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教師である前に「ひとりの人間」として大切なこと


学校現場にいた頃、初任から退職するまで、私は何度も何度も自問自答し続けてきたことがあります。


それは、「良い先生とは何か?」ということです。


みなさんは「良い先生」と聞くと、どのような姿を想像されるでしょうか。

私は、生徒にとって単に「都合の良い先生」は、決して「良い先生」とは言えないのではないかと思っています。

誤解を恐れずに言えば、実は生徒から好かれること自体は、それほど難しくありません。

なぜなら、子どもたちの望み通りに行動すればいいからです。

たとえば、授業中に遊んでいても注意をしなかったり、廊下にゴミを捨てているところを見かけても見て見ぬ振りをしたり……。生徒にとって耳の痛いことを言わなければ、彼らにとって「うるさい存在」になることはありません。

しかし、それは本当の教育と言えるでしょうか。
そうではなく、本当の意味での「良い教師」とは何か。

たくさんの子どもたちと向き合う中で、私がたどり着いた答えは次の3点です。

①「信頼」があること
人は、信頼できる人の話しか聞きません。これは大人も子ども同じです。

子どもは、大人を見抜くプロです
「教師という立場だから仕方なく言っているのか」それとも「自分のためを思って、心から言ってくれているのか」を、本能で見抜いてきます。

だからこそ、教師である前に、ひとりの人間としての度量や魅力が試されるのです。普段の発言や振る舞いの小さな積み重ねこそが、確かな信頼へとつながっていきます。


②「尊重」ができること
どのような生徒に対しても、一人ひとりをかけがえのない存在として大切にする姿勢です。「あの先生からは嫌われている」と、子ども自身に思わせてしまうことは絶対にあってはなりません。

そしてこの姿勢は、同僚の教職員の方々への態度にも全く同じことが言えます。若手やベテラン関係なく、お互いを大切にすること。

無意識に相手を否定していないか?
自分と価値観が大きく違ってもイライラしないか? 自分の機嫌の悪さを表に出していないか?

先生たちが過ごす「職員室の雰囲気」は、驚くほどそのまま子どもたちに伝わるものです。


③「自律」に導けること
「自分で考えて、判断して、行動できること」
これこそが教育のゴールです。

教師はついつい、先回りして「あれしなさい」「これしなさい」と指示を出しがちになります。
しかし、生徒が自ら考え出すための言葉を、教師側がどれだけ持っているか。そして、声をかけたいのをぐっと我慢して「待つ」ことができるか。
これこそが、プロの教員として必須のスキルです。

教師は、子どもの人生の「伴走者」です。
子どもが自分で考えて、自分で決めて、行動したことこそが、一番の生きる力になります。
そしてそんな伴走者になるために、私たちは常にスキルを磨き続ける必要があるのです。

以上の3点です。
読者のみなさんはどのように感じられましたか⁇
教員の方、保護者の方、学生の方、それぞれの視点でコメントいただけると嬉しいです♪

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