第133話 人間関係を減らしたら、本当に大切な人が見えた
教員として働く中でうつ病を経験し、休職・入院・リワークを経て回復の途中にいます。
このnoteでは、うまくいかない日も含めた闘病の記録と、自己肯定感について綴っています。
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うつになる前、私の連絡先には
たくさんの名前が並んでいました。
職場の同僚、
保護者、
地域の知人、
学生時代の友人。
でも正直に言うと、
その中で本当に気が休まる相手は、
どれだけいたのだろうと思います。

それだけでエネルギーを使う…
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人間関係の多さを
豊かさだと思っていた
以前の私は、人間関係の広さを
生きることの証明のように感じていました。
誰かに必要とされていること。
呼ばれたら行くこと。
頼まれたら断らないこと。
それが「社会の中にいる自分」を
確認する方法でした。
でも、その関係の多くは
「いなければいけない場所」に
「いなければいけない自分」でいるための
関係でした。
本音は言えません。
弱さは見せられません。
疲れていても、元気なふりをします。
そういう関係を、たくさん持っていました。
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うつになって関係が減った
療養に入ってから、
人間関係は自然と減っていきました。
連絡が来ても返せない日が続きました。
誘われても行けない日が続きました。
会いたくても会う元気がない日が続きました。
最初は怖かったです。
「嫌われてしまう」
「忘れられてしまう」
「社会から切り離されてしまう」
そう思っていました。
でも実際に起きたことは、
思っていたのと少し違いました。
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減った後に残ったもの
連絡が来なくなった人がいました。
誘いが途絶えた人もいました。
それは寂しかったです。
でも同時に、こちらが何も言わなくても
そっと気にかけてくれる人がいました。
「最近どう?無理しないでね」と
メッセージを送ってきてくれる人がいました。
「返信しなくていいから」と
一言だけ連絡をくれる人がいました。
人間関係が減ったことで、
その人たちの存在が、
はっきりと見えました。
それまで多くの関係に埋もれて、
見えにくくなっていた人たちでした。
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気づいたのは温度感
数が減ったことで、
一つ一つの関係の温度が
わかるようになりました。
義務感から続いていた関係は、
距離を置くと自然に消えていきました。
本当のつながりだった関係は、
距離を置いても、消えませんでした。
むしろ、正直に「今はしんどい」と伝えたとき、
「そっか、無理しないで」と返ってきました。
弱い自分を見せても壊れない関係が、
本当の関係でした。
これは頭でわかっていても、
実際に試してみないとわからないことでした。
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関係が少ない方が
深くつながれる
人間関係が減ってから、
気づいたことがあります。
少ない方が、関係が深くなりました。
一つ一つの関係に、
ちゃんと向き合えるようになりました。
以前は多くの人と浅く繋がっていました。
今は少ない人と、深く繋がっています。
どちらが豊かかと聞かれたら、
今の方が、圧倒的に豊かです。
人間関係は、数ではなく温度でした。
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おわりに
人間関係を減らすことは、
孤独になることではありませんでした。
本当に大切な人と、
本当の形でつながるための整理でした。
減らしたことで、残ったものが見えました。
残ったものは、少なかったけれど、
確かに温かかった。
もし今、人間関係に疲れているなら。
少し距離を置いてみてもいいと思います。
それで離れていく関係は、
今のあなたには少し
重かった関係かもしれません。
それでも残ってくれる人が、
本当に大切な人です。
人間関係は、減らしても大丈夫です。
減った分だけ、見えるものがあります。
あの入院した時間がなければ、
私は今も、広くて浅い関係の中で、
疲れ続けていたかもしれません。

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