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愛せる自分になるまで【6】運送屋勤め 魔法使い


水曜日になった
姉貴が送ってくれて
緊張しながら出社
どうしたらいいかわからない

事務所に入ったら
まあガラの悪いオッさんや兄さんが
そこら辺にいる
いやガラの悪い人しかいないw

漁船以上やな
漁師のオッさんには慣れてるだけか?

ほとんどがパンチパーマ
制服の前はダラっと開けていて
中はハイネック
しかも赤やピンク

菅原文太か!

「うわー俺はなんてとこに入ってしまったんだ」
正直な感想

気を取り直して、いや取り直せないまま
あのおじさん(課長だったw)のとこに行き

「どうすればいいですか?」と聞いたら
入り口のとこにいた
1番ヤバそうなガラの悪い兄さんについて行って
配達の手伝いをしてって言われた

今時の言い方をすれば
「うわっマジか!」

その時はマジなんて言葉使ってないから
「それ真剣に言ってる?」だ

見た事もないデカいトラックの助手席に乗り
出発!

すぐ側の出版社に本を持っていく

先輩(そのパンチパーマ)が運転して
狭い門を入ろうとした時
「え??ここ入るんですか?」
どう見ても私には無理に思える

先輩はこっちをジロっと見て
「ん?んんー」
「何?こいつおかしな事言うわ」って顔

さあ!入る!
アワワワ!ぶ!ぶつか、ぶつかる!
と思いきやスー
側溝の蓋をガゴン、ガゴンとならして
入った

ええー!
「この人魔法使いじゃないか?」
大袈裟でもなんでもなく本当にそう思った

天才にしかできんわ、俺には無理やな
などと思いながら配達終了した

結構きつかった

今でも講義する時に自信を持たせるために
このエピソードを話して聞かせています
「私も初めは初心者もいいとこだった」と

前のシリーズが長かったので区切って書きます

これから運送屋の仕事をしながら
自分との向き合い方を考えるようにになって

大嫌いだった自分をどうやって
愛せるようになったかの過程を
書いていきます。

お付き合いいただきありがとうございました。

ねこターボ🐈

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