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【AOE2DE】文明別メモ(13)契丹

シリーズ第13弾。2025年5月リリースの三国志DLCと同時に実装された新文明Khitans/契丹/キタイ。王朝名としては遼~西遼で、唐の滅亡後に最盛期を迎えた。北宋と金の挟撃にあって滅亡し西遷、最後はモンゴルに滅ぼされた。詳しくは記事末尾を参照。
DLC全体の概要記事はこちら。


文明特性と基本戦術

「歩兵と騎兵の文明」。牧場を使って序盤から終盤まで食料+10%回収に加え斥候や槍散兵の育成速度+25%ボーナスが大きく、斥候や即城主からステップランサーでの速攻が強力そう。鉄工所の攻撃テクが領主で+2、城主で+2と一時代早く上昇することや、城主で重弓騎兵へ安価にアップグレードできるのと合わせ、攻撃的に立ち回りたい。歩兵が射程ユニットに対し攻撃力+2のチームボーナスは他文明で民兵/軍兵戦術をとるときにも働いてきそう。
一方で防御施設は貧弱で、建物のHPも上がりきらない。聖職者の能力も限定的なので守勢に回るとキツそう。あっさり滅びた史実を反映しているのか。海戦も苦手。

ユニークユニットと天敵

城から出るユニークユニットの遼刀歩兵(40F40G)は時間経過で持続追加ダメージを与える歩兵。訓練時間は12秒。EL化コストは800F650G。相手の騎士・騎兵や歩兵に対し圧倒的な強さを誇る。天敵は、やはり射手系ユニットや砲撃手等の遠隔攻撃。こちらも兵器を出すか、作成の速い散兵と組み合わせて運用したい。
騎馬遠投投石機(175F175G。一時期旋風砲と表記されていた)は事前情報で注目を集めた、ラクダに乗った射程10の投石機(最小射程3)。兵器小屋で作成可能。着弾地点に持続ダメージのある炎を生成する(半径0.7、持続時間10秒)。このため密集した相手ユニットに対し効果的。攻囲技術者を研究すれば射程+1(&攻撃力+20%)だが相手の城を破壊するには普通は射程が足りない。高価なだけに使い所が難しそう。移動速度がそれなりにあるので、対・大砲では案外重宝するかもしれない。インド系文明の象ラムと同様、繁殖や(ないが)血統、馬鎧等の効果が乗る。
*ちょくちょく表記が変わる。
他に地域ユニットとして火槍兵ロケットカート/火車を使用可能。火槍兵やロケットカート/火車の詳細はこちらの記事の該当部分を参照。

内政面

牧場(Pasture/牧草地)を使用した特殊な内政が可能。度重なるアップデートで弱体化が進んでいる。

羊を飼う人と牧畜民が追加で+10%の食料を生産するボーナスを削除
牧場での移動距離が増加
(上記2項目により?)牧場の食糧回収効率を一般的な畑と比べて+12% → +7% に調整

【AoE2】Update 147949|KataのAoE2対戦日記

・畑が牧場に置き換わる
 ……2025年12月、26年2月のパッチでそれぞれ弱体化。暗黒から4x4マスの牧場(110W)を作成可能。農民2人で建てると16.7秒(通常の畑は15秒)。牧畜民2人を割り当てられる。農民はその場で家畜(基礎食料115x基本3頭)から肉を取り始め、中央のテントに回収する。このためTCや粉挽所等との距離を考える必要がない。とはいえ敵襲時の避難先は考えておくべき。

家畜は、粉挽所でのテク研究により最終的に9頭にまで増える(食料合計345→460→690→1,035)。これに文明ボーナス(後述)で1.1倍の食料を回収可能。この肉は時間経過で劣化せず、軍事ユニット等で家畜を殺すこともできない(攻撃すると建物としてダメージを受ける)。牧畜民を追い出せば自国の農民で牧場を奪えるが、再建は不可。

効率検証は参考動画を参照。文明ボーナスの効果もあり、手押し車の段階までは通常文明の畑よりやや優るが、荷車が入ると逆転される。といっても中~終盤の畑は粉挽所からの距離が遠くなりがちなので、「その場で回収できる」牧場のメリットは大きそう。敷き詰めるのも容易。

