音を増やして賑わいを生み出す|八日町ぱちぱち夜市で賑わった宮城県気仙沼市の夏の終わりの夜
「内湾エリアに音楽が増えたらいい」
ストリートミュージシャンのTAKA氏は、朗らかな声色で語る。その目に湛えた光は真剣そのものだ。
「内湾エリアは、イベントなどがないと無音になってしまう」
だからTAKA氏は、内湾エリアに音を増やしたいと考え、活動してきた。ストリートミュージックを奏でるのは、その延長線上にある活動だ。活動を始めてから早2年。内湾エリアでは、一人、また一人と音楽を奏でる人々が現れるようになってきた。
少子高齢化や人口流出によって過疎化が進む全国の地方で、賑わい創りと称した多くの事業が営まれて久しい。気付けば賑わい創りという言葉は、日常的に耳にする、耳馴染みの良い言葉になった。
その一方で、賑わい創りとは何かは、未だに不明瞭である。人の数だけ賑わい創りの意味があると言えるし、誰も賑わい創りか何かを知らないとも言える。曖昧として模糊とした賑わい創りという言葉。だからこそ賑わいが創り出された地域が少ないのかもしれない。
「音を増やしたい」
TAKA氏の考えは、そんな曖昧模糊とした賑わい創りに確かな意味を持たせる一つの答えではなかろうか。一人、また一人と音楽を奏でる人々が増え、一つ、また一つと音が増えれば、それを聴く人々も増え、無音の世界は音と人によって消えていく。
静かで寂しい世界が、賑やかで温もりのある世界に変わっていくのだ。それこそが賑わいでなかろうか。音から人へ、人から音へ。内湾エリアが音に溢れ、活気づく世界を思い描き、TAKA氏の活動は続く。
今回のnoteは、そんなTAKA氏、そしてKUROYAN氏、Saya氏、Canna氏を迎えて行われた、八日町ぱちぱち夜市の様子を伝える。
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八日町ぱちぱち夜市|快晴に恵まれ多くの人々と音楽で賑わった2025年夏の終わりの夜
宮城県気仙沼市のかつてのメインストリートだった八日町は、今や静寂に包まれたエリアになっている。数年後に控えている気仙沼市役所庁舎の移転により、その静寂はより一層濃厚なものになると多くの人々が懸念を抱えている。
そんな八日町で夏の終わりに開催される「八日町ぱちぱち夜市」は、静まり返った八日町に音をもたらすイベントと言える。2024年は生憎の雨に見舞われ「八日町ぱちぱち夜市」だが、2025年は雲一つない快晴の下での開催となった。
写真と動画とともに振り返る「八日町ぱちぱち夜市2025」「夜市と音楽」












この日は、宮城女子大学のゼミ生たちと海外出身の方々とインドネシア料理などを調理し振舞った





















2025年の八日町ぱちぱち夜市は、天候に恵まれたこともあり、昨年を大幅に超える来訪者数の賑わいが生まれた。日々静寂に包まれるかつて多くの人々で賑わったストリートに、人の賑わいが戻った様子は一夜のうたかたかもしれないが、多くの人々にとって想い出になったに違いない。「八日町ぱちぱち夜市」を主催する地域行事をもっと盛り上げ隊は、今後も八日町近郊に賑わいを生むべく活動を続ける。
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