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「寝てる間に家事」は、夢まぼろし。5年間の寝れない「ねんね」の軌跡……13時の絶望、幸せな金縛り、、、

以前、「きょうだいの睡眠ギャップ」や「13時に一日が終わると絶望していた寝かしつけ」の記事を書きました。

今回は、寝るのが苦手な娘の睡眠の軌跡を振り返り、育児に家事に、そして仕事に奔走するママやパパたちを讃え、あの時の自分もちょっとだけ労いたいなと思います。

寝かしつけに苦戦しているママパパだけでなく、
こんな苦労をしている人もいるんだなと、ママやパパを部下にもつ上司のかたをはじめ、間接的に赤ちゃんに関わるかたも読んでみてほしいです。



■ 「子どもが寝た隙に」という、私にとっての夢まぼろし


今、2人目の育休中です。

8か月になった息子は、上の娘が赤ちゃんだった頃に比べれば寝てくれる方ですが、それでもタイミング悪く物音がすれば起きてしまいます。

寝ている間に掃除や料理はほとんどできません。

起きている時間はまだまだわずか。
できればスキンシップを取りたいなと思いますし、そもそもひとりで長いことご機嫌になんて遊んでくれないですよね……。


SNSで見かける「子どもが寝ている間に家事をしている」様子や、「子どもが寝た隙に家事していたら休めなくない?」といった投稿を見ては、

そんなによく寝る子ばかりなの?
ずっと抱っこだから、寝ている間にさえ、家事も何もできないよ……。

ワンオペの人とか一体どうしているの? みんな凄すぎない? と思います。


4歳になった上の娘は、赤ちゃんの頃、おっぱいを飲んでいても、抱っこしていても、そもそも寝入るのにとても時間がかかる子でした。


生後1ヶ月、2ヶ月の頃に哺乳瓶のシリコンの乳首を拒否して完全母乳になってからは、本当におっぱいが大好きで日中の授乳頻度も高くなっていきました。

これが長い寝かしつけ、昼寝ができない、伏線だったのかもしれません。



■ 2万円のクッションと、7万円のネムリラの限界


新生児のときはそれなりに寝てくれていた気がします。

それが生後1、2ヶ月の頃、朝初めてベビーカーでお散歩に連れて行ったその日、娘はまったく昼寝をせずに、目をしっかりと見開いてテンション高く過ごしていました

おそらくこの日をきっかけに、まずは日中の昼寝を自力ではできなくなり、横抱きじゃないと寝なくなってしまいました。

加えて、それまでは夜も授乳してベビー布団に置けば寝られていたのが、夜もおっぱいを吸い続けて寝落ちするか、抱っこで揺れないと寝なくなってしまったのです。


抱っこで寝かせる限界を迎え、レンタルしたネムリラ(オートスウィング BEDi Long スリープシェル)を導入したときは、「揺らせば寝るね、もっと早く使えばよかったね」と夫と話したものです。

と思っていたのも束の間。
オートスウィングですんなり寝てくれたのはいっときだけでした。

昼は長い授乳のすえにネムリラ、夜は授乳をしてネムリラに置き寝入ったらベビー布団に移動させる、という形がしばらく続きました。

長らくおっぱいをちゅぱちゅぱしてようやく寝つくか、それでも寝ないときは抱っこして寝かしつけてからネムリラ、またはベビー布団に置く。

ネムリラを使っても寝かしつけに時間のかかることは多かったです。


生後3ヶ月のある日、娘の睡眠にまたターニングポイントが訪れます。

ネムリラでようやく寝たというタイミングで、田舎から祖母を連れた父母と伯母の一同が到着。その物音で娘は目を覚ましました。

ネムリラにいる起きたばかりの娘を、愛おしそうに覗き込む祖母。
この日以降、娘はネムリラで揺らしてもまったく寝なくなっていきました。


2万円ほどした「おやすみたまごクッション(プレミアム)」を試したりもしましたが、娘にはまるで効果がありませんでした。
(すぐにメルカリに出品することとなりました笑)