牧草地の詳細な仕様についてはこちらの記事も参照。

・羊を飼う人と牧畜民が追加で+10%の食料を生成……羊なら食料10を採った時点でTCへの回収時に+1されて11の食料を格納する。6月のアップデートで廃止。

テクと出せないユニットのメモ

鉄工所テク

鉄工所テクは高温溶鉱炉(攻撃3)以外全て研究可能。また、文明ボーナスで鍛造・鋳鉄(鋳造)の効果が2倍となるため、むしろ城主の時代までに攻撃力+4まで強化可能と考えるべき。

文明ボーナス

・散兵、槍兵、斥候系の訓練とアップグレード速度+15%
 ……序盤は斥候R一択といっても良さそう。劣勢時にも安物ユニットを大量に出して持ちこたえたい。
・重弓騎兵へのアップグレードが城主の時代に利用可能、研究コスト-50%
 ……やや弱体化したとはいえ弓騎兵メタは健在なので、人気が出そう。

チーム ボーナス: 歩兵の射撃兵士に対する攻撃力+2
 ……民兵・軍兵の接近には注意。更に攻撃鉄工1(契丹は+2)が入れば脅威。

ユニークテクノロジー

城主ユニテク: ラメラ装甲(450F300G)
歩兵と散兵は25%の近接攻撃ダメージを攻撃者に反射する……トゲトゲの鎧で反射ダメージが出るようになると思うとよさそう。
帝王ユニテク: オルド騎兵(600F300G)
騎兵は戦闘中にHPを回復する……軍事ユニットを攻撃している時だけHPが回復する。農民・交易ユニットや建物相手では発動しない。

出せないユニット・使用不可テクノロジー

戦士小屋……城主の時代から火槍兵(40W50G)を作成可能。(長)槍兵の作成・アップグレード速度+25%。矛槍兵へのアップグレード不可。
弓小屋……城主の時代に重弓騎兵へアップグレード可能、研究コスト-50%。(精鋭)散兵の作成・アップグレード速度+25%。重石弓へのアップグレード不可、砲撃手作成不可。
馬小屋……斥候系統の作成・アップグレード速度+25%。血統なし。騎士系統作成不可。(EL)ステップランサー・(重装)ラクダ騎兵を作成可。
兵器小屋……投石器系統の代わりにロケットカート/火車を作成可。アップグレードコストは800W600G(25年8月~)。白ラムは出るがヘビースコーピオンへのアップグレード不可。大砲作成不可だが騎馬遠投投石機を作成可能。
聖職者……シャーマンタイプ。贖い・薬草学・活版印刷研究不可のため兵器系UUや大砲には苦戦しそう。
学問所……人力起重機、建築学、防御塔、狭間、砲台等は研究不可。建物で守る文明ではない。
内政テク……牧場は粉挽所なしでも建てられるが、アップグレード研究や市場の前駆建物として1個は建てる必要がある。金の掘削が研究不可。
海軍……ガレオン船・重爆破工作船へのアップグレード不可。造船技術・乾ドック研究不可。非ELのキャノンガリオン船は出せるが海戦には不向きな文明。内陸民族だし仕方ない。サイフォン・焼夷兵器は研究可能。

キャンペーンシナリオ等

チンギス・ハーンの1・2戦目で、宿敵カラ・キタイとして登場する。また「勝者と敗者」の「謝安(383)」で、後に後秦の創建者となる姚萇(史実では南安羌族。リンク先は重大なネタバレを含む)の文明として登場。

参考動画

歴史のうんちく

もとは鮮卑の宇文部から4世紀頃までに分かれた部族の後裔という。5世紀、北魏に朝貢していたが後に来降。6世紀には北斉に侵略するも敗北し分断統治を受ける。また一部は突厥に臣事。隋に帰順したものもあったが、隋末唐初の戦乱に乗じて侵略したこともある。分裂して突厥か唐のどちらかに従属する時代が長かったが、耶律阿保機が登場するに至って結束し、唐滅亡後の916年にを建国。強盛となったが北宋からの莫大な財貨貢納を受けて次第に軟弱化。1125年にに滅ぼされる。

その時、皇族の耶律大石が西域に逃れて周辺諸国家を征服し、後継国家の西遼(カラ・キタイ、1126~1211or1218)を建国。3代目の頃に、チンギス・ハーンに逐われたナイマン王族のクチュルクを娘婿としたところこれに簒奪され、まもなく滅びた。契丹は国家としては消滅したものの、その後も金では諸色人、モンゴル帝国では漢人枠に入り、耶律楚材のようにモンゴル帝国で宰相格として重用される人物も出た。

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