苦手の中に、自分の才能が眠っていると確信するために「ぶち壊します」
かぜの帽子さんのメンバーシップ「言葉の庭」の5月のお題からの記事になります。
私は、人と話すことが苦手だという意識があります。
そこには、私の会話のスタイルに関係があるのかなと思っています。
人からの言葉を、まずは頭の中でじっくり吟味してから、返答をするというのが私の会話スタイルです。
だから、一般的な会話のテンポと比べると、遅くなる傾向があるのです。
それに、これを言ったら相手はどう思うだろうかと想像して、言葉を選びつつ話そうとすると、話す速度がゆっくりになりがちです。
そんな私と会話をする相手からは
「もっとハキハキ話せ」
と言われたり、最後まで話す前に、遮って相手がはなし始めるということが多かった。
そういう相手と話していると、どうも急かされているように感じてしまい、「もっと早く話せるようにならないと」と焦り出す。
でも相手のテンポについていけず、言葉がつっかえつっかえになってしまうというのがいつものパターンでした。
だから、ずっと私は会話が下手なんだと思い込んでいました。
人と話すことが嫌いなわけではありません。
でも
「こんな話が下手な奴と会話したところで、楽しくないだろうな…」
と思って、自分から話そうとすることがほとんどなかったんです。
だから、会話を楽しんでいる人達を見ると、モヤモヤとした感情を抱えながらも、ただ遠くから眺めているだけでした。
そんな陰キャの権化のような私にも、最近少しだけ変化の兆しを感じています。
そのきっかけは、noteで出会った人たちとの対話でした。
今まで、自分からだれかと話そうと、行動することなんてなかったのですが
noteには、私にそう思わせてくれる人達がいました。
初めはもちろん緊張しました。
リモートでの対談のために、開始10分前には、PCの前で正座をして、緊張を静めようと思って、瞑想をしだすほどです。
でも、そんな小手先の対策も虚しく、全く緊張がほぐれることはありません。
結局、開始直前まで心臓が飛び出るんじゃないかというくらいの、自分の鼓動を聞く羽目になりました。
でも、実際に話し始めてみると、私が恐れていたような時間にはなりませんでした。
言葉がすぐに出てこなくても、話す速度がゆっくりでも、そこに苛立ちを向けられることはなかった。
むしろ、私の言葉が出てくるまで、静かに耳を傾けてくれる。
その姿勢に触れた時、私は初めて、自分の会話の遅さを責めなくてもいいのかもしれないと思えたのです。
そして、そんな私に
「じっくり言葉を選ぶ、その姿勢はあなたの強みですよ」
「それは、人と深く向き合える証拠です」
そう言ってくれる方々がいました。
その言葉は、スッと私の心に染み込むのが分かりました。
まさにその言葉は、私と深く向き合うために、じっくりと選び抜かれた言葉だったからです。
爆発させるような感情ではなく、静かに揺れる感情が、心を動かすこともある。
そう、気づかせてくれる体験でした。
わたしは以前、このような記事を書きました。
小学生の頃、体育の授業でやった「ハードル」で、盛大にすっころんで、それ以降、ハードルの授業が嫌いになったんです。
でも、その後イヤイヤながらも、やり続けてみたら楽しくなって、ついには入賞するレベルまでになってしまったというお話です。
自分で書いておいてあれですが、会話に対する苦手意識も、もしかしたら、これなんじゃないかと。
苦手意識の理由は、能力のせいではなく、過去の小さなトラウマや痛みの記憶からきているのかもしれない。
実際、対話させていただいた方々も「元々は人と話すのが苦手だった」と、おっしゃっていました。
そうしたら、ムクムクと自分の内側から希望が膨らんできたんです。
「もしかして、自分にも同じことができるのかもしれない」
しかし、それと同時に「そんなことあるはずがない」という、自分もいます。
元来から疑り深い私は、自分の気持ちに素直になれないのです。
だから、決めました。
その幻想をぶち壊します。
自分を疑うのであれば、自分で証明すればいい。
私の苦手意識の中には、まだお宝が眠っていると。
無造作に相手から感情を投げつけられて、自分をゴミ箱のように扱うのはもう止めよう。
今の私と同じように、誰かのゴミではなく、眠っているお宝を見つけられるような手助けをする。
そんなことをしてみようと決めました。
具体的に何をやるのか、それは来月上旬に報告します。
私は自分をぶち壊すことをもう、我慢しません。
それは自分を否定するためではありません。
長いあいだ、自分だと思い込んできた殻を壊すためです。
会話が苦手。
人と話すのが下手。
どうせ自分の話なんて、誰の役にもたたない。
そうやって閉じ込めてきた場所の奥に、本当はまだ、見たことのない自分がいるのかもしれない。
ならば私は、そこまで行ってみたい。
怖くても、疑っていても、足が震えていても。
私は私の中に眠るお宝を、もう一度、探しに行きます。
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