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頭で理解し、胸で感じ、腹に落とす

納得とは、単に
「ああ、わかった」
思うだけの状態ではないのかもしれない。

僕たちは、本当に納得したとき、
頭で理解し、胸で感じ、腹に落ちる
までのプロセスをすべて通っています。

そこに至るまでに、
論理と感性を往復しながら深く考え、
時間をかけて受け入れるからこそ
「自分のもの」になり、
行動に移るエネルギーが生まれる
のだと思います。

けれども、ここにたどり着くまでが
本当に厄介です。

自分でもわかっているのに
行動できないとか、
「頭では理解しているつもりだけど、
なぜか踏み出せない」状態に苦しむことがあります。

これはまさに、腹に落ちるまで
いっていないからかもしれません。

頭のレベルでは理屈がわかっていても、
胸が「本当にこれでいいの?」と揺れていたり、
そこから先の「腹落ち」まで進んでいないことがあります。

すると、「変わりたいのに変われない」
という足踏み状態が続いてしまうわけです。

逆を言えば、
この「頭→胸→腹」の一連の流れを
上手に通過させるための工夫をすれば、
納得して前に進むスピードが
ぐっと上がるということにもなります。

頭の部分、つまり論理で分解して考える習慣を
身につけるのはもちろんのこと、
胸の部分(感覚・感情)を無視しない態度も大事です。

自分がどんな気持ちでいるか、
嬉しいのか、不安なのか、
モヤモヤしているのかを自覚し、
そこに寄り添っていく。

論理だけですべて解決しよう
としてもうまくいかないし、
感情だけに走っても先が見えにくい。

両方を往復しながら
「じゃあ、どうする?」
と考え続けることで、
「腹に落ちる」瞬間が訪れるのだと思います。

さらに、「腹に落ちる」というのは、
自分の行動原理や価値観と
「腑に落ちる」ことを意味します。

たとえば何かを学んだり
新しい目標を設定するとき、
頭で「そのほうがいいよね」と思っても、
自分の価値観が納得していない限り、
本気では動けません。

だからこそ、腹に落とすまで
時間とエネルギーを注ぐのです。

自分にとって腹に落ちるまで探求したり、
言葉を重ねて整理したり、
ときには人に相談したり。

そうやって論理と感性を行き来しながら
「こうしたい」「これが正しい」
と思えるようになると、
不思議と行動が苦にならなくなります。

実際、管理職として色んな人を見てきましたが
この腹に落ちた瞬間、成績がめちゃくちゃ上がります。
故に、この段階にどう持っていくかが
鍵になるわけです。

私たちは
「自分という生き物を納得させないと前に進めない」
ようにできています。

納得せずにスタートした行動は、
どこかで停滞したり
「やっぱり違うかも」と感じてしまいがちです。

でも納得が生まれたとき、
人は本当に動き出します。

いま踏み出せないと感じているのなら、
もう少し「自分の中の納得」を
育てる作業をしてみるのも
一つの手かもしれません。

頭で理解してから
胸で感じるまでの時間をとり、
疑問や不安をきちんと見つめてみる。

そこに「こうすれば納得できるんだ」
という気づきがあれば、
腹にストンと落ちる瞬間が訪れ、
自然と足が前に出るようになるはずです。

腹に落とすまでのプロセスは厄介ですが、
それが人間の面白さでもあると思います。

全部を一気に解決できないからこそ、
悩みながら論理と感情を行き来して、
自分なりの答えを導く。

その過程こそが「成長」なのだと捉えれば、
今のモヤモヤや違和感だって、
納得への大事な一歩なのかもしれません。

そこを乗り越えたとき、
初めて「よし、やってみよう」
と腹から腹落ちした行動が
始まるのではないでしょうか。

このnoteがそのきっかけになれば幸いです。


この本に詳しく載っています!
ぜひ手に取ってみてください!



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