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【つながる旅行記#366】実は国宝だったらしい松江城へ潜入!!……かと思いきや?【松江歴史館】

前回は初めて訪れた島根県松江市で街ブラをした。

……さて、それでは雨の中を25分歩いてたどり着いた松江城に入っていくとしよう。

いや、その前にこの銅像は誰なのかを知っておかないとモヤモヤするか。

説明板があったので読んでみると、どうやらこの銅像は『松江開府の祖、堀尾吉晴公』だそうだ。

織田信長と同じ尾張生まれで、色々あって秀吉に仕えて有名な戦に参加しつつ、山崎の戦いでは天王山を占拠して明智光秀を敗走させた人だという。


またこれはwikipediaで見たエピソードなのだが、こんな話もある。

日本が朝鮮を攻めた文禄の役のあと、色々あって明の万暦帝が秀吉に対して「お前を日本国王(皇帝の臣下)として認めてやるよ」という国書を送ってくるのだが、秀吉がそれを見てキレたとかキレなかったとかという出来事があった。

まあ秀吉が本当にキレたかどうかはともかく、その時に送られてきた『明の国書』は、堀尾吉晴に下賜されているのだ。

そして吉晴はその国書を見て「こりゃあ良い文章だなぁ…!!」と感動したようで、まさかの堀尾家の家宝としてその国書を保管することにした。

その後は娘の嫁入り道具に国書を忍ばせたりした結果、流れ流れて民間の手に渡り、現在は大阪歴史博物館に展示されているとのこと。

・・・

えっ、そうなの!? 

(大阪歴史博物館に行く前にこれを知っていればちゃんと見たのに…!)

堀尾吉晴
「あれは見事な文章だった…」

そんなわけで銅像の謎も解けたので、いよいよ松江城である。

なお松江城の天守はかつて廃城令で売却されそうになったらしいが、出雲の豪農と藩士が買い戻して保存されたそうだ。

そのおかげで今では日本に12しかない現存天守の1つであり、国宝に指定されている。


ちなみに、現存天守だからといって全部が国宝になるというわけではない。

というか松江城に関しては、【国宝】→【重要文化財】→【国宝】というなんともてんやわんやな感じになっており、国宝になった(復帰した)のは2015年とめちゃくちゃ最近のことだったりする。

では雨の松江城を歩いて行こう。

(考えてみればお城って建物に入るまでが長いんだったな……)

晴れた日に来たら相当気持ちがよさそうな緑のエリアを眺めつつ、階段を登っていく。

すると、やけに大きな木があった。

やけに大きな木

どうやらこれは樹齢350年のクスノキのようだ。

きっと江戸時代からずっと松江城を見守ってきた木なんだろうな……。

木の生きる長さのスケールってホントに凄いよなと思う。


共通券1000円
チラ見え天守
ネコ
溝にハマる
出口

いや、なんとなく歩いてたら城を出る感じになってしまった。

天守を目指していたはずだったのだが、なんかもう方向音痴とかそういうレベルを越えたヤバさを感じる。

あ、雨のせいかな……?

歩いた道

とはいえマップを見たところ、この橋を渡ると『松江歴史館』というものがあるようだ。

少し予定は変わってしまったものの、どのみちこの施設にも寄っていたことだろうし、先にこちらに入ってみるとしよう。

松江歴史館

中に入ると銭湯みたいなことになっていた。

どうやら下駄箱に靴を入れて上がるシステムのようだ。

畳ゾーン

久々の畳の感触を味わっていると、なにやら展示物を発見。

どれどれ……?

白い鷹である。

遠目から見たときは剥製かと思ったが、どうやら違うっぽい……?

「すべて砂糖でできています」

いやまさかの砂糖製だった!?

そう、実は松江は「日本三大和菓子どころ」のひとつで、工芸菓子の文化が発展しているのだ。(なお三大の残り2つは京都と金沢)

そしてこの作品は松江が誇る現代の名工、伊丹二夫(いたみ つぎお)氏によるものらしい。

『瑞翔』

いやはや、こんな凄いサイズの作品を和菓子で作るとは……。

なお松江に工芸菓子文化が花開いたのは、松江藩の第10代藩主の松平治郷(まつだいら はるさと)が茶人でもあったせいで、治郷の茶人としての活躍とともに和菓子文化も発展していったらしい。

(なお治郷は高い茶器を買いまくって財政を悪化させてもいるそうな)


レゴブロック松江城
気の遠くなりそうなブロック数
天守の展望ゾーン

これもすごいねぇ……!!


そして松江城下のジオラマもあった。

こういうのは現在の姿と比べると楽しいんだよな……!

ジオラマ
現在

こうして比較してみると、あの良い感じの緑のエリアには昔はちゃんと建物があったんだなということがわかった。

天守以外の建物に関しては、おそらく廃城令のときにみんな撤去されてしまったのだろう。

江戸時代の天守模型

展示を見ていたら、江戸時代に大工が天守を修理する際に作ったという模型を発見。

この模型は平面と高さで縮尺が異なっており、高さがちょっと強調されているらしい。(平面:40分の1、高さ:30分の1)

な、なぜそんなややこしいことをしたんですか……?

大橋川にかかっていた橋
和菓子

というわけで、工芸菓子やらジオラマやらで非常に楽しめた『松江歴史館』。

他にも歴史関係の展示も盛り沢山なので、松江に来た際は是非とも立ち寄ってみてほしい。

いやまさか松本から松江松平氏が送り込まれていたとは……。(松まみれ)

そして城に戻ろうと思ったら、まだ近くに何かあるらしい。

なになに?『ホーランエンヤ』……?


おいおい……

こんなの寄らない理由がないよね!!


一体いつ国宝の天守に行くのやらだが、これが自由というやつである。

気の向くまま、寄りたいものに寄れる素晴らしさよ。


というわけで次回、『松江ホーランエンヤ伝承館』へ!!

(ホーランエンヤって何なんだ……?)


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