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ずっと秋田に住んでるんだろうなとは思う人

むかしむかし、深い雪と美しい田園風景に囲まれた秋田の小さな村に、根付(ねづき)という名の男が住んでいました。根付は生まれてからずっとこの地で暮らし、村人たちからは「ずっと秋田に住んでるんだろうな」と思われる存在でした。

根付の家族は代々この地に住み、祖父の代からの古い家で暮らしていました。春には山菜を採り、夏には田んぼで汗を流し、秋には稲刈りと収穫祭を楽しみ、冬には深い雪の中で温かい囲炉裏を囲む——そんな四季折々の秋田の暮らしが、根付の体に染み込んでいました。
若い頃、根付にも都会に出る機会がありました。友人たちは次々と東京や大阪へと旅立ち、「根付も来ないか」と誘われたこともありました。そのたびに根付は「いつか行くかもしれない」と答えていましたが、心のどこかでは「自分はずっとこの地にいるのだろう」と感じていました。
ある年、久しぶりに都会から友人が帰省しました。「どうして秋田から出ないんだ?外の世界はもっと広いぞ」と尋ねられた根付は、静かに微笑んでこう答えました。
「私は旅をしたことがないわけではない。春の山にナンバンを探しに行く旅、夏の夜空に広がる星々への旅、秋の紅葉の中での心の旅、冬の雪の静けさの中での深い思索の旅。この地にいながらにして、私は様々な世界を旅してきたのだよ」
根付は続けました。「私がずっと秋田に住んでいるのは、ただ習慣でも、勇気がないわけでもない。この土地の四季の移ろい、人々の温かさ、代々受け継がれてきた知恵——それらが私の魂を育て、私を私たらしめているのだ。どこにいても自分は自分だが、ここにいる自分が一番自分らしいと感じるのだ」
年を重ねた根付は、村の子どもたちに秋田の伝統や自然の知恵を教える役割を担うようになりました。都会から訪れる人々に、この地の魅力を静かに、しかし誇りを持って伝える姿は、多くの人の心に残りました。
晩年、新たに村に移り住んできた若者が根付に尋ねました。「後悔はないのですか?外の世界を見なかったことを」
根付は窓の外の秋田の風景を見つめながら答えました。「私はずっと秋田に住んでるんだろうなと思われるこの人生を、心から愛している。外の世界を見なかったのではなく、私は自分の世界を深く見つめてきたのだ。そこにこそ、私の人生があった」
そして「深く根を張った木は、遠くを見る目を持つ」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2025年4月14日20時45分に書く無名人インタビュー1048回目のまえがきでした!!!!!

【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは 小野佑真 さんです!

年齢:20代前半
性別:男性
職業:大学生



現在:その当時たまたま受けた授業がそれだっただけで。別のものでも興味を持ってた気はします。

qbc:
今、何をしている人でしょうか?

小野佑真:
そうですね。大学生です。通信制のmanagara大学に通っています。
学んでいるのは経済とか経営ですね。その辺を勉強しつつ、noteのプロフィールに書いてるようないくつかの団体に所属して、仕事ともいえるような活動にも取り組んでいます。

qbc:
はい。どういう活動なんですかね?

小野佑真:
活動は、主に「食品のロス」に関する取り組みと、あとは教育に関することですね。キャリア教育の分野に興味があります。

qbc:
具体的にはどういう活動されてるんですかね?

小野佑真:
「食品のロス」の方は、主に啓発活動をしてます。イベントに参加して「食品ロスってこういうものだよ」という説明をしたり、あとは、実際にロス削減に取り組んでる方にインタビューをして記事にまとめるみたいなこともやっていますね。

qbc:
それ以外のことって、何されてるんですか?

小野佑真:
インターンですね。教育系の企業でインターンをしています。

qbc:
その他は?生活時間とか移動時間とか以外は、何されてます?

小野佑真:
好きなのは、ドラマを観ることですね。あとは何だろう。ピアノを弾くのも好きです。

qbc:
ドラマはどんなドラマ?

小野佑真:
ドラマは割と幅広く見るタイプですが、特に好きなのは落ち着いたトーンのドラマですね。あんまり激しくない感じの、アットホームというか、日常的な雰囲気があるというか、そういうのが好みですね。

qbc:
なんか今、日々どういう感情で暮らされてるんですかね?

小野佑真:
感情は……そうですね。マイナスではないですね。基本的には前向きな気持ちで過ごせていて、充実感がありますね。

qbc:
感情は?

