🇵🇱やっぱりグダンスクは美しかった!旧市街町歩き
前回はポーランドのブィドゴシュチュという町にあるナチスのために爆弾を製造していたノーベル賞のノーベルの工場跡地を訪れました。
ブィドゴシュチュの次は今回の旅の最終地、バルト海沿岸にあるポーランドのグダンスク(グダニスクとも表記されるよう)を訪れます。
いつどこからバルセロナに帰るか決めずに始めた今回の旅。
スペインから陸路でフランス、イタリア、ドイツと周り、ドイツの滞在終盤でポーランドから帰ることにしました。そして、バルセロナへの直行便はポーランドのいくつかの都市から飛んでいて、その一つであるグダンスクから帰ることにしました。グダンスクは10年ほど前に一度訪れた町。その時はワルシャワ、クラフク、トルン、ウロツワフなども訪れ、そのなかで一番気に入った町でした。
フライトの関係から5泊という少し長めの滞在となりましたが、新しい博物館やショッピングモールもでき、郊外まで足を延ばすと意外と見どころも多く退屈せずに過ごせました。
ビィドゴシュチュからグダンスクは鉄道で1時間半ほど。

グダンスクの歴史
グダンスクは10世紀の終わりにはポーランドの町として存在していた記録が残っています。1308年にはドイツ騎士団によって占領され、ハンザ同盟都市として発展しました。今でもハンザ同盟時代を彷彿させるレンガ造りの建物が(戦後の再建も)点在しています。
1466年にポーランド領に戻り、16世紀から17世紀には海運都市として全盛期を迎えます。
18世紀後半にはポーランドは分割されプロイセン公国となり、その後ドイツ帝国の一部となります。
第一次世界大戦でドイツが敗北し、ヴェルサイユ条約によって自由都市ダンツィヒとなるもつかの間、ポーランド軍が駐留していたグダンスクのヴェステルプラッテをナチス・ドイツ軍が攻撃し、第二次世界大戦がグダンスクにて勃発し(ヴェステルプラッテは追って訪れます)ドイツに完全に占領されました。
第二次大戦で壊滅的な被害を受けたグダンスク。


第二次世界大戦後はポーランドとなり町は再建され造船業が盛んになりました。ところが、ベルリンの壁が崩壊し共産主義時代が終わると造船の需要は減り失業率が急激に上がったといいます。
旧市街にあった中世や戦前の建物の多くは美しく再建され、現在ではびっくりする数の観光客が訪れ観光都市として生まれ変わったように見えます。
グダンスクを訪れる何日か前に滞在したドイツ国境に近いシュチェチンでは戦後あまり再建がされなかったようなので、歴史的背景や町ごとの政策によって随分異なるのかもしれません。
今回はそんなグダンスクの旧市街を10年ほどぶりに歩きます。
レンガ造りの鉄道駅
鉄道駅に到着すると駅舎は一見シンプルながら歴史的な建物だということが分かります。

いつなのかは分かりませんが、昔の写真がありました。

立派な時計塔があるレンガ造りの美しい外観です。1900年に完成し、第二次世界大戦で戦火に遇い再建されたそう。

旧市街周辺
鉄道駅から旧市街は比較的すぐ。

途中もフォトジェニックな景色が広がります。

旧市場は改装中でフードコートになるそうです。

旧市街の外にあるショッピングセンターから見た旧市街の門。異なる建築様式の門が3重くらいになっていて圧巻です。

鉄道駅も含め「オランダ・ルネサンス様式」と呼ばれるレンガ造りの建築が点在します。

中世の趣の塔。

今回前半に泊まった先程の戦火を逃れた中世のホテル。右の2軒と共に奇跡的に3軒残っています。歴史的な建物なので部屋の床が斜めになっていました。

とにかく綺麗、旧市街中心
旧市街のメインストリート、ドゥーガ通りの門。

ドゥーガ通りは「通り」ではなく実は細長い「広場」なのだそう。「王の道」と呼ばれカラフルな建物が並びます。そして、旧市庁舎の高い塔が圧巻です。

「大武器庫」と呼ばれる武器の倉庫だった建物はピンクでキュート。現在は役所かなにかのようでした。

広場のネプチューンの像。

夜景もライトアップされてきれいです。

よくここまで再建したなと驚くほどかなり広範囲に渡ります。


2~3本裏通りに行くと一見中世の建物ですがコンクリートっぽいです。

正面ポーチに階段か何段かあって装飾が施されている建物が並ぶ通りがいくつかありました。戦前の写真でも同様だったので一部はがれきから回収され忠実に再建されたよう。

装飾が美しい聖母マリア教会
こちらも素晴らしい建築。前回訪れたときは夏だったのでライオンの像あるあたりの地面から噴水が上がっていました。この背後に見えるレンガ造りの建物が聖母マリア教会。

世界最大のレンガ造りの教会だそう。

内部は一見シンプルに見えます。

ところが細部を見ると結構凝っています。

素晴らしいパイプオルガン。

正面の祭壇。

天文時計も美しいです。

祭壇など後から付け加えられている木造の装飾が素晴らしいです。


中世時代の港周辺
16世紀から17世紀にかけて開運都市として全盛期を迎えた町だけあり、モトワヴァ運河にある港に出ると当時の繁栄を思わせる建物が並びます。特に印象的なのが中世の船の積み荷を乗せたり下ろしたりするクレーン。レンガ造りの出っ張っている建物です。

レストランが並びオフシーズンにも関わらず観光客が多いです。

昔の船が停泊しています。現在の港はこの先のバルト海方面です。

運河を挟んで旧市街の対岸にある建物群。一見歴史的な建物のようにも見えますが、実際に歩くとかなり新しい建物であることが分かります。恐らく旧市街の景観を損ねないように規制があるのだと思います。

こちらは古いのか新しいのか判断しかねる建物群。

お決まりの町の名前が書いてある撮影スポットがありました。例にもれず写真を撮ります。

夜の景色もロマンチックです。

そこそこの大きさでどこを歩いても写真を撮りたくなるような旧市街。最初に訪れたときも感動しましたが、今回再訪してその美しさを再確認しました。
次回はグダンスクから足を延ばして世界遺産のマルボルク城を訪れます。
