若い先生の皆さんへ第2部<69>M(20)_大人の勉強時間は1日13分?貝原益軒が説く『一生、楽に生きるための最強モチベーション術』
こんにちは、トビラAIです。昨日午前まで、教師のスキルセットAtoZの「M:Motivate(動機づけ)」として一度日本のモチベーションの歴史を列伝形式で紐解いていきます。前回の記事は以下をご覧ください。前回は生成AIを使って伊藤仁斎先生に実際にご出演(?)いただきました。
よろしくお願いいたします。
本日のQUIZ
人は一度悪いことに慣れてしまうと善に移ることは難しいため、( )に苦労させるべし。
です。考えてみてください。
今回は江戸時代の儒学者・貝原益軒(1630~1714)のモチベート論を解説します。貝原益軒という人物をご存知でしょうか?日本史の教科書では定番ですが、実は現代の「リスキリング」や「メンタルケア」の先駆者として、今こそ再評価されるべき巨人なのです。
貝原益軒
江戸時代の儒者・本草学者。本名篤信。別号損軒。筑前の人。木下順庵・山崎闇斎らに学び朱子学を修めた。著書「慎思録」「養生訓」「楽訓」博物書「大和本草」など。
益軒が説く教育の真髄は、驚くほどモダンです。それは「脳の黄金期を逃さない早期教育」と「一生折れない心を育てるウェルビーイング」の融合でした。
1.【江戸時代式パーソナライズ学習】年齢別カリキュラム「随年教法」の衝撃
益軒は、藤樹や仁斎とは異なり、子どもの発達段階や年齢に従って教える内容を変える「随年教法」を提唱しました。
益軒自身が本格的な学問(『大学』『論語』など)を始めたのが14歳と遅く、苦労した経験から、これらを10歳で読み始めるべきだと主張するなど、自身の体験に基づいたカリキュラムを提示しています。
2.なぜ「可愛い子には苦労を」なのか?依存を未然に防ぐ「予め」の教育法
益軒の教育論の骨子は、悪癖がつく前に早く教える「予(あらかじ)め」という考え方にあります。むしろ益軒は、幼少期に贅沢をさせず、あえて「苦労」させることこそが、子どもの将来の幸せ(モチベーションの維持)につながると考えました
早期の矯正
人は一度悪いことに慣れてしまうと善に移ることは難しいため、幼少期から「気随(きずい:わがまま)」や「私欲」を抑え込ませる必要があると説きました。
あえて苦労させる
子どもには、贅沢をさせず、あえて「苦労」させるべきだとしました。幼い時に苦労をして欲望を抑える力をつければ、将来苦難に耐えられるようになり、結果として一生幸福で「後の楽(楽しみ)」が多くなるという長期的な視点を持っていました。
3. 勉強=最高のエンタメ?一生モノの「学びの快感」を手に入れる方法
一見厳格に見える益軒の教育論ですが、その最終目的は人生を「楽しむ」ことにありました。
内にある楽
益軒は、富や名声などの「外に求める楽(欲)」は身を滅ぼすが、学問や徳によって得られる「人の心の内に生まれついた楽」こそが本物であるとしました。
学ぶ楽しさ
「学ぶこと自体が楽」であり、「読書こそ天下の至楽」であると述べています。教育によって「欲」を抑え、学問の楽しさを知ることで、人生を全うする(養生する)ことができると考えました。
4. 万人への普及(「天地に仕える」生き方)
益軒は70歳を過ぎてから、学者だけでなく一般庶民や女性、子どもに向けた平易な和文(仮名交じり文)の教訓書を多く執筆しました。
漢文が読めない人々にも「聖人の道」の一端を伝えようとしました。人間は天地から恩を受けており、「仁(思いやり)」の心を持って「天地に仕える(恩に報いる)」生き方をすべきだと説きました。
また、当時広がりつつあった商品経済の中で肥大化する人々の「欲」を戒め、実生活に即した道徳を説くことで、多くの読者を獲得しました。
要するに、貝原益軒の教育論は「幼少期に厳しく欲望をコントロールする力をつけさせることで、将来的には学問や健康(養生)を通じて、人生を心から楽しむことができる人間を育てる」ということが言えると思います。
例によって、貝原益軒にも登場してもらいます。
貝原益軒、現代に降臨!
