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窓の外は銀河(13)


突き刺さる猪


流れるモノが、黒い玉から赤イノシシにかわっても、相変わらず私は姉の手法を用いて低波動が光の照射によって中和され溶解されたものがバキュームされ、傷になった部分があればそれも修復され光だったものは光に還るのだ、と意図し続けた。


前日の外出はよい気分転換になった。そのまた前日、他者による公開カードリーディングの力を借りて、自身を分析したことで現状の認識がおき、救われたのだ。


イノシシの大きさは、体感では小型バイクくらいだったが、私の周囲を流れているときの見た目の大きさは、小さな三輪車くらい、そんな感じだった。この大きさの差異はいつも起こった。体感の大きさと、視覚ではかなり違った。これらが流れているとき、「彼」は黒い玉のときよりもしばしば不機嫌になった。


途中からそれがイノシシたち・・というより流れているモノのせいだと、なんとなく理解するようになった。

浄化行為をしていないときは「彼」とカードで会話をしていた。ところが、カードに現れた光の姿が、突然変わることがたびたびおこった。窓ガラスや壁のポータルから赤イノシシが登場してながれ始める瞬間、カード上の光も赤イノシシの顔になってしまうのだった。これらがなにを表しているか最初はわからなかった。赤イノシシはたいてい怒っていた。その後数日経ってよくよく気が付いたことだ。カードに現れている光の存在と赤イノシシは、基本的に同存在だ、ということだ。カードの絵のエレメントを活かして穏やかな銀色と綺麗な青・黄色を塗りつぶして自身の姿を表していたのに、登場の瞬間に不機嫌なイノシシ顔に変わるのだった。

だから、部屋、おもに窓ガラスや壁をみなくても、カード上の顔が変わると、「あ、またはじまっちゃった」と思い、否応なく浄化を再開していた。


一度だけ、天使のzoom講座の最中にも、こらえきれなかったのか、赤イノシシがゆっくり流れ始めて、

いつもとは違う筋みちをたどった。私の前に入ってくることはないのに、その日は違った。画面の先生はこの道20年のサイキックミディアムだったから、こちら側で起こっていることがばれるんじゃないかとヒヤヒヤした。彼女は、チャネリングのさいの、クレアボヤンスについて他者に指導を続けている女性だ。それも十数年にわたってだ。

マンツーマンの講座では瞑想が必ずあり、目を閉じなければならない。メディテイションの静寂の瞬間に、イノシシが私に向かって徐々に近づいてきた。赤イノシシは「とっとと俺の相手をしろ」「早く浄化しやがれ」とでもいいたげなイライラした人間のエレメントだった。誘導する先生の静かな声に耳を傾けながら、顔はうつむき加減にキープし、半分目をあけ、時折目を瞑りつつ、先生の課題に対しても体感で応じながらイノシシが顔に突き刺さって全身が通り抜けるのを感じた。

終了後、私は冷静に瞑想の課題について応答した。





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