■ ソファの上で過ごす、2〜3時間の静寂


それからは、日中の昼寝のたびに汗をかく日々となりました。

娘の体重もだんだんと重くなってくるなかで、長らく抱っこし続けてお布団に置く、失敗したらまた最初から、という繰り返しは体力的にもつらいものです。

土日に世話をしてくれていた夫が「もうこのまま抱っこしていよう」と諦めたのをきっかけに、私自身も「もういいや」と思うようになり、我が家では「昼寝は抱っこのまま寝かせる」スタイルが定着していきました。


朝寝は立ったまま抱っこで30分、
昼寝は娘を抱っこしたままソファに座って2〜3時間、じっと過ごす日々。

昼寝の始まる13時ごろには「私の今日は終わった」と絶望する日々でした。

昼寝が終われば、離乳食、大人の食事、ゆっくりできるはずもないお風呂に、再び長い授乳と寝かしつけです。

(6ヶ月になった頃には横抱きをし続けるのはさすがにつらく、あまりよくないですが抱っこ紐で寝かせました。寝入ってから下ろすことも試みましたが、やっぱりダメでした。)


当時は、平日は基本ワンオペ。

土日になり、夫に育児の主体を代わってもらうと、張り詰めていた糸が切れるのか、ひどい偏頭痛が押し寄せて何もでなくなるまで嘔吐してしまうことも繰り返しありました。

(この体調不良も、生後11ヶ月頃には落ち着いていきました。)



■ 遅れてしまった寝室への移行と、束の間の休息


日中の昼寝はそんな状態でしたが、夜の睡眠については、また違った形をたどりました。

最初のころは母乳に加えてミルクも飲んでいたり、私が産後頻繁にトイレに行っていたりという理由で2階のリビングで寝ていました。


生後4ヶ月頃、夏になって朝4時くらいには部屋が明るくなり、娘が覚醒してしまうように。そこで、ようやく、3階の寝室に移行しました。

1日目こそ全然寝てくれなくて悲惨でしたが、2日目からは6時間ほどまとまって寝てくれる日が増えていきました。

まとまって寝てくれた分、今度はおっぱいが張って痛く、ちょうどお盆の時期で母乳外来も開いていなくて数日辛かったという思い出もあります。


寝る時間が長くなってきても、寝かしつけには相変わらず長らくのおっぱい、それでも寝ないときは横抱きで必死にゆらゆら。

夜中に一度起きてしまうとおっぱいでも抱っこでも長らく寝ない夜があり、夫も私も夜中に数時間格闘することもありました。


生後7〜8ヶ月頃からは、ようやく夜の睡眠はある程度まとまるように。

夜7時頃から1〜2時間の授乳は変わりませんでしたが、朝の5時や6時頃までは夜間授乳なしで夜通し寝てくれることも増えていきました。

今思えば、これは束の間の休息時間でした。



■ 4月に夜間授乳再開、5月の病み上がり復職


日中の昼寝は抱っこしっぱなしという状態のまま、
ほぼ1歳というタイミングの4月に、娘は保育園に入園しました。


抱っこでしか寝られない娘は、当然ながら最初の数ヶ月、保育園では朝寝も昼寝もまったくできませんでした。

休日の昼寝はしばらく相変わらずの抱っこ、保育園で布団で昼寝ができるようになってからも、家では添い乳でやっと寝てくれるような感じでした。
身動きはなかなか取れません。


入園して1週間ほど経った頃からは、せっかくまとまっていた夜の睡眠も崩れ始めました。

終わっていたはずの夜間授乳が再開し、夜中に何度も起きるようになったのです。

同時に、夜寝る時はいつも私にぴったりとくっつき、私の腕を掴んで寝るようになり、布団からなかなか抜け出せなくなりました


4月末、GWの頭には、慣らし保育の疲れに保育園の洗礼もあり、娘が初めての発熱をし、そこから私も風邪をもらって寝込んでしまいました。

病み上がりのゴールデンウィーク明けに私は復職。

復帰当時の職場は、社内システムや体制が大きく変わったばかりの過渡期で、みんながてんやわんやしている最中でした。

また、自身の希望で異動したのですが、そこはもちろん、右も左もわからないプロジェクト
元から厳しいなどの噂のある顧客であり、さらにマルチベンダーによる大きなシステム更新を控え、トラブルも多発していました。