小野佑真:
楽しいって感じです。

qbc:
どんなときが楽しいですかね?

小野佑真:
さっきお話したような活動をしてるときは楽しいですし、あとはいろんな人と話したりする時間も好きです。

qbc:
いろんな人と話すって、どういう機会があるんですかね?

小野佑真:
そうですね。例えば、SNSで知り合った人と日程を合わせてZoomで話をする、いわゆる「1on1」です。初めての人とお話すると新しい刺激をもらえたりとか、いろんな知見を得られたりするので、すごく楽しいですね。

qbc:
新しい人が楽しいってことなんですかね?人っていうよりかは。どうなんでしょうか?

小野佑真:
それはありますね。新しいものは好きです。うん、すごく好きですね。

qbc:
なんか具体的に、その今の自分の人生の中のテーマみたいのって、活動ベースでいうと何に該当するんですか?

小野佑真:
抽象度の高いところで言えば、「教育」が大きなテーマだと思っています。教育にはかなり関心がありますね。

qbc:
活動ベースでいうと?活動でいうとどれなんですか?

小野佑真:
活動でいうと、食品のロス削減に関する取り組みですね。

qbc:
もうちょっと具体的にいうとどういう取り組みになってますかね?

小野佑真:
各地のイベントに参加して、「食品のロス」の現状や原因を伝えたり、削減のための工夫について紹介したりしています。
他には、家庭で生じるロスをテーマにしたカードゲームの開発にも取り組んでいますね。

qbc:
その活動を始めたきっかけって何だったんですかね?

小野佑真:
きっかけは、高校1年生の時の探究授業ですね。その授業のテーマは「食分野の社会課題の解決方法を考える」ことでした。グループワークを通して、食品ロス削減の方法を考えていくうちに、だんだんと課題に関心を持つようになりました。

qbc:
なんで解決しようと思ったかって、もうちょっと言葉にできます?

小野佑真:
そうですね。当時グループで考えてたのは、日本の外食、例えばレストランやファストフード店で発生するロスをいかに減らせるかでした。で、その方法は一つじゃなくて、どうやったら減らせるかを考える過程そのものが結構面白かったというか、楽しかった記憶があります。決まった答えがない問題に向き合うこと自体に、惹かれたんだと思います。

qbc:
ってことはテーマは別に違っても良かったんですかね?食品ロス以外のことでも。

小野佑真:
あ~、テーマは違ってもよかったかもしれないです。その時に受けた授業がたまたま「食の課題」だっただけで、別のものでも興味を持った気はします。

qbc:
性格とかってとか人から何て言われます?

小野佑真:
性格は、真面目とかおとなしいとか。あと何でしょうね。落ち着いてるって言われることも多いです。

qbc:
自分では、自分の性格なんて思います?

小野佑真:
自分では、かなり内向的だと思いますね。落ち着いていて、冷静に振る舞えるタイプかなと感じますね。

qbc:
どんなときに冷静に振る舞える?

小野佑真:
例えば、人前で何か話す場面です。もちろん緊張はするんですけど、その緊張を表に出さないように見せるっていうのが得意だと思ってます。

qbc:
それは性格でいうとどんな性格っていうことになります?

小野佑真:
性格でいうと……なんでしょうね。

qbc:
冷静とか、元々何も感じない方だとか、厚かましいとか、いろんな性格によって、その現実があると思うんですけど、自分では何だと思います?

小野佑真:
冷静で、あまり目立つのが得意ではないタイプですね。あとは、おとなしい方だと思います。
性格とは違いますけど、一人で過ごす時間が結構好きですね。

qbc:
そういう活動をしたりする団体の代表になったりするのと、目立ちたくないっていうの、なんか矛盾を感じるんですけど、その辺は?

小野佑真:
あ~、そうですよね。それはたまに言われます。僕の場合は自分から代表になりたくてなったわけではないんです。当時(2024年春)、いろんな事情で「代表を交代した方が団体にとってプラスになる」状況でした。他のメンバーの中だったら僕が適任だろうという話になって、就任したんですよね。だからあんまり積極的な理由でなったわけじゃないんですよね、代表に。

qbc:
本当に嫌だったら断ることができるじゃないですか。

小野佑真:
あ~、確かにそうですね。

qbc:
何と戦ったんですかね?もちろん人間の性格が一様ではないのは分かるんですけど、それでも受け入れちゃってるわけじゃないすか。

小野佑真:
受け入れてますね。

qbc:
何が受け入れを補助したんですかね?

