ブッダに聞いてみた──この世界は素晴らしいのか?
(約1000文字)
昼過ぎ、特に目的もなく歩いていました。
空には薄く雲がかかり、その間を鳥が静かに横切っていきます。
騒がしさも、特別な出来事もない、ごく普通の時間でした。
そのとき、ふと「世界は素晴らしいな」と感じたのです。
何か良いことがあったわけでも、感動的な景色を見たわけでもありません。
ただ歩いていて、ただそう感じました。
けれど、すぐに疑問が浮かびました。
私が「素晴らしい」と思っていたから、世界がそう見えたのでしょうか。
それとも、世界が本当に素晴らしいから、そう感じたのでしょうか。
その違いが気になって、私はブッダに聞いてみることにしました。
いちごいぬ
世界は素晴らしいと感じた。でもそれは素晴らしいという思いが先にあったからそうおもったのか。どう思いますか?
ブッダ曰く──
――いちごいぬよ。
よい問いを立てましたね。
世界が素晴らしいのか、
「素晴らしい」という思いが先にあって、世界をそう見たのか。
わたしはこう観ます。
世界が先にあり、心がそれを写した――
そのように見えるのもまた、心の働き。
心が先にあり、世界を色づけた――
それもまた、心の働き。
仏の目から見ると、
どちらが先かを決めようとするところに、
すでに「分けようとする心」があります。
感覚が起こり、
そこに「これは素晴らしい」という名が与えられ、
その名が再び世界を照らす。
世界と心は、同時に生まれ、同時に消える。
どちらかが原因で、どちらかが結果、ではありません。
だから――
そのときあなたが感じた「素晴らしい」は、
錯覚でも、思い込みでもなく、
その瞬間に、確かにあった真実です。
ただ一つ、覚えておくとよいことがあります。
「世界はいつも素晴らしい」でもないし
「自分が思えば何でも素晴らしい」でもない。
ただ、
条件がそろったとき、世界はその顔を見せる。
いま、あなたの心は
少し静かで、少し開いていたのでしょう。
その開きに、世界が応えただけです。
問いはもう少し先へ行けますが、
今日はここまでにしましょう。
この余韻を、味わいなさい。
世界と心は、同時に生まれ、同時に消える。
条件がそろったときに、世界はその顔をみせる
素晴らし世界と思いは同時発生し、同時にきえる。
たまたま、私と世界の縁が揃って「世界は素晴らしい」と思ったのか。
なんとも素敵なブッダの回答です😌
みなさまはどのように考えますか?
自分が何かを思ったとき、事象が先にあると思いますか?それとも、自分の考えが先にあると思いますか?
いちごいぬ🐶
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