づいたことをドキュメントに残す」ようにしました。自分で書いて、チームで認識合わせをしていく中で、だんだん理解が深まったと思います。前職では要件定義や企画など、上流の仕事を多く担当していたので、その経験はかなり活きましたね。「分かりやすい」と言ってもらえる場面もあって、自信につながりました。

―入社後に業務や環境に慣れていき「自走しはじめた」と感じたタイミングはありましたか。
中居:システムの全体像が分かったときが、自走できるようになったと思えたタイミングだったかなと思います。初めに入ったユニットの案件が「外部サービス連携」という、他社の情報を取り込む開発だったので、Azureのサービスに手を加えたりバッチ処理の動きを知れたり、ざっくりと全体像を把握する案件としてはすごくよかったと思います。
最初は “点”でしか理解できていなかった仕組みが、線でつながって見える瞬間があったんです。ATS内の処理を整理するうちにデータの流れが見えた。そのときにようやく、全体像が理解できた感覚がありました。

現在の仕事、プロダクトの面白さ、そして“人”の魅力
── 現在担当している仕事内容と、ユニットリーダーとしての役割について教えてください。
中居:sonar ATSの開発は1ユニット3~4名体制で、現在3ユニットあります(2026年1月時点)。開発軸にあわせて各ユニットに業務を割り振り、並列して開発が進むイメージです。ただし、優先度の高い作業が入れば担当ユニットの入れ替えなども柔軟に行います。
自分が所属するユニットでは、sonar ATS の「応募者リストのピン留め機能」を担当していました。ある条件で保存した応募者リストをWebブラウザのタブのように固定して、他の操作をしていてもすぐにアクセスできるようにする機能です。
スクラム開発では、基本的に“全員がリーダー”です。なので、ユニットリーダーに求められる役割は、メンバーに指示をしたり取り決めをしたりというより、マネージャーへのエスカレーションや、ユニット間での情報共有といった調整役が中心です。特に、ユニットとしての運用改善を推進していく役割が大きいと理解しています。
── sonar ATS の開発を通して感じる面白さや、Thinkingsで働く人たちの魅力について教えてください。
中居:まず、技術の幅が本当に広いです。「プロダクトは一つ」なのに、ここまで様々な技術を扱うことに最初はとても驚きましたが、経験の幅が広がることはエンジニアとして大きなメリットです。1つのプロダクトでも、複数の技術領域を横断してスキルアップできる環境です。
また、とにかく技術力が高い人が多い。同じユニット内でも、「そんな考え方があるんだ」と日々刺激を受けます。チーム開発でコミュニケーションも多いので、コミュニケーションスキルも鍛えられますね。1on1のサポートも手厚いですし、人に成長させてもらっているなと日々感じています。

これからの挑戦、そして転職を考える人へのメッセージ
── これから挑戦したいことはありますか?
中居:直近だと、AIをもっと開発プロセスに組み込んでいきたいです。ThinkingsではGitHub Copilotが導入されて、コードだけでなくドキュメント作りにも活用できるようになりました。作業の効率化だけでなく品質向上にも生かしていきたいです。例えば、不具合が出る前にAIでチェックしたり、設計段階でレビュー品質を上げたり、可能性はいろいろあると感じています。
もう一つは、マネジメント経験をもっと積んでいきたいです。生産性や品質を上げていくには、チームや組織で「仕組み」から改善していく力が必要です。ユニットリーダーの経験を生かしつつ、より大きな視点でチームや組織をより良くしていけるようになりたいですね。
── 最後に、異なるバックグラウンドから転職を考えている人へ、メッセージをお願いします。
中居:まず、「本当にやりたいのか」を自分としっかり対話することが大事だと感じます。転職って不安もあり勇気もいる。でも逆に、“やりたい” がはっきりしていれば、どれだけハードでも前に進めると実感しています。
Thinkingsの開発文化を一言で表すと、「楽ではないが、孤独ではない」。システムは複雑だし、開発スピードも速くて大変なこともあります。でも、困っていると誰かが助けてくれるし、切磋琢磨しながら、技術的にも人としても仲間に支えてもらえる環境です。「Thinkingsでなら、挑戦できる」と感じられるかもしれません。
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