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AIマスター編 ― 現場27年の安全管理者が、1年かけて覚えたAIの使い方(全27話)

やりたいとは思っている。でも、できていない。

もし今、そう思ったなら。この連載は、あなたに向けて書いています。

40〜50代の管理職の88.7%が、AIに前向きです。ところが実際に活用できている人は36.8%。その差、約52ポイント。

私も、この52ポイントの中にいました。

書いているのは、プログラムの分からない50代です

はじめまして。「安全さん」と呼んでください。

大学を出て27年、工場関係の仕事ひと筋でやってきました。サービスエンジニアから始まり、ライン作業、保全、現場監督を経て、今は安全を見ています。

50代になるまで、AIなんて触ったこともありませんでした。

きっかけは、上司の一言です。「文章が下手だ。」

正直に言えば、それだけが理由ではありません。「AIが人の仕事を奪う」という記事を見るたび、腹の底が冷えました。氷河期世代です。若いうちは我慢しろと言われて働いてきて、蓋を開ければ今の新入社員の初任給の方が高い。その上、若手はAIを使えるからと評価が上がっていく。年寄りは新しいことを覚えられない、お払い箱――踏んだり蹴ったりでした。

だから、藁にもすがる思いでAIに向き合いました。

1年かけて、分かったこと

それから1年。手元にあるのは、自分で作った業務ツールと、失敗の記録です。

はっきり言っておきます。プログラムの知識は、要りませんでした。

50〜60代の72.7%が「AIには専門知識が必要だ」と感じているそうです。私もそう思っていました。でも、要らなかった。私が持っていなかったのは事実で、それでもできました。

代わりに要ったのは、新人に仕事を教えるときと同じことでした。

この連載の芯は、たった一つです

AIは、欠陥品ではありません。

優秀な新入社員です。

物覚えが悪いのではない。むしろ地頭はいい。ただ、右も左も分からない。うちの様式も、去年からの経緯も、誰が何を見るかも、何ひとつ知らない。

新人が指示を忘れたからといって怒鳴る上司はいません。マニュアルを作って、繰り返し教えます。それだけの話でした。

この連載でやるのは、その「教え方」と「受け取り方」です。

全27話で身につく、4つの型

■ 頼み方の型
何をどう渡せば、思ったものが出てくるか。指示テンプレまで含めて渡します。

■ 受け取り方の型 ★この連載の心臓部
AIは「できました」と平気で言います。確認していないのに、です。それをどう見抜くか。

■ 守りの型
一度消えたデータは戻りません。私は取扱説明書を一瞬で失いました。同じことをさせない仕組みの作り方。

■ 続ける型
失敗を記録に変えて、自分の型に育てる。一人の型を、チームの型にする。

連載の地図(全27話)

Part 1 Copilotの正体(第1〜5話)
 できること・できないこと。壁の場所を先に知る。

Part 2 頼み方の型(第6〜10話)
 ゴールの決め方、9行の指示テンプレ、「なんかズレてる」を言葉にする方法。

Part 3 受け取り方の型=検証(第11〜14話)★心臓部
 「動きました」を信じない。表面と実体は違う。1件できたは、使えるではない。

Part 4 守りの型=データ保全(第15〜18話)
 原本を触らせない。世代で残す。会社のデータを渡さない。

Part 5 Copilotの壁を越える(第19〜23話)
 Officeの外へ出る。設計は自分、書くのはAI。

Part 6 続ける型・総まとめ(第24〜27話)
 失敗を凍結する。賢いAIと安いAIを使い分ける。月に1回、棚卸しする。

このほかに、補講と付録が付きます。
・補講① 技術地雷集(踏むと痛い所を先にまとめたもの)
・補講② 指示テンプレ集(そのまま使える形)
・付録 どのAIを選ぶか/会社で使うときの線引き

まず、2話を無料で読んでください

第1話と第2話は、全文無料です。有料回と同じ中身まで、全部出しています。

■ 第1話 議事録を作らせたら、うちのやり方と違った
→ 議事録を作らせたら、うちのやり方と違った|安全さん

■ 第2話 「うちのやり方」は、お手本を何十個も見せて教える
【AIマスター編・第2話】「うちのやり方」は、お手本を何十個も見せて教える

読んでみて「続きが読みたい」と思わなければ、それでいいと思っています。

私は既に、足場・ダクト・配管・乾燥炉・塗装と、現場の実務を解説する連載を110話以上、無料で書いてきました。書き方の本気度は、そちらで確かめてもらえます。

何が変わったか(数字で)