復職してしばらくは娘は園で昼寝ができなかったため、帰宅するとすぐにおっぱいを求め、それを咥えたまま寝落ちしてしまいます。

そこから不機嫌な娘を無理やり起こして夕食を食べさせ、お風呂に入れて、再び寝かしつけ。そんな日々でした。

お昼寝ができるようになってからも、慌ただしい日々は当たり前に続きます。


慣れない環境に、時短の縛りに、度重なる休暇に…。
仕事が思うように進まないもどかしさを抱えながらの日々

「仕事を辞めたほうがいいんじゃないか」
そう本気で思い始める自分がいました。



■ 1時間おきの娘アラームと、幸せな金縛り


8月になり、10日前後の夏休み。家族で私の実家に帰省してリラックスした時間を過ごせたことで、私はまた気持ちを切り替えて仕事に向かいます。


しかし、娘にとっては初めての長期休暇、初めての外泊を経験した夏休み。夏休み明けから、娘の夜泣きがかつてないほど悪化しました。

最初は3〜4時間寝てくれるものの、その後は夜中から朝まで1時間半、1時間、1時間、30分、30分……という頻度で起きるようになってしまったのです。

これが1ヶ月から1ヶ月半ほど続きました。


これだけ何度も夜中に起こされて授乳をしながら、よく昼間寝ることもなく仕事をこなしていたなと、今の自分から見れば信じられません。

ただ当時は、夜中に何度も起きる娘に対してイライラする気持ちは全く湧きませんでした。

むしろ、それほどまでに、日々の生活を回すことに、仕事に慣れることに、ただただ必死だったのだと思います


そんな頻繁な夜泣きが落ち着いて数週間後、復職から半年が経った10月のある週末、システムの入れ替えに伴い、私は土日とも現場のお客さん先への立ち合いでフル出勤することになりました。

娘が起きる前にこっそり家を抜け出し、娘が寝る直前に帰宅する。
そんな丸2日を過ごした1週間後から、娘は夜、私の「体の上に乗っかって」寝るようになりました。

夜中に苦しくて目が覚めることもあり、寝返りも思うようには打てず、肉体的には休まりません
かなり長いこと、この状態で寝ていました。


今になって振り返れば、あれは一種の「幸せな金縛り」のような時間だったのかもしれないな、とも思います。

ちなみに。
おっぱいが大好きな娘が完全に卒乳したのは、2歳7,8ヶ月の頃でした。



■ 背中にあたる後頭部、産後の大号泣


その後、娘が3歳になる前に2人目を妊娠しました。

お腹に乗らないように伝えるため、安定期に入る前にお腹に赤ちゃんがいることを娘に話しました。

意外にも、そこからは比較的スムーズにお腹の上に乗ってくることはなくなり、私の手を取って寝る形に落ち着いた娘。


お腹が大きくなってからは、私は左側を下にして横向きに寝るようになるのですが(妊娠中は左側を下にしたシムス体位にしたかったため)、娘はなぜか、いつも通りの位置、私の右側が好きだったようで、左側で寝ることは拒んでいました。

そのため、私の背中にくっつき、私の後頭部に頭をはめて寝るようになっていきました。


平日はなかなかいっしょに居られない母に、寝る時までも背を向けられて、当時は少し寂しい思いをさせていたと思います。

妊娠中、少しの間でも、右側を向き、娘の顔をみつめて手を握って寝る姿勢になると、娘はそれは嬉しそうに安心したような顔で笑っていました。


無事に出産を終えた後は、もとのとおり、娘の方を向いて寝ました。

久しぶりに私と顔を合わせて寝られたとき、「こっち向きに寝れるの?」と嬉しそうに笑ったあの表情も、さみしい思いをさせていたんだなと私の胸をちくっと刺しました。


今でも、夜間授乳のため、夜中に息子と寝室を抜け出してリビングに行くこともあります。

出産時に母がいなくなった恐怖もあったためなのか、

最初のほうは、大大大号泣して「ママのところにいく!おっぱい飲むのを待ってるの!!」と、夫に抱っこしてもらいリビングに来て少し落ち着いてから寝室に戻るというようなことも何度もありました。

