本棚は不思議だ|陸前高田市と気仙沼市で一足早いクリスマスを感じながら創造力に触れる|ミニブックランド~本とあそぶクリスマス会~&ぱちぱちクリスマスマーケット
本棚は不思議だ。置かれている場所が変わっただけで、今までも目にしていたはずの本なのに、初めて見た心持ちになる。思わず手に取って中を見るのは自然な成り行きだろう。
商品陳列の妙、環境変化による興味関心の変化など、様々な理屈づけはできるかもしれない。しかしそんな言葉で表すのは些か風情にも人情にも欠ける。では何んと表現するのが好いだろうか。
思いついたのは、”ファンタジア”だ。ファンタジアーー『これまでに存在しないものすべて。実現不可能でもいい』ーーブルーノ・ムナーリが著した言葉が頭に思い浮かぶ。
これまでにそこに存在しない本棚が姿を現したことで、これまで心の内に存在しなかった興味・関心、想像力が創造される。本来そこにあるはずのない本棚が生み出す、創造の刺激だ。
2025年12月13日。岩手県陸前高田市の交流施設ほんまるの家で開催された「ミニブックランド~本とあそぶクリスマス会~」の会場を訪れ、山猫堂のブースを見ながら、ふとそんなことを考えた。
イベントに出店する山猫堂の姿は何度か見ているが、よくよく考えると本屋が出張するのは”ファンタジア”めいている。何せ本屋とは特定の店舗で営業しているものだ。一般的に移動しない。
本来移動しないものが移動している転換。改めて考えるに、なんと創造的な転換だろうか。とても刺激的な”ファンタジア”だ。今回のnoteは、そんな”ファンタジア”を感じられた「ミニブックランド~本とあそぶクリスマス会~」と同日別の場所で行われていたクリスマスイベントについて軽く触れたい。
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子供たちが本と遊ぶ温かな時間「ミニブックランド~本とあそぶクリスマス会~」|岩手県陸前高田市
岩手県陸前高田市で開催された「ミニブックランド~本とあそぶクリスマス会~」は、ブックランドさんりく実行委員会が主催となり実施された本にまつわるイベントである。2025年9月にミニではない方のイベントが開催されていたのは記憶に新しい。
「ミニブックランド~本とあそぶクリスマス会~」では、一箱古本市に加えて、その名称通り本とあそぶクリスマス会をテーマにいくつかの企画が展開されている。
クリスマス絵本読み聞かせ
絵本づくりワークショップ
古本プレゼント交換会
主に子供たちが集まって、本と触れ合う内容となっており、会場には多くの子供が集まっていた。訪れたときには、絵本づくりワークショップが行われており、子供たちが思い思いに絵本作りに取り組み、温かで微笑ましい雰囲気が会場内に満ちていた。
また、会場となった交流施設ほんまるの家の近くには、屋外遊具が置かれた公園があり、子供たちはそこと会場を行き来しながら、思い思いに遊ぶ姿も見せている。子供の数が昔に比して減っていく社会の中で、子供たちの姿で満ちた空間は、頼もしい未来を感じさせる好い場に感じられた。
写真と文章で見る「ミニブックランド~本とあそぶクリスマス会~」|岩手県陸前高田市






一足早く街道がクリスマスに彩られる「ぱちぱちクリスマスマーケット」|宮城県気仙沼市
「ミニブックランド~本とあそぶクリスマス会~」が岩手県陸前高田市で開催されている時間帯、宮城県気仙沼市では「ぱちぱちクリスマスマーケット」が開催されていた。8月に開催された「八日町ぱちぱち夜市」を日中に開催した形である。
前回の「八日町ぱちぱち夜市」と比べて、多くの出店者が集まっており、街道が屋台で溢れる光景は、昔ながらの縁日を想起させた。また、「ぱちぱちクリスマスマーケット」の名称通り、クリスマスをイメージさせる装いが数多く見られ、少し早いクリスマスを感じられる催しとなっていた。
写真と文章で見る「ぱちぱちクリスマスマーケット」






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