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人生で初めて裁判を傍聴して、教科書では学べないことを知った。

「主文、被告人を…」

テレビドラマで何度も耳にした、あの言葉。

先日、そのセリフが本当に飛び交う場所へ、人生で初めて足を運びました。

そうです。裁判所での裁判傍聴です。

学校で必ず学ぶ裁判制度。

でも、恥ずかしながら私は、ニュースやドラマでしか知りませんでした。

「本物を知らずに語るのは違うかもしれない。」

そんな思いから、少し勇気を出して裁判所へ向かいました。

まず驚いたのは、傍聴するための本人確認がないことです。

名前を書いたり、身分証を提示したりする必要はありません。

受付には、その日に開廷される事件名や時間、法廷番号が掲示されており、それを確認して傍聴したい法廷へ向かいます。

傍聴席の入り口から入ると、そこにはニュースやテレビで見たことのある景色が広がっていました。

検察官、弁護人、被告人。

開廷5分前になると、裁判所職員から傍聴人への注意事項が説明されます。

その後、裁判官が入廷。

その瞬間、法廷にいる全員が起立しました。

私はそのことを知らず、周りを見て慌てて立ち上がりました。

そして裁判長の開廷宣言。

いよいよ裁判が始まります。

初めての裁判傍聴は、とても緊張しました。

私はただ傍聴席で話を聞いているだけなのですが、法廷全体には独特の緊張感が漂っていました。

実際に傍聴してみて印象的だったのは、学生時代に経験したディベートと少し似ているということです。

検察官と弁護人の双方に公平に発言の機会が与えられ、被告人や証人にも話す時間が設けられています。

もちろん裁判とディベートは目的が異なります。

しかし、「双方の話を公平に聞き、事実を丁寧に積み重ねていく」という姿勢には共通するものを感じました。

今回は数日間にわたる裁判の一部しか傍聴できませんでしたが、とても貴重な経験になりました。

教科書で学ぶことも大切です。

でも、実際にその場へ足を運び、自分の目で見て、空気を感じることでしか得られない学びもあります。

裁判の傍聴は、私にそのことを改めて教えてくれました。


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