小野佑真:
あぁ…。チームが好きだったのが大きいです。代わりの代表を立てないとチームが成り立たなくなる状況で、チーム自体を僕は残したかった。好きだったので、やっぱり残したいっていう思いが強くありました。それだったらやってもいいかなみたいな。そんな思いで、最終的には受け入れましたね。

qbc:
なるほど。距離の近い人、家族、パートナー、その親友とかそういう人から、なんて言われます?

小野佑真:
うーん、近い人からは…そうですね。「しっかりしてるね」とか「ちゃんとしてるよね」って言われることが多いです。実際どうかは置いといて(笑)、そういう印象を持たれているのかもしれません。

qbc:
なるほど。最近楽しかったことは何ですか?

小野佑真:
最近楽しかったことは、昨日(3月20日)ちょっとした音楽イベントに行ったことですね。他の人の演奏を聴いたり、自分も少しだけピアノを弾かせてもらったりして、すごく楽しかったです。

qbc:
なるほど。どんなところが楽しかったですか?

小野佑真:
いろんな楽器の音を生で聴く体験が楽しかったですね。フルートを吹いてる人もいましたし、ギターの弾き語りの人もいれば、ピアノを弾いてる人もいて。自分の音を奏でてる人が、同じ場所にいて順番に演奏していくのが、僕にとってはすごい新鮮でしたね。

qbc:
なるほど。逆に最近苦しかったことは何ですか?

小野佑真:
苦しかったことは……なんだろうな。あ、さっき言った団体、自分が代表やってる団体からメンバーが何人か抜けるという話になって、実際に最近抜けた方がいるんですね。もっとうまくコミュニケーションを取ってたら、その方たちも長く団体に関われたのかもしれないと思うと、ちょっと…なんでしょう、心苦しいというか心残りがあります。

qbc:
今一番好きな食べ物って何ですかね?

小野佑真:
一番好きな食べ物は、カレーです。

qbc:
何カレー?

小野佑真:
えーっと、ポークカレーですね。

qbc:
どこで食べるカレー?家とかレストランとか何か。

小野佑真:
自宅ですね。

qbc:
あぁ、家のカレー?

小野佑真:
家のカレー。はい。

過去:

qbc:
過去について聞いていきますね。

小野佑真:
はい、お願いします。


過去:自分の行きたい進路のために勉強するみたいなのがちょっと嫌だなっていう

qbc:
子供のころはどんなお子さんでしたかね?

小野佑真:
子供の頃は、今よりもかなりおとなしかったです。静かなタイプでしたね。

qbc:
どんな感じのおとなしいですか?

小野佑真:
学校とかでは、あまり喋らないタイプでした。なんでしょうね。知ってる人、家族とか本当に親しい人の間だとすごく話すけど、そうじゃないところでは全然話さない。ずっと静かでいるタイプの子でしたね。人見知りだったと思います。

qbc:
そのとき好きな遊びって何でした?

小野佑真:
子供のとき好きだった遊び……なぞなぞが好きだった記憶があります。あとは、鬼ごっことかごっこ遊びもよくやってた気がしますね。

qbc:
小学校の頃はどんな児童だったんですか?

小野佑真:
小学校でもやっぱり静かな、おとなしい児童だったと思いますね。特に授業中は、人前で話すのが怖かった記憶がありますね。「当てられるのが怖い」ってよく思ってました。

qbc:
そのときの自分っていうのは、どんな気持ち日々過ごしてたんですかね?

小野佑真:
どんな気持ちだったか……なんだろう。周りからも「静かな人」「おとなしい人」って思われてたと思うので、そういう自分でいなきゃいけないなみたいなって感じていた気がします。もともとそういうタイプだと思うんですけど、自分に「おとなしく、しっかりしてないといけない」って言い聞かせながら生活してたような記憶はあります。

qbc:
中学校は?

小野佑真:
中学校は、小学校とは全然違う環境でした。小学校時代の友達もほとんどいないみたいな、地元から離れた中学校に通っていて。新しい場所で、「新しい自分でいよう」みたいなことは思ってましたね。部活はサッカー部に入ってました。

qbc:
高校は?

