122.1 基礎編 / 言語 / 貴手 ate と 満手 mate vol.2
こんにちは、加来各論です。
そんな訳で今日は古の手の呼び名にまつわる話の後編です。
前編はこちら...
右手 / 貴手 ate / 動 / 行き先が定まった動き / 外向的アプローチ
左手 / 満手 mate / 静 / 動かない・動かさない / 内向的アプローチ
これに関連して思いつくのは...
1咫 1あた ichiata / 親指と人差し指を大きく広げた時の両指間の長さ
数多 amata あまた / (持ちきれないほど)多くの
と右手・左手を動員しても持てない感じになってます。構成としては... ateにm+、更にa+の順でata、mataって基本要素感がありますね。音のeがaに変化する流れ、これは発音のし易さなので気にしないのか。順番を変えると...
頭 atama あたま / 人間の頭部。目・耳・口と脳が付属しヒトの感覚と信号の中核。
なんとなくこんなのも音が似てますね。
天照 amaterasu あまてらす
音から翻訳すると 多くを照らす illuminate、つまりは太陽ですね。太陽の擬人化です。先の自然の擬人化と繋がります。エジプトでは頭上に太陽を冠するラー Ra が太陽の象徴となります。

時の象徴である蛇が
太陽の周りを囲んでます。
太陽神の天照大御神は伊邪那岐命 Izanagi が左目を洗うことで生まれます。対する夜の象徴、月読命 Tsukuyomi は右目から生まれます。これで1日の概念が設定されます。

5C中期
日岡古墳より古いので
月を祀る交易民が拠点をつくり
農耕が始まり太陽を祀り
中央には若宮八幡の流れ。
若宮は仁徳天皇、八幡は応神天皇、
それより古い時代の概念の気配。
左目 / 天照大御神 / 太陽・昼・生命界
右目 / 月読命 / 月・夜・死界
鼻 / 素戔嗚 / 荒ぶる神・英雄・厄除け
更にはエジプトにも似た様な思想がありまして...
右目 / ラーの目 / 太陽・破壊・守護
左目 / ウジャトの目 / 月・再生・癒し
2つ合わせてホルスの目。エジプトに鼻の神はいませんが設定から合わせると素戔嗚は
/ セト神 / 嵐と混沌の神

大体自然や脳パーツを
モチーフにしてるっぽいです。
イランの古代都市SUSAの王が素戔嗚だったりしてって棚上げしてたらyoutubeで同じこと言ってたので興冷めしたのですが、シュメール Sumerの発音は[suːmər] スーメ(R)で 皇尊 すめらみこと って似てるよね、なぜ日本だけシュメールと呼ぶ?皇尊はシュメールの王って事じゃないの?ってことで他人に言われる前に先に書いときます。
あと追加でイスラエルにJapaという都市があるのですがここが日本を指すJapanという呼称の原点じゃないの?この辺はそのうち調査案件です。独自性を尊重、なんとなく二の轍を踏みたくないので…。
西方の古代史に謎の海の民が襲う話が出るのですが日本から渡った民じゃないかと思うのですがその辺はまだ掘れてません。
エジプトの三神は、
太陽 / 太陽神 / ラー
夜 / 冥界の神 / オシリス
空 / 王権の神 / ホルス、ヌト
共に3つの神を1パックとしています、つまりは三位一体。3は神の数字です。日本でも三つ柱を祀る神社が多いですね。共通の概念みたいです。なぜかは以前書きました。
総括すると右左日月が逆になってますが登場する神の多さでは日本が多くなっています。エジプトが入るとフェニキアやネストリウス派、英国国教会も視野に入れる必要があります。神に右左の概念があればそれを写す地上にも転写か?って考えてしまいます。
店主は古墳・神社の方角を見て位置関係を探るのですが上座(視座)がどっちなのか悩むことがあり右左の解釈が逆転してしまうので判断保留案件がいくつかあります。時代、地域で概念に差があるので現物を見ながら傾向を探っているところです。古墳では左が上座、現代社会もそうですね。
以前楠名古墳を見学した時に入口左手にべんがら、右手に大ぶりの白い石が埋め込まれてあり左が月で右が太陽と解釈しました。そうなると逆ですから古墳内から外を見る方向なのでその先に何があるかって話になります。

古墳の参道/産道?出口正面には耳納山脈があり、地元の方の話だと正面の方向に3世紀後半の西ノ城古墳が見つかったと。これは古墳史の創世記、更に双方中円墳なので激レアアイテムです。現在絶賛養生中なので公開はまだ先な様です。さらに地図を先を見るとお茶で有名な八女は"星"野村や石材処の黒木町がありますがあの界隈もGoogle Mapの各論マーカーが無数に刺さっている地域です。
日・月・星は北辰信仰の基本要素、中国、シルクロードを抜けてローマ、エジプトと視野を広げる必要があります。装飾古墳の天井には星が描かれたものが多いですからエジプトの概念に似ています、ってか同じです。

Wikipediaより
天井には無数の星が。
神社の灯籠も日と月の対が良く見られます。円と四角の対のどちらかかコンビが一般的。日月に右左があれば主客の切り分けが出来そうですね。そういえば明治の明も日と月のコンビですね。久留米には月星というシューズメーカーがあったり。近世で言うと羽柴改め豊臣秀吉期と明治期に大きく概念シフトしていますからその辺を見極めないと情報がごった煮になります。

