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「暁のヨナ」3〜8巻(43話)ネタバレ感想♡集結 ― 待ち続けた者たちの始まり ―

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「暁のヨナ」1、2巻ネタバレ感想♡幼なじみ3人が、同じ夜に「別々の使命」を生き始めた話


l■ 王の物語じゃない。これは“待っていた側”の物語だ

3巻から、空気が変わる。

ヨナが強くなりたい、と言い出すとか、四龍を探す旅に出るとか、もちろんそれもある。でも私が震えたのはそこじゃない。

これってさ。

ずっと“待っていた側”の物語なんだよ。

キジャも、
シンアも、
ジェハも、
ゼノも。

生まれた瞬間から「違う」と言われて。

力を祝福と言われたり、呪いと言われたり。

自分の人生なのに、自分のものじゃない。

何百年も続く血の中で、「王を守る存在」としてだけ生きてきた。

でも、その王が来ない。

その時間の長さ、考えたことある?


■ シンアの仮面が外れた瞬間、私は泣いた

青龍の村。

力を誇るどころか、“隠せ”と教えられる人生。

目を合わせるな。
存在を知られるな。
使うな。

それでも村を守るために力を使ってしまった、幼い子。

あの仮面の下にあったのは、呪いの目じゃなかった。

息が止まるほど、きれいな瞳だった。

ヨナが逃げないで、まっすぐ見る。

あの瞬間、“青龍”が“シンア”になった。

名前をもらうって、こんなに救いなんだね。

「月の光」

もう、ここでダメだった。


■ ハクの「欲が出る」が刺さりすぎる

ヨナは言う。

守られるだけじゃなくて、自分も守りたい。

それに対してハクは言う。

守るとか言うな。欲が出る。

これ、恋だよ。

でも、ただの恋じゃない。

ハクは今、自分の感情を抑えないといけない立場。

ヨナは“主”で、ハクは“盾”。

自分のものにしたいなんて思ったら、崩れる。だから自分を“道具”にしようとする。

・・・なんなのこの男。ずっと我慢してるじゃん。


■ 「前王は酷い王だった」と言われた夜

これ、地味だけどめちゃくちゃ重い。

ヨナは初めて聞く。父が否定される言葉。

ヨナの世界では、優しい父だった。

でも民から見たら、弱い王。

ここで物語は、はっきり示している。

“正しさは立場で変わる”と・・・

ヨナはまだ答えを持ってない。でも、この揺らぎが、後の覚悟につながる。


■ ヨナが矢を放った瞬間、物語が変わった

クムジを討ったあの一矢。

あれはただの戦闘じゃない。

ヨナは初めて、自分の意思で、誰かを救うために命を狙った。

守られる存在だった少女が、“守る側”に一歩踏み出した瞬間。

私はあの場面で鳥肌がたった。ここからヨナは、どんどん進化を遂げることになる。


■ ジェハは「選んだ」

緑龍は、受け入れなかった。

生まれた瞬間から決まっている運命なんて、クソくらえって生きてきた。

なのに、ヨナに出会って心が揺れた。

“王だから従う”じゃない。

“自分で選んでついていく”

ここが大事。

四龍は、強制じゃない。選択なんだ。


■ そしてゼノ

軽い。
飄々としてる。
でも一番重い。

四龍が揃った。

予言では「何かが起きる」はずだった。でも、何も起きない。

この静けさが好き。

だって力が揃った瞬間に奇跡が起きる物語じゃない。

ゼノが聞く。

四龍を集めてどうしたいのか

ヨナの答え。

城に戻るためじゃない。

王座のためじゃない。

大地に立ち、苦しむ人を助けたい。

ここでヨナは、初めて“王”になった気がする。

戴冠じゃない。宣言。


■ 集結 ― 待ち続けた者たちの始まり ―

これは“出会い”じゃない。これは“肯定”。

何百年も、「何のために生きてるのか分からない」まま続いた血。

その存在理由が、やっと報われた瞬間。

四龍が揃った時、物語が始まったんじゃない。

彼らの人生が、やっと始まった。

私はそう感じた。


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