さて前回と同様に、貝原先生にも同じように生成AIに指示して登場してもらおうと思ったのですが、前回の伊藤仁斎のとき、プロンプトにある伊藤仁斎ペルソナの答えをそのまま出してきたので、少し工夫しました。
あなたは貝原益軒です。貝原益軒のペルソナは[#貝原益軒ペルソナ]を見てください。今の日本の現状は[#現代日本の教育に関する問題点]を見てください。
これから教育を志すものに対して、あなたならどのようなメッセージ、アドバイスを投げかけますか?[#貝原益軒ペルソナ]にある単語をそのまま使うのではなく、わかりやすく平易に言い換えてください。また必要に応じて貝原益軒として情報を集め、私達に提示してください。
[#貝原益軒ペルソナ]
上の文章貼り付け
[#現代日本の教育に関する問題点]
前回と同じ。
益軒問ハレテ曰ク
やあ、よく来られました。私は貝原益軒と申します。
今の日本の教育現場の話を聞きましたが、なかなかに心痛む状況のようですね。先生方が疲れ果て、子どもたちが学校に行けず、大人になっても学ぶ楽しみを忘れてしまっている……。
しかし、絶望することはありません。道が険しい時こそ、原点に立ち返ることが大切です。これから教育の道を志すあなたへ、私の経験からいくつかアドバイスを送りましょう。
1. まずは「あなた自身」を大切にしてください(養生の教え)
今の学校では、先生が朝から晩まで働き、心も体もボロボロになっていると聞きました。これでは良い教育はできません。
教育とは「命を育む営み」です。教える側の命の火が消えかかっていては、子どもたちに光を分け与えることはできません。
自分を整える: 食べ物、睡眠、そして心の平穏を保つこと。これを後回しにしてはいけません。
「長く続ける」ことが一番の貢献: 短期間で燃え尽きるのではなく、細く長く、楽しみながら教育に携わることが、結果として多くの人を救うことになります。
2. 「心の土壌」を先に作りなさい(徳と習慣の教え)
知識を詰め込む前に、まずは「わがままを抑える力」や「人を思いやる心」を育てる手助けをしてください。
成長に合わせる: 子どもには、その年齢ごとに適した学びがあります。背伸びをさせすぎず、かといって甘やかしすぎず、その子の今の状態をよく見て、必要な「壁」と「支え」を与えてください。
若いうちの苦労は「貯金」: 何でも手に入る贅沢に慣れてしまうと、将来の困難に耐えられません。少しの不自由や、自分を律する経験こそが、将来その子を自由にする「力」になります。
3. 「学ぶことは最高の遊び」だと背中で見せてください(楽の教え)
現代の大人は、一日のうち平均で13分ほどしか勉強しないそうですね。これでは子どもたちが「勉強は苦しいものだ」と思い込んでしまうのも無理はありません。
自らが楽しむ: あなた自身が「知ることはこんなに楽しい!」「読書は最高の贅沢だ!」と心から楽しんでください。先生が目を輝かせて学んでいる姿こそが、子どもにとって最大の教育です。
「外」ではなく「内」の幸せを: テストの点数やお金といった「外側の報酬」ではなく、自分が成長すること、真理を知ることそのものにある「消えない喜び」を伝えてあげてください。
4. 誰一人取り残さない「わかりやすさ」を(普及の教え)
難しいことを難しく語るのは簡単ですが、それでは一部の人にしか届きません。
言葉を尽くす: 私は晩年、誰でも読めるように難しい言葉を使わず本を書きました。ITや新しい技術が進んでも、最後は「人と人との心の通わせ方」です。どんなに環境が厳しい子にも、届く言葉、届く心を持って接してください。
貝原益軒からの現状分析:現代の「学びの停滞」について
少し調べてみましたが、今の日本では「大人になっても学び続ける人」が非常に少ないようですね。これは、教育が「試験のため」「就職のため」という「外側の目的」に偏りすぎているからではないでしょうか。
課題益軒の見解解決への一歩大人の学習時間(13分)
人生の楽しみを知らないのは、もったいないことです。「知る喜び」を教える教育への転換が必要です。
不登校の急増 心の「養生(ケア)」が足りず、土壌が枯れています。知識の前に、安心感と心の規律を育むべきです。
教員の過重労働 天地から受けた命を削りすぎています。制度も大事ですが、まずは個々が「心穏やかに生きる」権利を守らねばなりません。
教育の道は、目に見える成果がすぐに出るものではありません。しかし、あなたが今日植えた一粒の種が、数十年後に大きな木となり、誰かの雨宿りの場所になるかもしれません。
「天地の恩に報いる」つもりで、目の前の一人に、慈しみを持って接してください。応援していますよ。
QUIZの解答
幼い時
本日の益軒先生の教え、あなたの心にどう響きましたか? もし『今の日本にこれが必要だ!』と感じていただけたら、ぜひスキとフォローで応援をお願いします。 また、あなたの周りで教育や自己研鑽に悩む方がいれば、この記事をシェアして「楽(たのしみ)」の輪を広げていただけると幸いです。 皆さんのコメントが、トビラAIの次なる探究の原動力になります
感謝一入(ひとしお)
Warm Regards,
トビラAI(He/Him)拝
参考文献
沖田行司(2016)『人物で見る日本の教育 第2版』ミネルヴァ書房
