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COゼロ、HCゼロを達成! その1

エンジンに回帰せよ!

令和7年10月15日は自動車業界に新たな一ページが加わった、歴史が変わった日と言っていいと思います。
自動車が発明されて、人を乗せて遠くまで楽に行けるようになりました。1950年代までは環境への悪影響は考えず、排気ガスの規制もありませんでした。
環境や人体への悪影響が分かり、1960年代終わり頃から先進国で規制の流れが出て来ました。1970年代から国による規制が始まり、有鉛ハイオクが減って行きました。
でも有鉛ハイオクの排気ガスはいい匂いがするんですよね。
当時、世界一厳しいと言われたカリフォルニア州の排ガス規制(マスキー法)をホンダはCVCCエンジンで世界で初めてクリアーしました。
これで米国自動車技術者協会から20世紀優秀技術車に選出されました。

今回はこれに勝るとも劣らないかも知れない結果を生んだ、という記事です。
私の仕事は静電気を除電して車やオートバイの性能を向上させる事ですが、雑誌社に除電チューニングの話をしても理解して貰えない。だから広告も掲載出来ません。
それでイベントやフリーマーケットに出店して、興味を持たれた方に説明販売しています。
あるフリーマーケットに出店した際、施設の責任者に「あなたは何故、出店しようと思ったのですか?」と聞かれました。それでこう答えました。「今までの自分の経験や知識を社会に還元出来ると思ったからです」と。
その方は「それは素晴らしい考えですね」と言いました。

自動車に詳しい人はたくさんいます。整備士や車屋さん等、私より遥かに詳しく、技術もある人達です。
その技術には敵いませんが、私の得意分野というものがあります。発売前の自動車をテストした経験、改善・改良の方策等を仕事にしていました。
静電気を除電すると車の性能が良くなるというのを知ったのは2012年。そこから少しずつ積み上げて来ました。
私の車はトランスポーター、つまり貨物(バン)車です。貨物というのは重い物を運ぶ事が多いので、排ガス規制は緩くなっています。緩いとは有害物質の規制が甘いという事です。
車は日産バネット2002年式 規制値はCO 4%以下、HC1,200ppm以下です。

2013年頃から、エンジン本体の除電チューニングを始めました。エンジンとはエンジン本体だけではなく、吸気系から排気までを総合的に考えてのチューニングです。
貨物ですから毎年車検を取ります。整備はほとんど自分でやっていて、車検も自分で通します。
「古い車なのに、よく車検が通るね」と言われますが、車検が通るレベルにしているから通るのです。
車検前には予備検査という、車検のコースと同等の機器で検査コースを通して、事前に車検に通るレベルだという確認をします。そこでは、車検で検査する各項目をチェックします。その中には排気ガスの検査も含まれます。

2024年の予備検査場での数値

4~5年前から数値はこうなっていました。知人友人にはこの数値になっているのは話していましたが、去年の予備検査で「論より証拠」と思い付き、写真を撮ったものです。
車に詳しい人ならば、この数値はのけぞって驚く数値です。CO(一酸化炭素)はゼロになりましたが、まだHC(炭化水素)が1ppm検出されています。
先日、除電チューニングに否定的な友人に、話のついでにこの写真を見せました。彼はエンスージアストなので、この数値の意味は分かります。
この写真を見て「ゼロってどういう事?」と驚いていましたが、あえて説明はしませんでした。

それで、「これをゼロにするにはどうしたら良いか?」を時折考えていました。
「たった1ppmだろう?」と思うでしょうか?マラソンでもサッカーでも、最後の最後が一番きつく大変なのです。以前も書きましたが、スポンサーがいる訳ではないので、自腹でやらないといけません。
古い車だから部品を新品に交換すれば、確実に燃焼が良くなるのは分ってはいますが、それではお金がかかり過ぎます。それでポイントを絞ってHCゼロを目指す事にしました。

まずは基本中の基本、スパークプラグ。前回の交換は74,300km。去年の車検時は129,000kmでしたから、約55,000km使ったスパークプラグでこの数値を達成しただけでも凄い事です。
そしてもう一つはプラグコードです。高電圧が流れるのと、被服はゴムですから劣化しやすい部品です。純正部品は高いのでNGK製に交換しました。

低予算でゼロを達成する術を考えました

アーシングは試作品が付いていたのですが、これも見直して取り付け場所を追加しました。アーシングと言っても、普通に販売されている物とは別格です。
除電チューニングは今まで使っていた物を使って進めます。ゴムやプラスチックと馴染みが良い除電ワックスも使いました。
各部に塗っても余ったので、ラジエターのファンやファンシュラウドにも除電ワックスを塗ってみました。
このトランスポーターは電動ファンではないので、水温が高くならなくてもファンが回転してその音がかなりうるさいのです。

