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【読書メモ】『ボス猫メトとメイショウドトウ』(著:佐々木祥恵)

前々から気になっていた一冊、サイズ感も気になったのでまずは図書館でと頼んでみたのですが、、思っていたよりも程よいサイズ感と、ひたすらに可愛いメトさん、そして写真だけではない粛然たる現実もテキストとして記載されていたことに惹かれて、手元にもおいておくことにしました。

(競走馬の)多くは食肉用として屠畜に回る。乗馬として働けなくなったウマもほぼ同様の道を辿る。

国内にはノーザンレイク外にも引退馬の牧場があるが、そこで余生を過ごせるのはほんのひと握り。サラブレッドは生まれてからずっと厳しい淘汰の世界に身を置いているといっても過言ではない。

出典:『ボス猫メトとメイショウドトウ』

そんな本書の舞台となる「ノーザンレイク」さんは、北海道新冠町の引退馬牧場という、ちょうど今クールにやっているドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』でも描かれていた、競馬業界にとっては一番の暗部とも常に批判されている「引退競走馬の行き場所」の一つでもあります。

そんなノーザンレイクさんが大切にされていることは「引退馬たちが安心して自然体で暮らせる環境」を作っていくとの想い。

「X(旧:Twitter)」や「YouTube」などで拝見する写真や動画での様子は、その想いを反映したかのように、穏やかでのんびりと、安心しきったかのような自然体で過ごしている様子が見てとれます。

それは本書に掲載されている「写真」でも同じで、看板猫でもあるメトさんに、ネコパンチやメイショウドトウ、キリシマノホシ、アシゲチャン、タッチノネガイといった馬たちの穏やかな様子に、ホッコリと癒されます。

引退馬やそれに関する人たちを応援する方法はさまざまです。具体的には ①寄付をする ②団体や牧場の会員になる ③ボランティアとして牧場を手伝う ④グッズを購入する などがあります。

この本をきっかけに、引退馬たちのために自分だったら何ができるのか、無理のない範囲で考えてもらえたら嬉しいです。

出典:『ボス猫メトとメイショウドトウ』

といっても、基本「自らで食い扶持を稼ぐことはない」馬たちですから、その運営は決して楽なものではなく、、

北海道新冠町の引退馬牧場、ノーザンレイク。
初めてのクラウドファンディングに挑戦します。

ここに至るまでにいろいろ考え、悩みました。

引退馬たちが安心して、自然体で暮らせる環境を作ってあげたいと、これまでも節約のためにできることは自分たちの手で取り組んだり、皆様からの日頃のご寄付を含め手元のお金で工事を行うなどしてきました。

しかし牧場は厩舎の老朽化が酷く、馬たちの安全を守るために二の足を踏んでる場合ではないと、今回の挑戦を決意しました。

新しく厩舎を建設するとなると自分たちで行うには限界があり、応援してくださる皆様のお力を少しだけお借りさせていただけたらと思っています。

出典:ノーザンレイク・クラウドファンディングページより
「1頭1頭と向き合い続けるために。引退馬たちに安心安全な新厩舎建設へ」

と、少し前から「40年以上が経過し、老朽化し(過ぎ)た厩舎の建替のためのクラウドファンディング」を始められています。言ってみれば、自力ではどうしても限界があるくらいの経営状況であるのが常、といったところなのでしょう。

そういった意味では、少し前に競馬法が改正され、JRAなども本腰を入れた対応を開始しているとはいえ、まだまだ現場への反映は道半ば、といったところでしょうか。

引退した競走馬の多様な利活用による社会貢献等の観点からも命ある馬が可能な限り充実したセカンドキャリアを送ることができるようにすることの重要性に鑑み、こうした取組に対する競馬関係者による支援の拡充を促し、取組内容の充実が図られるよう指導すること。

出典:「競馬法の一部を改正する法律案」
(参議院ホームページ、第210回国会(臨時会)議案情報より)

なお、今回のノーザンレイクさんのクラウドファンディングは、開始4時間弱で目標額(1500万)を突破し、現時点(11/1)で「6000万」を越えてまだ伸び続けています、凄いですね、4倍以上。

引退馬協会さんのナイスネイチャ・ドネーションなども毎年結構な盛り上がりを見せていますが、こういうのは周知、とっかかりも必要なのかなぁ、なんて思いながら。

この他、同じ「引退馬協会さん」や「Yogiboヴェルサイユリゾートファームさん」も、クラウドファンディングを実施されているようですので、ご興味を持たれましたら是非、ご確認してみてください。

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