小野佑真:
僕が通ってたのが中高一貫校だったので、中学からそのまま同じメンバーで高校に進学しました。ただ、僕の場合は途中で転学をして、2年生の11月からは別の高校で高校生活を送っていました。

qbc:
その転校した理由っていうのは?

小野佑真:
理由は、体調を崩したのが一番大きかったです。体調を崩したというより、正確には「学校で授業を受けてるときだけ体調が悪くなる」ことが続いてしまって。今の高校に通い続けるのは、難しいなと思ったんですよね。それで自分で考えて、通信制の高校に転学することに決めました。

qbc:
何がまずかったんですか?

小野佑真:
そうですね。やっぱり「授業中だけ体調悪くなる」という、かなり限定的な症状だったのがまず苦しかったですね。本当に。あとは、もうちょっと自由に勉強したいなっていう思いもあって。

qbc:
なんか何がそんなに嫌だったんですか?

小野佑真:
はっきりした原因は、自分でもよくわからないんですよね。でも……何でしょう、自分の行きたい進路のために勉強するみたいなのがちょっと嫌だなっていう。何て言ったらいいんですかね。

qbc:
えーっと、通信高校に替えたら大丈夫だった?

小野佑真:
そうです。大丈夫でした。

qbc:
何が違ったんですか?まぁ、通信制になったのはでかいけど。

小野佑真:
そうですね。そこは大きかったです。元々の学校だと対面で受けてた授業が、オンデマンド型に変わって。動画を視聴する形式なので、通学の必要がなくなったのがかなり大きな変化でしたね。
あとは、先生との距離感も変わりました。前の学校では、担任と毎日顔を合わせて、進路の話もかなり密にする感じでしたけど、転校後は月1回くらいのペースのやりとりで、進路も自分で自由に考えられる環境でした。自分にすごく合った場所でしたね。

qbc:
なるほどね。大学選びはどうでしたか?

小野佑真:
地元がすごく好きなので、「秋田にある大学にしよう」と思いました。地元の大学の中で自分に合ったことを学べそうな学部・学科を調べて、受験校を絞りましたね。無事に合格して、そこに進学したという感じです。

qbc:
大学は、どんな基準で選んだんですか?

小野佑真:
僕の場合は、「場所」と「学びたいこと」を学べるかどうかが基準でした。当時は、地域活性化とか地方創生みたいな分野にかなり関心があったので、それを学べそうな学部と学科を探して、そこを受験しました。

qbc:
なるほど。大学生活自体はどうだったんですかね?

小野佑真:
大学の授業は、とても楽しかったです。毎回新しい学びがありましたし、自分の知識が増えていくというか、使える言葉とか表現、思考の型が増えていくことにも面白さを感じていました。

qbc:
なるほど。地域活性に興味があって進学したみたいですけど、先ほどの団体にはどういう経緯で参加したんですか?

小野佑真:
「食品のロス」の団体は、高校3年生の、友達と2人で立ち上げたものです。教育系の団体は大学2年生の4月、ちょうど1年前に立ち上げました。

qbc:
どういう理由で?

小野佑真:
僕の知り合いが「教育に興味を持ってる秋田出身の子がいるから話してみたら?」と紹介してくれて。その方と初めて話したときに、何か一緒にできたら面白いよねっていう話になって、団体を作ったという流れです。

qbc:
自分が運営に関わってる方が多いですか?それとも、ただ単に参加してる方が多いですか?

小野佑真:
運営に関わってる方が多いですね。それが大半です。

qbc:
何個ぐらい入ってるんですか?

小野佑真:
団体の数だと、3つですね。

qbc:
3つのうち運営に携わってるのは?

小野佑真:
はい。

qbc:
参加だけしてるのもある?

小野佑真:
参加してるのもあります。それは団体というよりは、コミュニティに近いですね。

qbc:
オンラインコミュニティ?

小野佑真:
そうです。オンラインコミュニティ。

qbc:
オンラインコミュニティはどれぐらい入ってる?

小野佑真:
5~6個くらい入ってますね。

qbc:
なんでそんなに入っちゃったんですか?大体そういうふうに入るものなんですか?

小野佑真:
どうなんでしょう(笑)。僕は、いろいろ入ってみるのが好きなんですよね。

qbc:
入ってると何が面白いですかね?

小野佑真:
いろんな情報をゲットできることです。
コミュニティごとに参加してる人の特徴とか属性が全然違うので、流れてくる情報も変わってくるんです。イベントの紹介とか。そういう多様な情報を入手できるのが、面白さのひとつですね。

qbc:
ご両親からどのように育てられましたか?