除電ワックスで対象物と空気との摩擦が減るので、車はもちろん、ヘルメットの風切り音も低減するので使っていましたし、扇風機の羽根にも塗っていましたから、静かになるのは分かっていました。
各部の施工が終わりエンジンをかけました。電気の流れが良くなった事で、更にエンジンのかかりが早くなりました。
エンジンをかけると「ブォーン」と大きな音がしていたのが、ファンの音がかなり静かになりました。分かってはいましたがびっくりです。
ファンもエンジンの力で回転するので、ここでもエンジンの負荷を減らしてあげる、それがエンジンの寿命を延ばす事にもなります。

エアクリーナーボックスが縦に長く、車体の下方まで出ています。今回は車の下に潜り、その部分にも除電ワックスを塗布しました。
現代の車はエアクリーナーボックスはプラスチック製ですから、静電気の逃げ場が無く帯電量が多い。トヨタのラリーカーは特殊な塗装で除電しています。

トヨタの特許の一つ、特殊な塗装で除電します

今回は本気でゼロを目指しましたが、ボックス自体を外すのは大変なので、手の届く範囲に除電ワックスを塗布しました。もちろんインシュレーターにも塗布しました。

その他、細かいところまで気を配り、燃焼効率が少しでも良くなるようにしています。CVCCの例でも分かる通り、燃焼が良くなれば排ガスはクリーンになるのです。
悩んだのはインシュレーターにマジ軽バンドを追加するかどうかです。
この車はエアクリーナーボックスからインシュレーター、そしてスロットルボディーまでがゴムではなく、途中にアルミ製のパイプがあり、そこからゴムのパイプを通って、スロットルボディーになります。アルミは導通するので、どうしようか悩みました。

排ガス測定器を持っていれば、計測しながら調整すれば良いのですが、そうはいかないので一発勝負です。悩んだ結果、あえて過除電になってもいい方策にしました。
どういう事かと言うと、車検の合格は間違いない。でも目的はCO、HC共にゼロにする事です。過除電でも車検には合格するので、問題なし。
予備検査場で測定してみて、去年の数値より悪ければ除電し過ぎと考えられます。
これは毎年COはぜロ、HCは1~2ppmを維持していたからこそ、このような判断をする事が出来るのです。
去年より数値が悪化したら、追加したマジ軽バンド分の除電量が多すぎたと判断出来ると考えました。

これはトヨタ自動車のタイヤの徐電と、燃費改善率の相関関係のグラフです。

最適値を過ぎると過除電となり、効果が下がって行きます

タイヤの徐電を進め過ぎると最適値を超えてしまい、除電効果が下がってしまいます。このような除電の特性を知っているので、過除電側になっても除電を抑える事で最適値に戻す事が出来る。これを知らないと「除電すればするほど良くなる」というナンセンスな事になります。
最適値=完全燃焼するという理屈です、完全燃焼すればパワーも出るし、カーボンの発生も極端に減る。そうなればオイルも汚れにくくなる。
除電でエンジンを良い循環にする事が可能になるのです。

車にもよりますが、大体はインシュレーターへはマジ軽バンドは2個で十分。フルで吸気系を施工しても除電し過ぎになった例はありません。
ただ、この車のゴム製インシュレーターは軽自動車よりも短いから過除電になる可能性がある。その時には外すのは面倒なので、放電しないようにすればいい。
もし、過除電ならば、マジ軽バンドを1個殺して予備検査場でもう一回測定しよう。
これはなかなかいいアイデアだと思います。

各部の除電を見直した事で、明らかにトルクは増しました。以前にも増してアクセル開度が少なくても走ります。
車検前に予備検査場で排ガスを測定しました。COはゼロでしたが、HCは1~3ppmを行ったり来たりでした。これで除電し過ぎと判断しました。
車検のコースでは排ガスも含めて、車検は一発合格。
合否判定の審査官に「HCは何ppmでしたか?」と聞いたのですが、〇(合格)判定では数値は分からないとの事。そんなので良いのでしょうか。

検査ラインを出て車検証を受け取ると、マジ軽バンドをテープで覆い、予備検査場へ。「もう一度排ガスを測定して欲しい」と同じコースに入りました。
その状態で排ガスを測定すると…。

狙い通り、COゼロHCゼロになりました

ご覧の通り、CO、HC共にゼロになりました!
大切なのは、2回共同じ計測機器で測定した事、そしてこの予備検査場は認証工場なので、定期的に国土交通省のチェックを受けています。つまり、計測機器の信憑性があるという事です。
この写真だけを見たら「プローブを入れていないのだろう?」と疑う人もいるでしょう、ですから去年のCOゼロ、HC1ppmという写真がものを言うのです。