眠りも浅かったように思います。

(陣痛が来て、寝ている娘を起こして、夫と3人、タクシーで産院に向かったのが夜中1時半頃でした。)


今は基本的にはよく寝てくれていますし、仮に抜け出すときに気づかれても「すぐ来るから待っててね」と言うと、ひとりで寝室で静かに寝ていてくれます。

今は、息子の授乳や生活リズムの関係で、娘が夫と遊んだあと、寝るまでに間に合わないこともありますが、そういうときは、朝のまどろみの中で母の手を握って満足してくれています。


(今でも、とても疲れた日や私の実家に泊まりなど、何かしらのストレスがかかったりすると、夜中に何度も起きたりすることはあります。)



■ 一日一日を、必死に生き抜いていることの、凄まじさ


上の娘を妊娠してある程度お腹が大きくなってからの今まで、約5年間、私は夜通しぐっすり寝れたことなんて一度もありません

でもきっと、多くのママさんたちが同じようなものだと思います。
もっと長い期間、自分の睡眠を削っているかたもたくさんおられるのではないでしょうか。


振り返ってみれば、私の母は育休もなく産休のみで正社員として働き続け、子どもを3人育て上げました。

今、自分がこの終わらない寝不足を経験したからこそ、当時の母は一体何年間、夜通し眠れないまま働き続けていたのだろう、と気が遠くなるような思いがします。

そんな中、仕事を続けて子育てをし、体調を崩す姿なんてほとんど見せなかった、弱音も聞いたことのない母は、本当にすごいなと感じます。

ただ、母の場合は祖父母と同居し、父も協力的で、父母ともに車で20〜30分程度のところに職場があったからできたことだとも思います。

(同居していたからこそ、祖母の介護でもまた寝不足になることもあったというものまた事実ですが……。)


であるならば。


頼れる身内が近くにいない多子世帯のママやパパ、ワンオペのママやパパ、育児と介護などが重なるダブルケアの世帯のママやパパ、・・・
みなさん本当に信じられないほどのすごいです、すさまじい。



SNSを見れば、「子どもが寝ている隙に、家事やお仕事を片付けちゃう!」なんていう投稿が流れてきます。
復職して休めば、「時間があるときにこの件について連絡ください」なんて言われたりもします。


そもそも、1人でぐっすりマイペースに寝てくれる子って、世の中にそんなにたくさんいるのでしょうか。

起きている間だって、ひとりで勝手に遊べるのなんて10分20分。
けれど動画ばかり見せたくはないし、絵本読み聞かせや知育遊びなどの触れ合いはなるべく大切にしたいと思うのは私だけでしょうか。


よく寝てくれる赤ちゃんで、ご機嫌にひとり遊びができる子じゃない限り、仮にご機嫌に遊べても我が子との触れ合いをたくさん犠牲にしない限り……

全然育児家事が回らないのが現実ではないのでしょうか。


私は、家は荒れ放題になり、便利なものや家電に頼りまくり。
丁寧なくらしなんて夢のまた夢です。


みんないったいどうやって子どもと向き合っているんだろう、日々を生き抜いているんだろう、と本気で思います。


日頃から家事育児を回し、さらには復職して仕事までこなしている世の中のママさんパパさんは本当にすごいなと思います。

私の母だけじゃなくて、みんな、みんな本当にすごい。


この日常の苦労が、この日常を懸命に生きていることの価値が、もっともっともっと、社会的に認められていいですよね。


かわいい娘と息子に挟まれて、
私の幸せな寝不足はまだしばらく続きそうです。

みなさん今日も本当におつかれさまです🍵🍙❁⃘*.゚

LeapShareiOS


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