小野佑真:
「やりたい」って言ったことはやらせてもらえる環境でした。習い事にしても、部活にしても、自分が興味を持ったことには、基本的に賛同してくれていたと思います。

qbc:
生まれ育った場所の風景ってどんな感じですか?

小野佑真:
住宅地ですね。周りに住宅が多くて、近くにアパートが一軒ありました。僕の家の隣とそのまた隣に、同級生が住んでいて、幼稚園・小学校が一緒だったので、よく一緒に遊んでましたね。

qbc:
人生の転換点があるとするならば、どこにあると思います?

小野佑真:
人生の転換点…?転換点は、2020年の5月の第2週の日曜日ですね。5月8日か9日だったと思います。

qbc:
その日に何が?

小野佑真:
当時、かなり苦しかったんですよね。勉強しなきゃいけないけど勉強に手がつかないみたいな状態で。その日までの2~3週間くらいは、ずっとそんな状態が続いていました。
でもその日、自分が困っていることや悩んでることを、ガーッて一気に書き出したんです。そしたら、気持ちがだいぶ変わったというか。「そんなに深刻に捉えなくてもいいかもしれない」とマインドが明確に変わったのが、その日でした。

qbc:
インタビューを受けようと思った理由ってなんですかね?

小野佑真:
自分が知らない自分に会いたかった、会えるかもしれないと思ったのが一番大きな理由です。自分自身を顧みたり、周りの人に自分がどういう人かを訊いたりする時に出てくる「自分」って、大体いつも同じというか、固定化されているような気がするんですよね。
でも今日みたいに、いろんな角度から、時には突拍子もない質問が飛んでくる中で僕から出てくる「自分」というものが、もしかしたら自分の知らない…知らないというか、何だろうな…。気に留めなかった自分、無視していた自分も出てきて、より自分を客観的に見れるようになるんじゃないかなということを感じて。それで、今回応募しました。

qbc:
なんか新しい自分を知るとかって、なんかどっから来た発想なんですかね?

小野佑真:
あ~、なんでなんでしょうね(笑)。新しいことを知るのが好きな気質なので、「きっと楽しそう」という発想に近いです。あとは、純粋な好奇心ですかね。

qbc:
純粋な好奇心っていうのは、難しいんだよね。何をすれば新しいことが見えるかって、分からないじゃない?

小野佑真:
そうですよね。

qbc:
なんでこの方法だと見えるかもって思ったんだろう、っていう質問なんですけど。

小野佑真:
それは、誰かに質問してもらうっていうのがいいと思ったからだと思います。自分で質問を投げかけるとか、ネットに落ちている質問を使って自己分析するやり方も、もちろんアリですけど。
こういう1対1の形式だと結構深く、その場で気になったことを掘り下げてくださったりとか、自分が予想してないような質問が飛んできたりするなとは思ったので。そこですね。


未来:ロールモデルとか、誰かの生き方をそのまま真似するみたいなことはあえてしない、というかしてなくて。

qbc:
未来について聞いていきますね。この先5年10年、30年40年と、自分が最後死ぬっていうところまでちょっとイメージしていただいて、どんな未来をイメージできますかね?

小野佑真:
そうですね。ずっと地元・秋田に住んでるんだろうなとは思っています。あとはそうだな……子供と関わる何か仕事とか取り組みを続けてる姿は、なんとなく想像できます。

qbc:
子供と関わる?

小野佑真:
そうです。

qbc:
なるほど。教育についての話、そこまで聞いてなかったんですけど、なんで教育に関心を持たれたんですか?

小野佑真:
最初のきっかけは、中学校3年生の秋か冬くらいでした。友達に「勉強を教えてほしい」と頼まれて一緒に勉強をしたときに、「教え方うまいね」「先生向いてるんじゃない?」と言われて。それが教育というか「教える」ことに関心を寄せるきっかけになりました。

qbc:
なるほど。もしもの未来の質問をしていて、もしも自分に積極性みたいなものが備わっていたのであれば、どんな人生になっていたと思います?

小野佑真:
面白い質問ですね。もしもっと積極性があったら、中学・高校時代に日本じゃないところにもっと行っていたかもしれません。

qbc:
海外に行きたかった?

小野佑真:
はい。留学したいなって思ってました、一時期。

qbc:
行かなかったのは、積極性がなかったから?