人を集める施策も仕事の内。
神社も系統が続くのは稀かと感じています。本願社家が退去すると居抜きで隣接豪族が管理するということもよくあります。あれ?なんで海沿いにこの家紋?と思い調べると居抜き物件の神社、でした。店主も知識と感覚を磨き違和感を持つほどに成長しましたw 古い神社でも社家が洋館住まいの場合居抜き社家の可能性があるかも...。
楠名古墳、日岡+月岡古墳に共通するざっくりした方角は
右 / 日 / 東
左 / 月 / 西
前 / 北 / 麻氐良布神社 Materafu Jinjya まてらふじんじゃ
後 / 南 / 八女市星野村
ここでGeminiの登場、マテラフの音に近い方角・製鉄のまつわる古代の神の名を聞いてみます。
摩多羅神 Matara shin / 境界(後戸)を守る混沌と創造の神。天台宗の秘神。太秦の牛祭りの主役。→鳳凰・フェニックスと同じ概念ですね、破壊と再生。燃やして芽吹く野焼きと同じです。鉱物や陶器も火で変化させます。
多田羅、多々羅も製鉄関連の名前として挙がりますが摩多羅神所縁ですね。
ミトラ Mitra / 西アジアで信仰されたゾロアスター教の神、契約で結ばれた「盟友」

ミトラ教。
Wikipediaより
ミスラ Mithra / イラン神話に登場する英雄神として西アジアからギリシア・ローマに至る広い範囲で崇められた神。本来の意味は「契約」、ミトラが契約を祝福し、ヴァルナが契約の履行を監視し、契約に背いた者には罰を与えるという。
契約、盟友とくると店主はBrotherhoodと言う言葉が浮かぶのですが近年のニュースを俯瞰するに秘密の契約不履行で罰せられた人が多い気がします...この辺はそっと扉を閉じてと。
方角として背後に麻氐良布神社ですから被りますね。少し下った普門院には火の神が祀られています。要約すると火をもって鉱物を溶かし金属を抽出(再生)する過程を示す神を祀っているので彦山側で鉱物採取、石の産地である黒木町八女ラインで石臼を作りべんがらをはじめとする粉末顔料を製造。その延長線上に近現代の八女の抹茶、久留米の小麦粉・うどん・ラーメンとなります。

黒木町に隣接
細工が細かいですね。
須賀は清々しいの語源となります。
筑紫界隈の神社に片手で持てるくらいの丸石が多いのは石臼発明前の鉱物を粉末にする道具を置いていたものをいつしか奉納するしきたりとして定着したものかと思います。志賀海神社の鹿の角と同じ考え方です。黒曜石の矢じりを大量に作る為の鹿の角を貯め込んでいた。

この謎が解けなかったのですがフィールドワークで神職が川石の話をされていて寄進された石は握ると手に馴染むと仰っていたので閃きました。村人が集まって作業する為の道具ですね。
ものづくり目線の論理展開でした。アカデミック領域はタコ部屋方式で穴を掘るので専門的、情報総括がされにくいと推察しますが、店主の全方位的でアカデミックな知識とエンジニアリング手法を総動員したハイブリッドなこじつけ話、如何だったでしょうか?あり筋だと思うんですけどね...。
マトリ matri / サンスクリット語 / 母体・万物の根源
マトリクス matrix / 英語 / 行列・基盤・子宮
行列・基盤と繋がるとどうしても秦氏やフェニキア人の得意分野、グリッドに展開されます。掘れば掘るほど同一ライン上にあるのが見えてきます。
グリッド / 格子
秦氏のグリッド、条里制は平安京・平城京と都市づくりに展開されシステマチックに役割が配置されます。都市計画の共通規格ですね。店主が知っているグリッド系の都市としてはバルセロナ・西安・奈良・京都・大坂・名古屋・太宰府。

神社の天井もグリッド。
福岡市唐人町は大圓寺五重塔にて
京都では方角より天皇の視点から左京区、右京区の地名が残りますね。左右の関係性を古墳と比較してみたいところ。ヒトの身体を転写した痕跡が見られるかが気になります。
拡大の流れを持つ渦巻き型の都市としてはパリ・江戸辺りでしょうか。右回転は拡張、左回転は内向と捉えるみたいです。テストモデルと世界を股にかけた応用展開の気配があります。
先の古墳の製作時期を確認します。
月岡古墳 / 5世紀中頃
日岡古墳 / 6世紀初
楠名古墳 / 7世紀前半 石室内に月・日を象徴する石壁
古墳時代の中期、月を頼りに涼しい夜移動する交易民/シーパーワーの象徴としての月、日は植物と共存する定住系農耕民/ランドパワーの象徴。交易民の船に乗っていた技術者を定住し地域民と一緒に灌漑、開墾、農地を広げ豊かな年月を重ね社家として仲良く月・日の合祀に至る流れが見えてきます。海洋ギルドという言葉が思い浮かびます。
そういう意味で店主もそうなのかも知れません。国内外流動的に動くうちに多方面な刺激を受け国内では得られない視点を手に入れました。特に日本の常識と呼ばれる海外に行くと損する控え目という概念w
明治以前の人は放蕩をしないと立派な男になれないと考えていた様で経験が人を作るといった考えがあるのかも知れませんね。

店主も知見・考察を重ね深く読み解き出来るようになりました。今更ながら大陸の玄関口、福岡(筑紫国・豊国)って面白いとこだと感じます。
結論 / Conclusion
同じ空の下、
同じ土の上、
同じ火を見る。
違うのは場所だけ。
注意 スキ大歓迎、リンク歓迎、禁不許可転載複製、応相談、少人数出張座学承ります。
*写真は福岡市唐人町は大圓寺にて、福岡ドームのすぐ近くです。五重塔の塔があるので解りやすい。自由に内覧可能でした。
