【静岡】大井川鐡道 | 井川線 (1回/全3回)| 静岡県川根本町 | 2004年他アーカイブ
SL急行の終点である千頭駅から井川駅までを結ぶ路線。元々は井川ダムの建設資材を運ぶための貨物線であり、ダム完成後に旅客化されて現在に至る。元が資材運搬用の軽便鉄道なので、使用される車両も小型のものとなっている。
途中90/1000という日本の鉄道で最大の傾斜があり、その区間のみ日本では唯一となったアプト式電気機関車が連結される。
井川線はSL急行の終点である千頭駅から乗ることができるが、時間がかかる割に途中それほど見どころもない区間をパスして、奥泉駅から乗車した。
奥泉駅は寸又峡温泉の最寄駅(と言ってもバスで約40分)であるため、この駅から乗車する人も多いようだ。

有人駅なので目的地の奥大井湖上駅までの切符を購入。
「乗り越すと普通料金より高くなるので注意してください」と言われたが、どういう仕組みなんだろう?
2026年7月から、同区間の運賃は10倍となる…。(一部除外あり)

とにかく親切な大井川鐵道の社員。おばさんの質問にも懇切丁寧に対応。観光に振った路線とはいえ、都会ではなかなか見られない対応だ。

ホームと線路の段差はこれくらい。「ホームから転落!」というのはちょっと考えにくい。せいぜい足をくじくくらい。

井川線の拠点駅の一つであり、交換可能な1面2線の構造となっている。

乗車する列車到着。
ちなみに先頭車は運転台付だが、走行は最後尾に連結されたディーゼル機関車が押している。

客車内部。
二人がけと一人がけのシート配置でもこの狭さ。シートのすわり心地は良かった。
車輌間の移動は不可。駅で写真を撮りに外に出て、うっかり違う車輌に飛び乗ると次の駅まで仲間と合流できなくなるので注意。

発車してすぐ山間部へ。
途中見える鉄橋は県道。もともとはダム建造用に作られた橋らしい。

何度も鉄橋を渡る。自転車より少し速いくらいの速度だが、谷を抜ける風が心地よい。
紅葉シーズンはさぞや美しいんだろうけど、客も多いだろうな。

そして異様に多いトンネル。井川線だけで60にも及ぶトンネルがあるそうだ。

アプトいちしろ駅到着。ここから隣の長島ダム駅までは鉄道としては日本一の勾配を上がることになる。その為、この区間だけはアプト式電気機関車のお世話になる。現在日本でアプト式はここだけ。シーズン中には重連も見られる。
静かに寄ってくるアプト区間専用の電気機関車。

編成の一番後ろに連結、後ろから押すこととなる。鉄道マニアだと思われたら嫌だなと思いつつ撮影。

左がディーゼル機関車、右がアプト路線用の電気機関車。車高が大きく異なるが、通勤電車の中で背の高い人と並んだ時の自分はこんな感じになる。
長島ダム建造によって旧線が水没することになった際には線路付け替えのリスクもあり、一時は廃止検討もされたようだが、アプト式機関車を用いる事により、急勾配をクリア。その企業努力には頭が下がる。

アプトいちしろ駅から見える吊橋。この日朝から「夢の吊橋」を渡ってきているので、少々吊橋に自信がついた。

アプト式電気機関車について尋ねるおじさんとそれに丁寧に答える駅員。のんびりした時間が流れる。

次回はアプト路線走行
<つづく>
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