真冬の北海道歩き旅43 【シマエナガと、霧多布と、ご夫婦の歓迎】
前回までのあらすじ↓
根室半島を出発し、これからは札幌方面へ向かいます。そうして訪れた落石というし小さい港町で、素敵な思い出を作ることができました。
90日目:シマエナガみつけた!!!
朝6時。起床と共にザックをパッキングして、お部屋で朝ごはんを食べる。
寝室の窓からは、落石漁港とその先にある落石湾を一望でき、そこから太陽が徐々に空を赤く染め上げるのが鮮明に見えた。
部屋からこんな美しい景色が見られるとは………。


そうして出発。しばらくは森の中を突き進む。国道からそれた県道ならぬ道道を歩いていると、車が少ないので助かる。故に道も険しくなり、秘境感も倍増する。


道中では、馬の足跡を見たり、どでかい牧草ロールを積んだトラックを間近でみたり。
牧草ロールを積んだトラックは、酪農地帯を歩いていると高頻度で目撃するが、こうして止まっているのを見るのは中々無いのでちょい貴重だと思う。


道端でお昼ご飯休憩。
すると、小鳥のさえずりが徐々に増えてきて、なんだなんだと思い周りを見渡す。よーーーくみたら、
「あ………シマエナガだッ!!!(小声)」


なんとその小鳥の群れはシマエナガ。以前、網走を訪問した際に羊毛フェルトでシマエナガを作り、そこで羽の模様を覚えていたけれど…まさかお目にかかれるとは…!
写真では1羽しか撮れなかったが、実際には数羽くらいが群れになって木々を転々としながら飛んでいる。おおお、かわいぃ………

そうして宿…ではなく野宿場所に到着。
風車の真下にあるここは、道路からも少し離れていて海岸線の景色がとても美しかった。



テントの向こうではさざなみが聴こえる。
夜、歯を磨きにテントを出たら、満点の星空が迎えてくれた。星屑のカーテン。ずーっと観ていられる…。
91日目:霧多布のご夫婦
風車の風切り音は、耳栓をつけていたおかげで意外とうるさく無くよく眠れた。今朝の気温は-13度とそれなりに冷え込んだが、風がないおかげでだいぶ暖かく思えた。
テントを撤収して、海岸線沿いをまた歩く。

向こうから、白い軽トラに乗ったお母さんがやってきた。気さくな方で、窓越しに挨拶をしてくれた。すると、
「この先に私のお家があるんだけど、よかったらお茶飲んでく?」
ふあーー…うれっしぃー…
この先の行程はまだまだある。お気持ちはとても嬉しいが、丁重にお断りをして先へと進んだ。ほんと、人が良すぎる…!


そうして進むこと4〜5時間。本日の宿泊地「霧多布」という地域に到着。
ここ霧多布は、落石と似たような海岸段丘の広がる霧多布岬や、広大な湿地が広がる霧多布湿原などが有名な町。本当は岬に行ってみたかったが、時間がないのでいけず終いになりそうだ…。
ひとまず、お腹が減っていたので町のクレープ屋さん「ふるーるれーぶ」でクレープとソフトクリームをいただく。美味しい〜…

そして今日の宿泊地だが、先日根室市の市街地に入る1日前に、道の駅にて声をかけてくださったAさんご夫婦がなんとご招待してくださったので向かうことに…!!!
その際の記事はこちら↓
とにかく向かってみることに…!

連絡を入れると、ご夫婦さんがお家の前でお出迎えをしてくれていた!!こんなふうにお出迎えされるのは初めてのことでとても嬉しかった…
お家へ招かせていただき、荷物を置かせていただく。すると、近くにある温泉や岬にまで一緒に行こう!ということにもなってしまった。あわわ〜…!
まず先に向かったのは霧多布岬。
ここにはロシア側からやってくるラッコがこの時期になるとプカプカ浮いているらく、みんなで探してみた。

…見つけた…!
………見つけたけどちっさ!!!笑
この時ばかりはカメラがないのが悔しい。



ここの岬から望大海原と、そこに沈みゆく太陽が圧巻。
この日は風もなく穏やかだったのでゆっくりと過ごすことができた。ここへ来ることができて心からよかったと思えた。

太陽柱も見ることができた!

さて、次に向かったのは温泉「ゆうゆ」!
温泉だぁ〜〜〜!!!と歓喜していたが、なんと温泉が出ていないとのこと。なので現在は実質スーパー銭湯。しょぼん…でも大きい風呂に、というかそもそも風呂に入れること自体がはちゃめちゃに嬉しい!
ワクワクしながらな入ることに。

露天風呂は残念ながらやっていなかったものの、サウナがあったので久しぶりに入ってみたらこれまた気持ちいい…!
そうしてAさんご夫婦のお家へ戻ると、なんとも豪華なご夕食を奥さんが作ってくださった。ご飯もおかわり自由、ビールもたくさんあるとのこと…うぅ(泣)
いただきますーー!

サッポロクラシックだーーー!!!!
美味しい…
美味しい……謙遜抜きに、美味しい……!
お店で食べるのより断然に美味しくて温かくて…感謝してもしきれない。
しがない旅する2人にこんなにも
もてなしてくれたのには、ご夫婦であるお二人も旅行や旅が大好きなことに理由があるみたいだ。過去にはアラスカやさまざまな場所をさすらいできたお二人に尊敬の念を禁じ得ない。
自分たちのことにも興味を持ってくれて、会話が弾んだ。
旅の事。これまでの事。これからの事。
あの時間は楽しかった…正直一番驚いたのは、可憐な奥さんがバイク乗りだったという事。かっこよい…!!そして旦那さんは高校生の頃すでに北海道を旅していたのだとか。自分もその頃から憧れはあったが、その実行力がすごい…
楽しい時間は、何故か早く過ぎて行く。22時ごろ、用意してくださったお部屋で寝かせていただいた。
