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2. StackChanのなぞ~「3つの拡張ポートと4つの基板」編


StackChan 3つの拡張ポート

M5StackChan AI Desktop Robot (ESP32-S3)

StackChan(M5Stack公式版)には3つの拡張ポート(4ピンのコネクタ)がついています。

Q. I2C、GPIO、UARTとは何ですか?
A.
StackChanの側面に搭載されている3つのポートは、いずれもGrove規格に準拠しており、多数の市販Groveモジュールが直接接続可能です。

Grove(グローブ)

Groveは、M5Stackが採用するSeeed Studio社が定めたコネクタおよびモジュールの規格です。主な特徴は以下の通り:

  • コネクタ形状:HY2.0-4P(4ピン)コネクタを使用し、GND、電源(通常5Vまたは3.3V)、信号線2本を統一したレイアウトとしています。

  • 利点:センサーやアクチュエータなどの周辺機器を、はんだ付けなしで簡単に接続・交換できる点にあります。M5Stackエコシステム全体で広く互換性があります。

  • 色分けによる用途表示(StackChanの場合)

    • 赤色(PORT.A):I2C通信用

    • 黒色(PORT.B):汎用入出力(GPIO)用

    • 青色(PORT.C):UART通信用

1. I2C(Inter-Integrated Circuit)

I2Cは、2線式のシリアル通信バス規格です。

  • 主な用途:センサー類(温湿度、加速度、距離、IMUなど)、小型ディスプレイ、RTC、EEPROMなどの低速デバイスに最適です。

  • 特徴:マスター(主装置)とスレーブ(従装置)の関係で動作し、1本のバス上に複数のデバイスを接続可能。各デバイスは固有のアドレスで識別されるため、配線が少なく済む。通信速度は比較的低〜中速です。

  • 使用する信号線:SDA(Serial Data)、SCL(Serial Clock)

  • StackChanでの該当ポート:PORT.A(ピン: G2=SDA、G1=SCL)

2. GPIO(General Purpose Input/Output)

GPIOは、汎用入出力ピンを意味します。

  • 主な用途:ボタンやスイッチの入力検知、LEDやリレーの駆動、サーボモーターのPWM制御、アナログセンサーの読み取りなど。

  • 特徴:各ピンをソフトウェアで柔軟に設定可能。デジタル入出力、PWM出力、ADC入力、割り込み機能などに対応し、拡張性が高い。

  • StackChanでの該当ポート:PORT.B(ピン: G9、G8)

3. UART(Universal Asynchronous Receiver-Transmitter)

UARTは、非同期シリアル通信の規格です。

  • 主な用途:GPSモジュール、他のマイコンとの通信、Bluetoothモジュール、音声合成/認識モジュール、デバッグ用コンソールなど。

  • 特徴:クロック線が不要で、シンプルな2線(+GND)で双方向通信が可能。ボーレートを合わせる必要がある。

  • 使用する信号線:TX(Transmit)、RX(Receive)

  • StackChanでの該当ポート:PORT.C(ピン: G17=TX、G18=RX)

まとめ

StackChan側面の3ポートはGrove規格で提供され、PORT.A = I2C、PORT.B = GPIO、PORT.C = UARTとして標準化されています。
各ポートはソフトウェア上でピンの再割り当てをすることも可能ですが、Groveモジュールとの互換性や保守性を考慮すると、デフォルトの用途に従うことが推奨されます。

  • PORT.A(I2C)CoreS3に搭載されている

  • PORT.B(GPIO)、PORT.C(UART):ボディ側のBase Adapter Boardに実装されている


StackChan 4つの基板

Q. Base Adapter Boardとは何ですか?
A.
Grok > StackChanは CoreS3(コントローラー)とロボットボディで構成されており、ボディ側には4つの基板が搭載されています。

1. Base Adapter Board

CoreS3とStackChanボディを接続するインターフェース基板

左がBase Adapter Board(基板の裏側にあたる)。右が取り外したCoreS3
  • サーボ制御回路(シリアル:G6/G7)

  • IR回路(G5/G10)

  • I2Cバス拡張回路(G11/G12)

  • IO Expander(PY32L020)搭載

2. Base Touch Board

タッチ入力・視覚フィードバック・NFC読み取りを扱う基板

ボディの上部に張り付いているBase Touch Board。外して裏返すとタッチパネルが見える
  • 3ゾーンタッチパネル(Si12T系)搭載

  • RGB LED(WS2812C 12個)搭載

  • NFCモジュール(ST25R3916/I2C 0x50/アンテナ内蔵)搭載

LEDの駆動・制御はBase Adapter BoardのIO Expander経由で行われます。

3. Base Power Board

USB-Cからの充電・バッテリーからの給電を管理する基板

StackChan背面パネルの奥にあるBase Power Board
  • 550mAhバッテリー搭載

  • AXP2101電源管理IC搭載

  • BM8563 RTC搭載

  • INA226バッテリーモニタ(I2C 0x41)搭載

  • サーボモーターへの電源供給用コネクタが配置

サーボの制御信号はBase Adapter Board経由です。

4. Base Ring Board

ヨー軸サーボの360°連続回転に対応するための基板

足(写真右側)を外すと見えてくるBase Ring Board(左側)
  • 回転時でも電源・信号を維持するスリップリング相当の機構を搭載

  • 本機構により、StackChanの足下にあるUSBポート(写真右側にある)は回転中でも安定した給電・通信が可能

なお、USBによる給電・ファームウェアの書き込みは、CoreS3側ではなくボディ側のかかとにあるUSBポートを使用することが公式に推奨されています。

StackChanのなぞ~「充電ポートはどっちだ?」編より。CoreS3側のUSBポートは❎非推奨

各基板の写真は以下の動画から切り出しました。

StackChan Repair Kit is a repair kit for the StackChan robot, specifically designed to address issues such as damaged/detached ribbon cables, missing/stripped screws, loose housing, and host/body replacement for the StackChan. It is suitable for assembly, modification, and daily maintenance.

上記は電子工作の素人がGrokにまとめさせた情報です。誤りがありましたらご指摘頂けると幸いです。(オリジナルのX記事はこちら

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