あのときの感性をもう一度|lionさんのnote感想文
今日は、lionさんのnote感想文です。
きっかけは、lionさんのXポストでした。
【プチ企画】
— lion|考察・感想・レビュー・書評 (@lion77315005) March 12, 2025
あなたのnote記事を読んでプチ感想書きます(何か面白い視点がありそうだったら軽く考察も添えるかも)
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3月13日23時まで受け付けます〜気軽にご参加ください〜😊
モノカキングダムの応募作品に対して、熱量高く考察されていたのを羨ましく横目に見ていたわたしとしては、ポストを拝見してすぐに飛びつかせていただきました!
▽lionさんのX企画 まとめnote▽
ということで、今回はX企画のお返しという形で、lionさんの「声にならないさけびとなってこみあげるこの気もちは何だろう」の感想noteを書いていきたいと思います!
lionさんの「過剰考察」にインスパイアされた口なので、今回は段落ごとに丁寧に触れていきます!
▽今回、感想を書かせていただいた、lionさんのnote▽
谷川俊太郎さんの圧倒的存在感
「谷川俊太郎さんの作品と言えば」と言うと非常に数が多く、一致することは難しいかもしれません。
ですが、谷川俊太郎さんで印象的なものを挙げてと言われると、何かしらの作品が出てくる人のほうが多いのではないでしょうか。
そんな谷川さんの圧倒的な存在感を噛み締めることになった先日の訃報に寄せて、lionさんが合唱曲で歌った『春に』についてのお話になります。
ただ、個人的に導入の部分、モノカキングダムのテーマ「こえ」にかかる部分がとても印象的でした。
「ことば」には、音がある。
これはわたしもいつも思っていることです。自分が発するときに、漢字変換を意識して話しています。書く前に心のなかで”発声”しています。聞くことばも同様で、”聴いて”います。
こうしていると、使っている用語にどれだけ理解があるのかや思惑なども、おぼろげですが見えてくるような気がします。
そして、そんな「ことば」には流れを変える瞬間がある。その瞬間をlionさんは気にかけているというところで最初の章は結ばれます。
思えば、わたしもそうです。流れを変える魔法の一文、単語。そうしたものにたくさん触れてきて、自分も魔法使い見習いになることを志しました。
太字になっていなくても刺さる一文を作りたい、色が視え、情景が浮かび、思わず身体が反応してしまう。そんなことをいつも考えています。
「ちょっと男子ぃー」からの着眼点
ここ、凄く見事でした!
あるあるネタから入りつつ、そこに対してlionさんが思ったことは「『本当に男子生徒の声が小さいのか』が分からなかった」だったのです。
超スーパー自己中のわたしは、周りなどお構いなしで「わたしの歌を聞けー!」と言わんばかりに音楽でも存在感を出していました。
元来「モブのことなど知らない。そんなやつがどう言おうと、自分自身が納得の行くことをしたい」という尖り過ぎている性格です。中学校の合唱コンクールでは自身が歌うとともに、指揮者をやっていて悦に入っていました。
さらに、基本大人が求める言動を取るので、「ちょっと男子ぃー」というのはマンガのなかだけで、実際に言う側にも言われる側になることもありませんでした。
そんなわたしにとって、lionさんの視点はハッとさせられました。
そう、ここにわたしが反応しやすい決めつけ、もしくは、片側だけの視点がありました。言われなき非難。前提。主語(正しくは主題)が大きい論調は、こうしたすれ違いを生む温床だと思います。
とは言え、名指しにするのは角が立つし、ちょっと粗野な男子だと余計に言いづらいということなども絡んでいると思います。
「検証の仕様がない。もどかしい。」わたしも読んでいて、同じ気持ちに染まっていました。
そして、note公開者の心理に関するパートに繋がっていきます。
「承認欲求」という言葉だけでは乱暴すぎるのではないかという視点。正に、「書き手」であれば、激しく共感する部分ではないでしょうか。
これを公開したら〇〇…。〇〇には多くの要素が入るでしょう。でも、見てほしい、評価されたい。普段声にしにくい心の叫びに共感してほしい。わたしを含む多くのnoterさんの根っこにある想いだと思います。
そして、『春に』の歌詞が紹介されます。
思春期の葛藤。合唱コンクールという舞台においては、こうした思いはわたし自身が持っていたものとは少し違いますが、個人的に、以下の部分が超スキポイントです。
後ろの男子が緊張しながら、仮設の台に乗るときに、ぎしぎしと軋む音が聞こえる。歌う前の細かい音はあんなに鮮明に覚えているのに、なぜか肝心の歌が始まったあとのあの声は、よく覚えていない。
わたしは、人前に出ることや発表することを多く経験してきました。どちらかと言えば、得意な領域だと思っています。ですが、やっぱり、毎回直前まで緊張しています。
いざ、幕が上がればあとは「エイヤ」なのですが、そのカンジが凄く表現されていて、お気に入りの箇所です。
わたしが初めて自分で曲を作ったのが中学2年生のときでした。確かに今のほうが思考が円熟しているとは思います。
ですが、1つ1つのことに向き合う姿勢や些細な出来事からでも多くのことを受け取った感受性が、あの思春期真っ盛りの時期よりも繊細に受け取れているかというのは常に問うようにしています。
「春に」
相反する気持ち。あるいは、震災などのやり場のない気持ちを代弁してくれたという方もYouTubeのこの合唱曲のコメント欄で見かけました。
そういう意味では、「声にならないさけび」や「こみあげるこの気持ち」というのは、正に自分や現実に向き合っている方にとっての共通項なのかもしれません。
ですが、わたしは思うのです。この歌の題名は「春に」です。
「枝の先のふくらんだ 新芽が 心を つつく」。その後、胸の内に巡る感情が描写されます。
不安と期待が入り混じった、それでも可能性や新しい展開が待っている。確かに色々な気持ちが渦巻いてはいますが、大枠としてはそんな春へのポジティブな歌であってほしいと願うばかりです。
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