小野佑真:
そうですね。もちろんお金の問題とか、やりたいことが他に見つかったってのもありましたけど、「怖いな」とか「不安だな」みたいな気持ちも大きかったです。そこも間違いなく留学をしない、海外に行かない決断に繋がったので、積極性があったらその辺りがちょっと軽減されたかもしれないなと思いました。

qbc:
なんか自分の理想としてる人とか、目標にしてる人、参考にしてる人っていらっしゃいます?

小野佑真:
目標にしてる人……いないですね。

qbc:
興味関心のある人は?

小野佑真:
そうですね。ちょっと話が飛んじゃうかもしれないんですけど、僕は何かロールモデルとか、誰かの生き方をそのまま真似するみたいなことはあえてしてなくて。その代わり、周りの人、例えば友人とか、身近な人の「ここいいな」と思ったポイントを、自分の中に少しずつ取り入れていくようにしています。それで、自分がよりよく生きれたらいいなと思っています。だから「この人!」という存在は、特にいないんですよね。

qbc:
全く参考にも影響もしてない?

小野佑真:
いえ、参考にしてる人はいます。でも、たくさんいるって感じで。関わった人それぞれに「良さ」があるので、その中でいいと思った部分を少しずつ取り入れている感じです。

qbc:
例えば、どんなことですか?

小野佑真:
例えば、同じ団体の副代表は、ミーティングの時間配分や全体のスケジューリングがすごく上手なので、タイムマネジメントの面で参考にしています。
あとは、文章書くのが上手な子の書き方や構成を真似してみたりとか。
そんなふうに、身近な人の「いいな」と思ったところをちょこちょこマネている感じですね。

qbc:
周りの人って、同世代が多いってことですか?

小野佑真:
割合としては、同世代が多いですね。もちろん年上の方や年下の方もいらっしゃいますけど、いま一緒に関わっている人たちの中では、同世代の割合が大きいと思います。

qbc:
なんか自分の中で、これだけはやりたくないみたいなことってあります?

小野佑真:
これだけはやりたくない。何だろうな。うーん……あ、「怒ること」ですかね。

qbc:
怒りたくない?

小野佑真:
はい。怒りたくないですね。怒るのが怖いっていう感覚があります。

qbc:
怒るのが怖い?

小野佑真:
そうですね。周りに対して怒れないみたいな。

qbc:
人生で一番苦しかったことって何ですか?

小野佑真:
一番苦しかったのは、勉強に身が入らなくなったことですね。さっきもちょっと触れましたが、高校2年生の4月終わりから5月頭にかけての時期が、一番しんどかった記憶があります。

qbc:
それはなんで苦しいんですかね?

小野佑真:
もともと僕は勉強が好きで、自然とやるタイプだったんですよね。誰かに言われたからとか怒られるからとかじゃなくて、楽しいからやる、みたいな。そういう性質だったのに、勉強したいとすら思えなくなってしまって。初めての経験だったので、すごく苦しかったですね。「勉強が得意」「勉強ができる」ということが、自分のアイデンティティの一部で、それが喪失してしまうかもしれないことに対する抵抗感がありました。

qbc:
逆に、一番楽しかったことは?

小野佑真:
人生で一番楽しかったことか……。一番は高3の夏頃ですね。とあるコンテストに応募するために、6~7人のチームでWebサイトを作っていました。それを制作していた時間が、すごく楽しかったですね。

qbc:
明確な自分というものは、いると思ってらっしゃる? 明確な自分というのはいるか、存在しているのかということですが。

小野佑真:
自分は、いると思ってます。

qbc:
「自分の意思を持って動いてる自分」がいると思う、と。

小野佑真:
はい。そう思います。

qbc:
最後の質問はですね、「最後に残したいことは?」というもので。遺言みたいでも、読者向けのメッセージでも、インタビュー振り返っての独り言みたいになってもいいんですが、最後に言い残したことあればお伺いしております。

小野佑真:
分かりました。ありがとうございます。
「一番やりたくないことは?」という質問が、結構悩んだというか……全然パッと答えが出てきませんでした。だから、きっと普段からあまり自分に対してそういう問いを投げかけていないんだろうなって。あるいは、どこかで目を背けていた部分なのかもしれません。そういう部分で、新しい気づきがありましたね。はい。そんな感じです。

qbc:
ありがとうございます。


あとがき

レモンイエローの朝!


【インタビュー・編集・あとがき:qbc】

【編集:mii】

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