診断士仲間の紹介でネイリストとして中学校で授業をした話
遡ること9ヶ月ほど前、診断士仲間のKさんが「名古屋市内の小学校で出前授業をしてきた」とFacebookに投稿していた。
そこにあった
「興味がある方は声をかけてください」
を鵜呑みにしたわたし。
やったことがない関心ごとには、とにかくチャレンジしたいのだ。
わたしは早速、Kさんにメッセンジャーを送った。

わたし、行動力だけはあるんですよね。思い立ったら即動く!
Kさんはリアクションが早い方で、この後すぐにレスがあり、これまでのわたしの経歴や実績などを簡単な文面にてお伝えした。
Kさんからは、このように聞いていた。

すると翌日。

嘘でしょ?まだ半日しか経ってないのだが。
嬉しい急展開にテンションが上がった。
ここからはトントン拍子。
担当者の方からすぐに直接ご連絡をいただき、やりとりが始まった。
中小企業診断診断士ではなく、ネイリスト!
後日、担当者のMさん(女性)とzoomで、お打ち合わせをさせていただいた。キャリア教育プログラム内で行われる職業体験の授業を担当してほしいとのこと。

その際、メールで事前にいただいた企画書を拝読し、驚き!!
まさかの、ネイリスト案件だったのだ。
確かにわたしは、ネイリストとしての接客経験があることをPRする場面もあるが、まさかそこにフォーカスしてご依頼くださるとは!
現在はコンサル業であることをお打ち合わせの際に伝えたが、全く問題ないとのこと。
どこまで踏み込んで話していいのか、何を伝えるのが正解なのか。
そんなことを考えながら、でも「やってみよう!」と決めたのだった。
名古屋市内某中学校でのキャリア教育
今回は、わたしの自宅から自転車圏内に立地する中学校にて、2年生を対象にした「しごと探究の旅 ~出会いがひらく、わたしの可能性~」というキャリア教育プログラムの一環だった。
この日は10の職業から生徒が1つを選んで体験する形式で、ネイリストのほかにも、大工、パティシエ、アナウンサー、公認会計士、スタイリスト、商品開発、看護師など、実に多彩。どの職業も「ガチ」のプロが教えに来ていた。
わたしの担当教室には、6名の女子生徒が参加してくれた。みんなキラキラした目でやって来たのが印象的だった。
プレゼン資料に込めた想い
授業の冒頭はスライドを使って、ネイリストという仕事について話した。
スライドは、JCが喜びそうなものをGensparkが自動生成してくれた。

ネイリスト歴は通算にした。今でも技術を提供しているのでよしとしよう!

・どんな技術が求められるのか
・どんなお客様が来るのか
・心理的なケアの一面もあること
・なぜこの仕事を選んだのか
・そして「ネイリストの課題」と「ネイリストの魅力」
具体的には、以下のスライドを用いて話をした。


正直、ネイル業界の「華やかさ」だけを伝えるのは違うと思っていた。だからこそ、体力的に大変なことや、収入面でのリアルも包み隠さず話した。

キャリア教育については、ビジネス感覚を養うことも大事。

ワークショップと、生徒たちの真剣なまなざし
後半は体験ワーク。
最初に、事前準備として、ネイリストには欠かせないオレンジウッドスティックをエメリーボード(やすり)で削る方法を伝授。

意外とコツがいるので、みんな真剣そのもの。
途中休憩時間になったのに、促しても誰も休まない 笑
「大丈夫です!」と削り続ける彼女たち。
次は、ネイルチップにカラーやアートを施すワークショップだ。

たくさん持っていったカラフルなネイルポリッシュを広げて、
「みんな、すきに使って!推しのメンカラ(メンバーカラー)を選んでもいいよ!」と伝えると、みんな「わぁ、すごい!!」と歓喜してくれた☺️
様々なデザイン用のパーツもテーブルに並べ、自由に選んでもらった。
各自が持ってきたタブレットですきなデザインを選び、黙々と仕上げていく。お互いの作品を見せ合って「かわいい!」「その色いいね!」と盛り上がりつつも、手元は真剣そのもの。JCの集中力、すごい👏
わたしにしか伝えられないメッセージ
ワークと片付けが終わって残り7分ほど、ラストメッセージを伝え、質疑応答となった。
わたしはあえて、「今メインではネイリストの仕事をしていない。今は資格をとってコンサルタントをやっている」ということをはっきり伝えた。
みんなが将来どんな仕事を選んでもいい。ネイリストでも、それ以外の仕事でも。大事なのは行動すること。失敗なんてない。選んだことを自分で正解にすればいい。わたしみたいに大きく方向転換することもできるのだから。

これこそ、他のネイリストでは彼女たちに伝えられない、ましてや他のコンサルにも伝えられないことだと思ったのだ。
中学生にとっては、まだまだ「将来」はぼんやりしている。だからこそ、「いま選んでる道が正解かどうか」よりも、「選んだ道を正解にしていくこと」の大切さを届けたかった。

JCの推し活事情
授業が終わって講師控室に送ってくれた生徒とは、推し活の話で盛り上がった。
「ネイルをして、ライブに行けたらいいなって思いました」というので「誰推し?」と聞いてみる。
「騎士X(Knight X)のばぁうくんです!」って言われて、わかってあげられなかったわたし。
「ごめん、聞いておいてなんだけど、あまり詳しくなくて。どんな人?」
「すとぷりと同じ運営のグループです」
「ああSTPRだ!長女がすとぷりのさとみくん推しだから、よくグッズ買わされる」
「だったら、ナイトエックスの赤って言ってもらえれば絶対に伝わります!」
こんな感じで、嬉しそうに推し活のこと話してもらえた!
よかった!!
ちなみに、自宅に帰ってから長女に聞いてみた。
「ナイトエックスの赤って誰?」
「ああ、ばぁうくんね」
と秒で返ってきたのはさすが 笑
お礼のメッセージに感動!
講師控え室で少し待機するように言われる。約10分後、生徒たちからメッセージが届けられた。

ある生徒からのメッセージがこちら。
「私は今回の授業を通じて考えるだけでなく、とにかく行動することの大事さを学びました。ネイルチップもお話も、時間を忘れる位とても楽しかったです!今回学んだことを未来につなげていきます。今日はほんとにありがとうございました。」
なんかもう、あの場にいられただけで嬉しいな、と。
伝えたつもりが、伝えられていたのは自分のほうだった
教えることで、実は自分が一番学ばされている。講師業をやっていて常々思っていることを、あらためて再確認できた。
今回の出前授業を通じて、わたし自身が自分の仕事の意味や価値を再確認できたし、「やっぱりネイルっておもしろいな」「あの時ネイリストを選んでよかったな」と心から思えた。
もしあの日参加してくれた生徒たちの中から、将来本当にネイリストになる子がいたら…もう、それだけで最高!
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