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ITストラテジストだけど、会社のDXに失敗した話#3 導入編

現場所長からの反応は不安だけど、出来上がった企画の導入に向けて頑張るぞ!

そう息巻いて私は、早速現場に合わせてアプリの最後の修正を行った。


前回までの投稿はこちら


60代の現場担当者とメールで連絡を交わし、どんな入力項目にするかなど現場に聞いて、使いやすいように合わせていった。

現場担当者には概要だけを説明し、良い反応を得ていた。

導入の前日、現場所長と現場担当者との打合せを行った。そこでも前回の役員会議同様に、導入目的やデモを見せることにした。

デモを初めて半分くらい説明した時だった。

「これほんとにやるの?」

現場担当者からため息のような声が聞こえた。

「はい、やってもらいたいのですが…」

「まあ本部がやれっていうならやるけど。」

現場所長が言っていた意見を思い出してきた。
ほんとに導入して使ってくれるのかな。

不安は増すばかりであった。

そして当日。

私はスムーズな導入に向けて、現場へと足を運んだ。

さっそく朝礼が始まる。

「今日からアプリを使ってKY活動をやりましょうね」

所長が言ってくれる。
担当者は浮かない表情のままだ。

いよいよアプリを使って作業を開始。

そこで私が見たのは、現場担当者がスマホにワイヤレスキーボードを接続してポチポチと入力する姿だった。

「あの、なんでスマホに直接入力しないんですか?」

「小さくて打ちにくいから」

「ボタンで選択する箇所もあるんですが…」

「じゃあそのときだけスマホさわるよ」

そういって入力を進める。
明らかに入力スピードが遅い。加えてワイヤレスキーボードとの接続がたびたび切れて、さらに非効率的になっている。

現場担当者はいらいらしている。

その後もなんとかサポートしながら当日は終えることができた。

そして翌日

「もうやりたくないです、全部一人でやってくださいよ!」

入力している途中で現場担当者は怒りで声を荒げた。

声は事務所全体に響き渡る。私はその場で、何も言い返せなかった。ただ立ち尽くしていた。


振り返ってみると、導入のプロセスにはたくさんの見落としがあった。

とくに、現場の人たちがどんなふうに動いているのか、どんなふうに感じているのか

私は、ちゃんと見ようとしていなかったのかもしれない。

結果として、この導入はうまくいかなかった。

でもそれは、単に「失敗」と片づけられるものではなくて、

私自身の向き合い方の問題だったと思っている
でも、その失敗がこれからの第一歩につながるかもしれない。

あの現場の怒声も、ワイヤレスキーボードのカチカチという音も、今でも頭に残っている。
上層部の顔ばかりを見ていた自分に、現場が何を伝えたかったのか。

次は、もっと現場のことを知って、声を聞いて、ちゃんとしたDXを形にしたい。時間はかかっても、誰かにとって「本当に使いたい」と思えるようなものを。

今はまだ手探りだけど、次はもっと現場に寄り添った企画にしていきたい。そう考えている。


最後にちょこっとアンケート

今後のために、皆さんのプロジェクト失敗経験はありますか?

失敗した理由をコメントで教えてもらえると嬉しいです!

①メンバーや導入先との温度差
②時間や人のリソース不足
③自分のモチベ不足
④私、失敗しないので

私は完全に①ですねー。経験を身に着けていきたいです💪🏼

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はら いつも読んでいただきありがとうございます(^^) サポートいただいたものは、あなたとのお茶代もしくは勉強代に充てたいと思っています!いつでもご連絡お待ちしております。