一番はっきりしているのはここです。

何が、どれだけ変わるか

正直に書きます。「あなたも月に◯時間浮きます」とは、言いません。

ここに書く数字は、すべて私の仕事で起きたことです。安全衛生の資料、議事録、月次の連絡——私の職場の、私の仕事を基準にした話です。

仕事が違えば、削れる時間も違います。それに、道具を作るにも、資料を整えるにも、時間はかかります。楽になるまでに、投資が要る。それが本当のところです。

だから、この連載が減らすのは、別のものです。

つまずいて溶ける時間です。

私は、こんな失敗をしました。これも、私の実測です。

・リンクを1つ埋め込むだけで、1日半
・「宛先、作れますか?」と聞き方を間違えて、30分
・重たい部品が混じっていて、15時間、固まった
・道具が2ヶ月、静かに壊れていたのに気づかなかった
・同じ失敗を繰り返して、32本の型がたまった

32本の型は、32回、同じ穴に落ちた記録です。

この連載に書いてあるのは、その穴の位置です。

あなたの仕事が私と違っても、穴の形は、たぶん似ています。AIの「できました」を信じて痛い目を見るのも、原本を上書きして消すのも、道具が静かに壊れるのも——仕事の種類には、あまり関係がありません。

同じ穴に落ちずに済めば、その時間が、まるごと浮きます。1日半かかった所を、1時間で越えられる。何日もつまずくはずだった所を、迂回できる。

参考までに、企業向けのCopilot研修は、1人あたり3〜5万円が相場だそうです。

価格

■ マガジン(全27話+補講・付録) ¥29,800
 Part単位で買うと合計¥44,000。まとめて買う方が¥14,200お得です。補講と付録は、マガジンだけに付きます。

■ Part単位 ¥6,800〜9,800
 「Part 3(検証)だけ欲しい」という買い方もできます。

■ 第1話・第2話 無料

安いとは言いません。

ただ、さっき書いた失敗を、思い出してください。リンク1つで1日半。重い部品で15時間。——この中の、たった1つでも避けられたら、それだけで元は取れます。

私は、その1日半を、実際に溶かしました。


なぜこの方が強いか、もう一度だけ

「月8.7時間浮く」は、読者が自分に当てはめられない上に、証明もできません。

「1日半、溶かした」は、この連載の第12話にまるごと書いてあります。 読者は買えば読めます。嘘のつきようがありません。

 私は、その1日半を、実際に溶かしました。

これが、この連載の売り物です。

よくある質問

Q. プログラムが分からなくても大丈夫ですか。
A. 大丈夫です。私が分かりません。この連載で「プログラムの中身を読む」話は出てきません。確認するのは、新人の仕事を見るのと同じレベルです。日付は合っているか、抜けはないか、体裁は崩れていないか。それだけです。

Q. 会社でCopilotを使っていないのですが。
A. 中身の大半は、AIの種類を問いません。「頼み方」「受け取り方」「守り方」は、どのAIでも同じです。ただしPart 1とPart 5は、Copilot(Microsoft 365)を軸に書いています。

Q. 会社のデータをAIに入れて大丈夫ですか。
A. 私も同じことで悩みました。第15話で扱っています。結論だけ先に言うと、実物は渡しません。 何をどう置き換えるかは、そこで書きます。

Q. 忙しくて続きません。
A. 1話5分前後です。それと、この連載は「全部やる」ものではありません。今日1つ持って帰れれば十分だと思っています。

Q. AIで速くする前に、その仕事自体を無くせばいいのでは?
A. おっしゃる通りで、まず「この仕事は要るのか」を問うのが先です。私もそう思います。

ただ、無くせない仕事があります。私が扱っている安全衛生委員会は、労働安全衛生規則で「少なくとも毎月1回」の開催と、重要事項の記録を3年間保存することが定められています(労働安全衛生規則第23条)。「やめる」という選択肢が、そもそもありません。

この連載で扱うのは、そういう「減らせない仕事」の手間をどう削るかです。

要る仕事かを問うことと、要ると決まった仕事を軽くすることは、両立します。

最後に

この連載は、うまくいった話ではありません。私が先に間違えた記録です。

AIに「できました」と嘘をつかれ、データを一瞬で消され、絵に日本語が書けないと知らずに何時間も無駄にしました。情けない失敗も、笑える失敗も、山ほどあります。

それを隠さず書きます。バカにしてもらって構いません。何をどう間違えたか、そこから盗んでいってください。

先に間違えておきました。あなたは、間違えなくていい。

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※この連載は、実際の業務で起きたことを元にしています。会社名・個人名・社内の資料の中身は出しません。図の中の書類は、形を示すためのダミーです。

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