【な総和#8】“実物”がスイッチを入れる──試作品と出会う授業づくりの記録/なるほど!総合的な学習 ― 和菓子プロジェクトから見えた舞台裏8
子どもたちが和菓子職人に「自分たちの和菓子」を託してから、いよいよ試作品が届く。 それは、想像の世界から現実の世界へと学びが動き出す瞬間だった。 この回では、試作品との出会いが子どもたちの意欲をどう変えたのか、そして教師としてその機会をどう授業化したのかを、当時の指導案とともに振り返る。
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【目次】
1. 実物がもたらす学びのスイッチ
和菓子職人さんに商品を託した子どもたちは、次のステップとして「売り出し」に向けた企画を考える段階へと進んだ。 商品化に必要な要素を洗い出し、次のような班編成を検討したのである。
まず、商品名を考えるネーミング班。 ただし名前が決まれば役割が終わってしまうため、その後のためにポスター班を設けることにした。 さらに、商品のパッケージデザインを考えるパッケージデザイン班、商品につける説明文をつくる添え書き班、ホームページでPRするためのホームページPR班といった体制を整えた。

ただし、この段階で考えていく企画はあくまで「想像上の図案」にすぎず、やはり子どもたちの意欲やイメージには限界があった。
2. 研究授業とタイミングの妙
そんなときに届いたのが、待望の試作品である。 この知らせは本当にありがたかった。 やはり「実物がある」のと「ない」のとでは、子どもたちの表情も意識もまったく違ってくる。
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