偶然という名の必然
ー金魚が誘う謎ツアー
ここのところのわが夫婦。どこか金魚に導かれている感がある。ことし(2025年)5月のゴールデンウィークに都営新宿線・船堀駅(東京都江戸川区)の壁面に大きな金魚のモザイクアートを見かけたのを皮切りに、母の日ギフトには金魚と水草を模った和菓子を購入。7月に期せずして行船公園(同)の金魚まつりにフラッと足を運び、そして先日は隠れ家カフェ「金魚坂」(東京都文京区)を訪れるなど、すっかり金魚づいている。奥さんは「すべて自分たちで決めたことだよ」という。その通り。ただ、偶然という名の必然とも言える。そう考えた方が気持ちも断然盛り上がる。
この先、金魚はわれわれ夫婦をどこに誘うか。謎ツアーみたいで楽しい。
ー行船公園の金魚まつり
「行船公園の金魚まつりに行きたいんだよね」ー。7月のとある休日の朝、やにわに奥さんが言い出した。独り言を装い、実のところ、お誘いなのは奥さんのいつものパターン。過去に金魚を長く飼っていたこともあって、まんざらでもない。たまには奥さん孝行という名目で一緒に出かけることに。金魚養殖は東京都江戸川区の地場産業ということもあり、会場の行船公園は子どもを連れた地元の人たちの姿が目立つ。思い思いに展示・販売されている水槽の金魚を眺めていた。ふと奥さんの視線に気付く。その先にはベビーカーに括り付けられた金魚の風船があった。
あ、欲しいのは金魚ではなく風船なのね。奥さんらしい。苦笑い。
(写真:『りすの独り言』トップ画像/「金魚まつり」の金魚=りす撮影)
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