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ディズニーストラテジー、足りんよね

ディズニーストラテジーという発想法がある。


夢想家(ドリーマー)。

現実家(リアリスト)。

批判家(クリティック)。

夢を見る人。

実現方法を考える人。

問題点を見つける人。


ウォルト・ディズニーの成功の秘訣を体系化した、
有名な思考法。

でも思った。

多くの人、

マイク離さなくない?


ドラえもんで考えてみる。

のび太がいる。

ドラえもんがいる。

スネ夫もいる。


多くの人の脳内で起きているのが、

だいたいスネ夫がうるさい。

「のび太には無理」

「前例がない」

「意味ある?」

「失敗する」

それはもう、改善ではない。


ディズニーストラテジーは、

そういう人たちに順番にマイクを回そうという話なんだと思う。


嫌味なスネ夫ばかりが発言している脳内に、

のび太とドラえもんにマイクを渡す。


ウォルト・ディズニーの時代なら。

今はAIがある。


ChatGPTに聞けば、

現実家もやってくれる。

Claudeに聞けば、

批評家もやってくれる。

場合によっては、

夢想家までやってくれる。


最初、

私はAIが代役なんだと思った。

人間の代わりに、

夢想家や現実家や批評家をやってくれる存在。

そうなると、

人間は夢想家だけやっていればいいんじゃないか。

そんなイメージだった。

でも違う気がした。


代役というより、

司会者である。

「はい、スネ夫さんありがとうございました」

「次はのび太さんどうぞ」

「ドラえもんさんはどう思いますか」

そんな感じだ。


AI自身が歌っているというより、

マイクを回している。

人間一人で考えると、

どうしてもお気に入りの人格が歌い続ける。


AIが入ると、

普段あまり出てこない声にも発言権が生まれる。

だから私は、

AIを使っていて面白いのかもしれない。


ここまではよかった。

みんなに発言権が生まれるからだ。

でも途中で、

別のことが気になった。


ていうかこの3人、

めちゃくちゃ話してるけど、

何もしてなくない?


良いアイデアが出た。

実現方法も分かった。

リスクも確認した。

で?

どうするん?


例えば、

空飛ぶタケコプターを作りたいとする。

のび太は言う。

「空飛びたい」

ドラえもんは言う。

「こういう技術が必要そう」

スネ夫は言う。

「落ちたらどうするの?」

「ジャイアンに取られるんじゃない?」

「採算は合うの?」


素晴らしい。

完璧である。

脳内はワクワクでいっぱいである。


で?


誰が銀行行くの?

誰が出資者探すの?

誰が会社作るの?

誰が開発始めるの?


そこで気づいた。


ディズニーストラテジー、

実は4役じゃない?


夢想家。

現実家。

批評家。

そして、

やる人。


私は最初、

4人目は「決める人」だと思った。

でも違う気がする。

決める方向性だけなら、

みんな結構やっている。

「いつかやろう」

「やった方がいいよね」

「できそうだよね」

決まっている。

いや、

正確には決まった気になっている。

でも動いていない。


だから4人目は、

決める人ではない。

やると決めて、

実際にやる人である。


思えば、

私は創作大賞に大量応募している。

応募本数だけで80本以上。

記事数としては、120以上になると思う。
(数えてないからしらんけど)


正直、

やらなくてもいい。

下手したらあほのようにも見える。


ChatGPTにも言われた。

Claudeにも言われた。

「そこまで出さなくてもいいのでは」

と言われた。

その通りだと思う。


メリットも聞いた。

デメリットも聞いた。

整理もした。

つまり、

夢想家もいた。

現実家もいた。

批評家もいた。

みんなちゃんと歌っていた。


やらない方が合理的でもあった。

けど、応募した。

理由は、

おもろいから。

以上である。


結局、

どれだけ素晴らしいアイデアがあっても、

どれだけ現実的な方法があっても、

どれだけリスクを洗い出しても、

銀行に行かなければ何もできない。

応募ボタンを押さなければ応募されない。

行動しなければ話は進まない。


AIはたぶん、

今日もせっせとマイクを回している。


のび太がいる。

ドラえもんがいる。

スネ夫もいる。

そしてたまに、マイクを離さないジャイアンもいる。


どうしても、

歌い続けるだけの人はいる。


それでも最後に、

立ち上がって動くことだけは、

まだ人間の仕事らしい。



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