【つながる旅行記#422】いざ松本城の天守へ!シャチホコと火縄銃と、急階段の先の絶景【長野】
前回は初めての松本城を訪れ、天守を守った人たちと宇宙ツツジを知った。

では石垣を見て(ほう……野面積みですか……)と思いつつ、天守の中へGO!!


さて、天守内はかなりの歴史を感じる雰囲気を残しつつ、通路に各種展示品が置かれているという感じだ。
今回もあれこれ知識を得ていきたいところだが、どれどれ……?

なにやら190cmの木の棒が2本展示されていた。
これは『鯱真木(しゃちしんぎ)』というらしく、英語で言うと『Shachi Mounting Support』だそうだ。
実はシャチホコは、直下の棟木に固定された鯱真木にスポッと被せる感じで設置されているらしい。
へぇ……!
(取り外しの参考動画)↓


そして説明を見ていたら、なんとシャチホコには雄と雌がいて、それぞれサイズも違うとのこと。
(シャチホコの性別なんて考えたこともなかったな……)
なお、この雌雄一対のスタイルには例外が存在しており、あの有名な姫路城は、全てのシャチホコが雌になっているという。
これは昭和の大修理の際に、現存最古のシャチホコが雌しか残っていなかったため「勝手に雄を作るのも問題だろう」ということで、全てメス仕様にしてあるそうだ。
ほう……!

なんだか尋常じゃない数の釘を打ち付けられているこちらは『懸魚(げぎょ)芯材』。
この上に漆喰などを塗って仕上げるので、最終的に釘は見えなくなるのだろうが、これだけ見るとなんだかすごい見た目である。

懸魚は火除けのまじないとして付けられるものらしいのだが、先程のシャチホコの説明でも火災よけがどうのと言っていたし、当時の人々がいかに火災を回避したかったのかが伝わってくるようだ。
怖いよね、火事……。

そして鉄砲ゾーンもあった。
松本城は鉄砲伝来から50年後に築城されたので、鉄砲での攻防を想定したあれこれが備わった城となっている。
そしてそんな松本城にならふさわしいと、火縄銃を生涯をかけて集めた赤羽通重氏が、自身のコレクションを寄贈してくれたのだという。


しかしこうしてみると、火縄銃って色々な種類があったんだな。
もはや馬上筒なんてピストルみたいである。





なおそんな火縄銃だが、戦の際には多くの女性たちも関わっていた。
戦国時代の武士の妻や娘たちは、火縄や弾作りをしたり、携帯食を作ったりと、武士の戦を背後から支えていたのである。

うーむ、近代の戦争では女性が軍需物資を作成する工場に駆り出されていたイメージはあったが、戦国時代の女性もこんなことをしていたとは。
やはり資料館などに行くと、自分の想像力がいかに狭いのかを自覚させられるな……。



さて、現存天守といえば、階段も紹介しないとである。
後の世で観光地にされるなんて全く想定していないせいか、実に容赦のない角度だ……!

なお説明板によると、階段の角度は55°〜61°とのこと。
なお4階から5階への階段は蹴上40cmとのことで、現代の建築基準法の蹴上23cm以下という基準を大幅に超えている。
それでいて当時はもちろん手すりなんてついていなかっただろうし、こりゃあ恐ろしい階段ですよ……!
そして説明を読んで知ったのだが、確かに互いの階段の位置を離している。
これは攻め込まれたときに天守へ到着する時間を長引かせるためなのだろうが、伝令の人は階段が遠いわ、角度が急だわで相当大変そうだ。
(きっと伝令の人の足は筋肉モリモリだったのだろう)


そんなわけで天守に到着。
言ってなかったが、都内の展覧会とまではいかないがさっさと進まないとダメなくらいには混んでいる。
人気すぎだろ松本城……!
そんな中でもどうにか写真は撮っておかねば!!



そしてこれまた景色が良い!!
橋の朱色が良い感じのアクセントになっていて、たまらんですね!!

そして依然としてあの山々の名前が何なのかは不明である。
しかし安心してほしい。天守には大体『景色解説ボード』があるのだ。

まあこの混雑ぶりでは、景色とボードをゆっくり見比べて楽しむのは不可能なわけだが、写真に収めてさえおけば、あとからなんとかなるから……!!



うん!
やっぱりズーム機能って大事!!

というわけで天守からの眺めもさらっと終えたところで、今度は下っていくとしよう。
なにやら帰りは帰りで展示があるらしいのでそれも楽しみだ……!
次回へ続く!!
いいなと思ったら応援しよう!
サポートには感謝のコメントをお返しします!