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【05 | 退職日記】退職前に気づいた「税金と保険」の盲点


辞めるまで「自分の足元」すら見ていなかった


正直に告白すると、退職が決まるその日まで、私はお金や制度のことを何ひとつ考えていませんでした。

日々の業務、ハードな夜勤、絶え間ない勉強会…
目の前の患者さんと向き合うことに全力で、それだけで毎日が精一杯。

健康保険も、年金も、住民税も。
給料から引かれているのは知っていたけれど、それは蛇口をひねれば出てくる水のように、「あって当たり前」のインフラだと思い込んでいたのです。



※このnoteは「50代で退職予定の私」が、
お金や暮らしと向き合う実録連載です。

前回の記事はこちら👇




■ 医療の現場に30年。でも「制度」は視界の外

病院という場所は、いわば「制度の塊」です。

毎日、何十人ものカルテを読み込み、病態を把握し、必要なケアを必死に考える。それが私の33年間でした。

けれど、その医療を支えているはずの「保険制度」という土台を、自分自身の暮らしに引き寄せて考えたことは――。

お恥ずかしい話、ほとんどありませんでした。

プロとして働いてきた自負はあります。

けれど「自分の生活を守る制度」については、驚くほど無知なままでした。

退職を意識し始めて、いまだに自分の保険証の仕組みすら説明できない自分に、今、少し愕然としています。



■ 調べてみて、一気に冷や汗が出た

退職が近づき、重い腰を上げて調べてみると、そこにあったのは「自分でやらなければならないこと」の山でした。

✔️保険証は返却。その後の保険は自分で選び、手続きする。
✔️年金も「厚生年金」から自分で切り替え。
✔️税金や保険料は、忘れた頃に「ドカン」と請求がくる。

「え、これ全部、自分で判断して動かなきゃいけないの?」


知らずに退職の日を迎えていたらと思うと、冷や汗が出ました。

さらに、「退職中の生活はどうにかなるだろう」と頼りにしていた失業保険についても、現実は想像よりずっとシビアでした。

「辞めたら、とりあえずこれがある」
どこかでそう高を括(くく)っていたけれど、実際はそんなに単純な話じゃない。

すぐにもらえるわけではないし、踏むべき段取りも複雑。

「これを最初から当てにしすぎるのは危ない」
そう直感しました。




■ 一番ゾッとしたのは「保険は自動じゃない」こと

退職したら、何かしらの保険に“自動で”切り替わるものだと思い込んでいました。
でも、違ったのです。
自分で選んで手続きをしない限り、日本に住んでいても「無保険」という空白の期間が生まれてしまう。

医療現場にいたからこそ、無保険の怖さは嫌というほど見てきました。

「もし急に倒れたら?」「たった一日、この空白の間に事故に遭ったら?」

今までお守りのように持っていたあのカードが、退職した瞬間にただのプラスチックの板になる。

その現実を突きつけられて、初めて事の重大さを理解しました。



■ 税金は、静かに、確実に、時間差でやってくる

もう一つ、地味に、けれど確実に怖いのが税金です。

住民税は「去年の収入」に対して課税される、いわば時間差攻撃。

仕事を辞めて収入がなくなった頃に、夜勤をバリバリこなして身を削って稼いでいた頃の、重い重い請求書が届くのです😱

心の準備がないままこれを受け取ったら、きっと立ち直れなくなる。そんな不安が胸をよぎりました。





■ 「何も知らなかった」という、最初の一歩

正直に言えば、今の私もまだ、すべてを完璧に理解できているわけではありません。

ただ一つ言えるのは、「何も知らなかった」と気づけたこと。それが、私にとっての大きな第一歩だということです。



■ 自分の手に、暮らしを取り戻す

退職とは、単に仕事を辞めることではない。

今まで「当たり前」という名のもとに誰かに任せてきた、自分の暮らしの細部。それを自分の手に取り戻し、一歩ずつ自分の足で歩き始めることなのだと、今は感じています。

今回も図解にしてみました😊👇



次回予告

「じゃあ、何から手を付ければいいの?」
そんなあなたに、退職前に知っておくと安心な
“優先順位”についてのお話しです😊

▼続きはこちら




noteは全10話の連載予定です。



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▼ この連載の始まりはここから

【01|退職日記】50代で辞めるのに、私はお金のことを何も知らなかった。|うみ|50代看護師 これからの人生を見つめ直す記録







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