介護レク|恐るべし!風船バレー…妻の場合

妻が通うデイサービスでは、
毎日のアクティビティが本当に豊富で、
その日の様子をスタッフさんが連絡帳に丁寧に書いてくださる。
ありがたくて、感謝でいっぱいだ。
妻が帰ってくると、
まずはその連絡帳を開き、
内容を見ながら妻に話しかける。
失語で返事は返ってこないけれど、
私にとって大切な
「妻との会話の時間」になっている。
さて、今日のアクティビティは──
風船バレー。
「またやったかな?」
と私が声をかけると、
妻は「ハハハ」と笑う。
身に覚えがあるのか、ないのかは定かではない。
運動は得意じゃない妻だが、
バレーボールとフィギュアスケートだけは
昔からテレビ観戦が好きだった。
デイサービスなので、
まわりの方々は妻より20歳ほど年上の方が多い。
ぽーん、ぽーん、はーい──。
みなさんの間で風船はゆったりと行き来する。
ところが、
妻のところに飛んでくると……
なぜか必ず強烈なスパイク!
バシーン!
さっきまで
ふわふわ飛んでいた風船が、
お婆ちゃんの前に
突き刺さりそうな勢いで吹っ飛んでいく。
受けた方は目を白黒、パチクリ。
場の空気が一転する。
「あははは!」
と笑うスタッフさん。
「ゆっくりいきましょうねぇ~」
とフォローするスタッフさん。
そしてその日の連絡帳には、
こう書かれていた。
「ふつうの×10ぐらいの勢いで……」
……どんな勢い!?
恐るべし、我が妻。
──介護の日々は大変でも、
こうした笑いが支えになる。
我が妻、スタッフさん、今日もありがとう。
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