見出し画像

同じミスを繰り返すあなたへ。それでも「また振る」人が上手くなる

朝の光に消えていく、いつものスライス

早朝のティーグラウンド。
まだ空気がひんやりとしていて、
足元の芝には柔らかな朝露が残っています。

深呼吸をして、ドライバーを振り抜いた瞬間——。

白いボールは、
私の願いを裏切るように右の林へと吸い込まれていきました。

「……また右だ」

思わず苦笑いがこぼれます。

ゴルフ歴30年、インストラクターとして15年。
数千人のスイングを見てきた私でさえ、いまだに同じミスを繰り返します。

情けないけれど、これが「一人のゴルファー」としての私の日常です。


「なんで毎回同じなんだろう」は、愛情の言葉

ラウンドの帰り道、ハンドルを握りながら
さっきのミスを何度も思い返してしまう。

「あそこで力んだな」
「テイクバックが急ぎすぎたか」

そんな風に、自分を責めてしまう夜。
きっと、あなたにもありますよね。

でも、その時間は無駄じゃありません。

悔しいのは、本気だから。
気になるのは、もっと良くしたいから。

どうでもいいことなら、人はここまで考えません。

ミスをして、情けなくて、それでも「次はこうしよう」と思える。
その気持ちこそが、ゴルフを続けていく力なんだと思います。


現場で見てきた「伸びる人」の共通点

これまで、数えきれないほどのゴルファーと向き合ってきました。
その中で、今も忘れられない50代の男性生徒さんがいます。

野球経験があり、恵まれた体格の持ち主でした。
それでも彼は、とても慎重なスイングをしていました。

7番アイアンで120ヤード飛べば満足。
本人としては、しっかり振っているつもりだったのです。

私は「もっと振れますよ」と、少し強めに伝えたこともありました。
その方には、まだ使えていない力が残っていたからです。

ただ、彼のすごいところはそこからでした。

焦らず、丁寧に。
グリップ、構え方、上げ方、切り返し。

一つひとつを崩さず、淡々と積み重ねていったんです。

その結果、ミスヒットはどんどん減っていき、
再現性のあるスイングへと変わっていきました。

そして、初めてクラブを握ってからわずか2ヶ月後。
コンペに参加せざるを得なくなり、
挑んだ初コースの報告は「103」という驚くべきスコアでした。

コンペ後のレッスンで、
「コーチ、もっと振れって言っていた意味が分かりました」
「みんな同じ番手でもっと飛ぶんですね!」

そのとき、7番アイアンは160ヤード近く飛んでいました。

もともと、その力はあったんです。

ただ「自分には無理だ」というリミッターが、
反復の中で、静かに外れていっただけでした。


「変化がない」を「丁寧に作り込む」に変えてみる

ここで、少しだけ視点を変えてみませんか。

基本練習の繰り返しって、正直おもしろくないです。
教えている私だって、そう感じることがあります。

でも、クラブの持ち方。
構え方。切り返し。

そうした土台を、順番に丁寧に作り込む時間があるからこそ、
スイングは少しずつ安定していきます。

最初はミスヒットばかりでもいいんです。

回数を重ねるうちに、
「なんか当たる」が「また当たる」に変わっていく。

その変化は、とても静かで、地味です。

でも、上達って本来こういうものなんですよね。

「同じミスが出る」というのは、停滞ではありません。

それは、自分の現在地がはっきりしてきた証拠。
次に進むための準備が整ってきたサインです。


今日の言葉

今日、あなたに一番届けたい言葉があります。

『反復によって腕前は磨かれる』

これは、ただ同じ動きを無機質に繰り返すことではありません。
自分の体と静かに対話しながら、
一つひとつを丁寧に組み上げていく——職人のような時間のことです。

たとえ今、思うように飛ばなくても、
その一振りは決して無駄ではありません。

「できない部分」を確認する作業こそが、
リミッターを外すためのカウントダウン。

3ヶ月後、ふとコースに立ったとき、以前とは全く違う力強い弾道と、
高く澄んだ空の景色に驚く日が必ず来ます。


3秒だけ「自分の伸びしろ」を信じてみる

次に練習場やコースでミスをしたとき、
すぐに自分を責めるのをやめてみませんか。

クラブを一度、静かに下ろす。 3秒だけ、空を見上げる。

「ダメだ」ではなく、「まだここが伸びる」。
その一言を、心の中でつぶやくだけでいい。

たったそれだけで、次の一打が変わります。
力みではなく、覚悟で振れるようになるから。


またあのフェアウェイへ、自分を更新しに行こう

ゴルフは、昨日の自分を超えていく「自己更新」の旅です。

あの生徒さんが160ヤード飛ばした瞬間の笑顔、
私は今でも忘れられません。

人は、自分が思っている以上に、ずっと大きな可能性を秘めています。

私もインストラクターでありながら、
いまだに自分を更新し続けている一人のゴルファーです。

右に飛ばして落ち込む日があっても、
それは「もっと振れる自分」に出会うための準備運動。

焦らず、腐らず、丁寧に一振りを積み重ねていきましょう。

緑の芝生の上で、自分自身のリミッターを鮮やかに外す瞬間。
そんな最高な一日を、また一緒に探しに行きませんか。

大丈夫。
あなたの丁寧な一振りは、
必ずあなたを遠くへ連れていってくれますよ。⛳️


あなたの「リミッター」が外れた瞬間は?

「自分にはこれくらいが限界だ」と思っていたのに、
ふとした瞬間にそれを超えられた経験はありますか?
あるいは、今あなたが「丁寧に作り込みたい」と
思っているポイントは何でしょうか。

ぜひ、コメント欄で聞かせてください。
同じゴルファーとして、あなたの物語を大切に読ませていただきます。


いいなと思ったら応援しよう!

トモティー|大人から始める、やさしいゴルフ⛳️ 応援ありがとうございます😊