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大衆が選挙に求めていたもの|リベラルのジレンマ

おかげさまで、『理屈と論理が感情と反知性に呑まれる国』は3週連続で、もっとも多く読まれた記事の一つになり、公開から合計が、150,000ビューを超えました。

その再編集ショート版も、先週もっともスキされた記事の一つに選ばれました。スキしていただいた皆様。ありがとうございます。

今回の衆院選。表現を生業とする様々な分野の方々が、高市政権に対し危機感を抱く意見を投じ、X、Bluesky、Threadsなど、いろんなSNSで、バズっていました。

しかし、結果は高市自民党の圧勝。

毎回選挙のネタはある程度バズりますが、今回も何がどうバズったところで、全てはSNSの外で決まるという印象に終わりました。どう足掻いても、フィルターバブルによるエコーチェンバーの域を出ないのかと。とは言え、この選挙期間中にフォローしていただいた皆様。私の記事を、リポスト、シェアしていただいた皆様。本当にありがとうございました。

ただ、Xだけドップリの方々には、是非Threadsを覗いてみていただきたいと思います。あるnoteに、ホンモノのサナカツを観たければ、Threadsに行けという記述がありましたがその通りです。あそこには、今回の選挙結果を裏付ける世界が広がっています。まずは問題を、認識し、分析しないことには、この先の糸口が見つけられません。

それにしても、日本国憲法を題材にした『虎に翼』が、映画化が決定するほどヒットしたのに、改憲派の高市総理が大人気で、白紙委任するような結果になるとは。

大衆はあのドラマから一体何を受け取って、何を理解していたのか。NHK朝ドラの主要視聴者層は60代以上の高齢層が中心です。世帯視聴率は15~19%台が多いですが、ネット視聴(NHKプラス)も記録を更新しており、多様な視聴環境で親しまれ女性視聴者が多い傾向にあります。若年層・コア層: 13~49歳も高い注目度を示しており、毎朝トレンド入りするくらいSNSでの反響も大きいです。国民全てが朝ドラを見ているとは言いませんが、見てる層と選挙に行く層はそんなに違わないのでは…

正直、改憲派の言い分もわからないではないのです。「戦争と国防のことを考えたら、棚上げになってる議論を進める必要がある。」なるほど。しかしながら、それをグイグイやっていこうとしてるのが、韓流カルトの統一教会の影響を受けていて、何でもかんでも平気で嘘をつき、人の質問には応えない、不利と思えば恫喝し、モラハラを匂わせる人物というのはどうなんだと。これが別の、堅実かつクソ真面目な人物であれば、納得するかもしれないのですが、あからさまに嘘ついてる人の話を、鵜呑みにするのは恐ろしすぎます。毒だと思いながら、毒を飲むようなものです。

そんな選挙明けに見た朝日新聞の記事。

■「高市首相の何が良い?」と尋ね、返ってきた一言目は

「女性」          34人(17%)

「はっきり」「きっぱり」   34人(17%)

外交などの政策       33人(17%)

「期待感」「やってくれそう」22人(11%)

「実行力」「行動力」     21人(11%)

「人柄」や「雰囲気」    17人(9%)

「スピード感」「速い」    15人(8%)

「リーダーシップ」「指導力」8人(4%)

その他           48人(24%)

※200人に取材。一部重複あり

「同じ女性だから応援できる」
「女性初なので頑張ってほしい」
「気がつくところが女性と男性で違うと思う」
「きっぱりと言うところ」
「訴えがはきはきしている」
「うやむやにしていた事もはっきり言ってくれる」
「中国、韓国との中で外交をうまくやっていると思う」
「中国への毅然(きぜん)とした態度」
「やってくれそう」
「変えてくれるという期待がある」
「具体的にはわからないけど、色々やってくれそう」

結局のところ、統一教会問題も、裏金問題も、高額献金も、政策も、物価高も関係ないのです。ただただ、何か良さそうなことをハキハキ言って、自分たちの気持ちを上げてくれる人を支持したいのです。大嘘つきだと知っているのか、それとも、知っていて支持しているのか。もはや、それすらも関係ないのです。