除電をやり始めて、当初は車の運動性が良くなったり、バイクのサスペンションの動きが良くなったりと、部品単位の作動性の向上により、走行性能を改善させるのが目的でした。
エンジンにも除電が有効というのが分かり、吹け上がりが良くなったり、スムーズさが増したりという、速さ、乗り易さの向上にもなりましたが、除電で燃焼効率も良く出来ると気付いたのです。
CO、HCやNOxというのは、不完全燃焼で発生します。逆を言えば完全燃焼させれば発生しません。それをどのような手法で達成、証明するのか、それでホンダはCVCCを発明した訳です。
除電で燃焼が良くなる理屈はこの記事に書いています。

早速、除電の技術協力をしている工業高校の先生、異動で別の高校に赴任された元担任、顧問の先生方に写真を送りました。
この結果を学生が見たら、どう思うでしょうか?「あり得ない」と思われていた事が、技術によって乗り越えられたのです。将来就職したら、必ず困難に巡り合いますが、考えて続ければ克服出来る事を知っていれば心強いでしょう。
この除電技術を使って、Hondaエコマイレッジチャレンジレースに参戦しているのです。
だから以前にも増して頑張って欲しい。もし、エコランにエミッション部門があったら、間違いなく優勝です。どちらもゼロなのですから。

ここでヨシムラの不二雄さん(現 相談役)に再登場して頂きましょう。
雑誌CLUB MANの1992年位の記事です。MJN(マジックジェットニードル)が発明されて、非常に興味を持ったのでクラブの会報に掲載しました。オリジナルの本が見当たらないので、コピーを掲載します。

以下記事の抜粋です。
「もしも、乗用車にMJNが付けられたら、パワーアップや燃費向上はもちろんだが、CO(一酸化炭素)やHC(炭化水素)の大幅な減少が可能となり、触媒の必要もなくなってくる」抜粋ここまで。
燃料の細霧化で燃焼が良くなるのは事実ですが、前述の通りどうやれば吸入する空気、混合気がスムーズに流れて燃焼室に入り、完全燃焼をして、無駄なく排気されるか。
燃焼を良くする為に工夫して燃料を細霧化する、すると小さく軽くなった混合気ほど静電気の影響を受けて、内壁に引き寄せられるから流れが悪くなる。静電気が引き寄せるのです。
これは排気でも同じ現象が起こり、排気ガス(気体)がパイプを通過する際に実際の内径の太さ通りに流れず、狭くなってしまう=排気効率が悪くなる。というのを私が勝手に言っているのではなく、当ブログで解説しているトヨタ自動車のマフラーの徐電特許に書かれています。

当ブログでは、なるべく科学的根拠を示して正しい除電チューニングの知識を記事にしています。科学的根拠とは数値化されたもの、公的な機関や公的に管理されている条件下で測定したデータです。
それは世の中にたくさんある「自称除電パーツ」と差別化する目的もあります。
「本物」ならば、今までに無い発明ですから、特許を取得出来る筈ですよね。
間違いの無い技術だから、マジ軽ナットは自動車の技術サイトにも掲載されています。

特許に基づく技術で製造されたマジ軽ナットは、こちらからどうぞ。

マジ軽ナットはメルカリでも購入出来ます。自動車用、オートバイ用のみとなります。

お知らせ その1

10月19日(日)午前5時から神奈川県厚木市で開催されるエク~チェンジマートに出店を予定しています。
天候による開催の有無は、開催予定日前日13時にエクスチェンジマートのホームページで発表となります。
エクスチェンジマートでは下の写真のように、除電ポイントを説明する為にカブ90を展示する予定です。
カブ主のお客さんも多いので、除電の体験談が聞けるかも知れません。
当店目当てで、何と関西から来店を計画されているお客さんがいらっしゃいます。遠路ですから十分にお気を付けて下さいね。
※天候不順になった場合は翌週に順延となりますが、26日は大磯ロングビーチ駐車場で開催されるSHCCジムカーナレースへの出店が決定しています。従いまして、順延になった場合は、エクスチェンジマートの出店はありませんので、ご注意下さい。

カブ90を展示して除電の説明をしています

お知らせ その2

10月26日(日)神奈川県大磯ロングビーチ駐車場で開催される、SHCC(湘南ヒストリックカークラブ)主催のジムカーナレースに出店します。
なんと、駐車料金、観戦料金も無料です!
出店場所はウォータースライダー下のスワップミートエリアです。

去年ご説明した方のスイフトスポーツに施工しました

今回は以前にも増して企画が凄いです。SHCCのフェイスブックからの抜粋です。
おそらく旧車のラリーカー、航空機の星形エンジン、そして元F1パイロット(レーサー)の走行もあるようです!これは興奮します。
誰だろう?もしかして学校の先輩か、若しくは某チューニングショップ繋がりのあるあの方か?はたまたテストコースでのF1デモ走行の解説をされたあの方か?
これはマジ軽ナットを売っているところではありません。詳細はフェイスブックでご確認下さい。

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