ナチのヒトラー然り、第二次トランプ政権然り、サンプルは歴史上いくつか存在しますが、今回の選挙も、そんな大衆の心理を表した結果ということでしょう。その先にどんな未来が待っているかは、想像に難くありません。

リベラルのジレンマ

じゃあ、負け惜しみ言ってないで、野党やリベラルも同じような扇動的行為をやればいいじゃないか、無理矢理にでもキラッキラしたリーダーをおっ立てて、いいことばかり捲し立てればいいじゃないかというと、根が潔癖でクソ真面目なので、どうにもそれができないのです。無責任なことが言えない。嘘に抵抗感がある。やったもん勝ちみたいなことができない。しかし、こんな結果ともなると、そんなことも言ってられない段階にきているのかもしれません。

リベラルのジレンマです。嘘をついた方が勝つと分かっていても、嘘をつけない。感情を煽れば勝てると分かっていても、倫理観がそれを許さない。もし仮に、そういうしがらみを全部捨てて、扇動的なリーダーを据えるような戦術をとった場合、もはやそれはリベラルなのかと。

とは言え、もはや選挙は相手への批判や、政策の説明では勝てないという現実。わかった。とりあえず、見た目を磨こう。これはもうリベラルどうこう関係ない。筋トレをし、フェイスケアをし、プロテインを飲んで筋肉をつけよう。本持っている逆の手に、ダンベルを持とう。難しいことを淡々と説明しても、わかりにくいと言われるので、抑揚をつけて楽しげに話そう。ニコニコしよう。面白い、興味深いと思われることから始めよう。好感度を上げよう。

実際、選挙に見た目は大事で、JFKは白黒テレビの映りを意識して、濃い色のネクタイを選んだ。ニクソンは茶色のスーツと薄い色のネクタイを選んだことで、ぼんやりと映り、疲れて年老いた印象になってしまった。実年齢は4つしか違わない。そして、JFKは選挙に勝った。

【JFKのスーツ戦略】アメリカ大統領が赤ネクタイを好む理由

あと、やはり露出をもっと増やそう。私という政治家がここにいますよってのをもっとアピールしよう。存在を知らないラーメン屋には食べに行けない。よく知らない人に、いきなり選挙で票は入らない。結局は顔馴染みにいれてしまう。時代が、ファンダム政治になってしまったのであれば、それはそれで現実を受け止め対策を練らねば、先細りになっていくばかりだ。絶滅してしまう。温故知新かつ、柔軟に対応していただきたい。

色々混ざった大嘘つきのミカンジュース

以前から、選挙をミカン選びに例えていますが、高市旋風吹き荒れ、野党ミカンは吹っ飛び、自民の大勝。自民・維新の与党が3分の2以上の議席を確保というわけで、統一教会、裏金、高額献金、国保料逃れ、色々混ざった大嘘つきのミカンジュースを、国民みんなで、大人も子供も赤ちゃんもゴクゴク一緒に飲むことになりました。お腹を壊さないか今から心配です。

選んだ人だけで飲んでくれるならまだしも、他の国民まで一緒に飲まなければなりません。選挙は、選んで終わりではありません。高市総理、自民党を選んだ人たちは、自分が選んだ政治家が今後、日本国民の生活をどうしていくのか。見届ける責任まで含めて、投票だと思います。もっとも、彼らに投票した人たちはこのnoteを読んでいない可能性が高いのですが…

もともとはイラストレーターが、
・イラストの仕事のノウハウ
・子育て
・日々の気づき
・生きやすくなるための考え方

を話すnoteだったはずが、選挙の影響で、あまりにも政治ネタばかりになってしまったので、次回以降は、また少しずつ、イラストの仕事や子育て、日々の気づきの話にも戻っていこうと思います。しかし、それらもまた、政治と無関係ではないのです。私たちの生活は政治と直結しており、私たちが政治を無視しても、向こうは離してくれません。

それでは、読んでいただきありがとうございました。

今後とも、お付き合いいただけると嬉しいです。

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