#112 お教室を紐解く'26[合格実績分析編](小学校受験・小受)
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大変お待たせしました。2025年秋、主要教室の合格実績分析編をお届けします。
25年秋の実績については大きな動きがありました。伸芽会とこぐま会が、合格実績の公表を取り止めたのです(26年5月末時点)。
そのため本記事では、25年秋の実績が揃う6教室(ジャック・理英会・スイング・メリーランド・わかぎり21・しながわ目黒)を中心に検証し、必要に応じて伸芽会・こぐま会は、直近3カ年(22年秋〜24年秋)の平均値を採用しています。
小学校受験の貴重な定量情報は「出願倍率」と「合格実績」です。
本noteと「#108 2025年秋の受験分析」を合わせてご覧いただけば、首都圏私立小学校の出願倍率と、主要教室の合格実績を横断的に把握できます。
教室選びを俯瞰する材料としてお役立てください。
■はじめに
・合格実績の読み方
教室の合格実績は、残念ながらそのまま鵜呑みにはできません。「各教室の発表する合格数を足すと、募集定員を大幅に上回る」というのは、小学校受験の永遠の闇です。
自己申告に基づく集計である上に、補欠合格や掛け持ち報告が含まれ、在籍基準も不明確だからです。
この闇については、昨年の記事でアンケートを実施し、一定の検証を行いました。結論としては「複数合格報告を考慮すればある程度実態に近づくものの、依然として不透明さは残る」というものでした。
そのため本記事では、公表実績を額面通りに受け取らず、単年の数字より、学校群・地域性・複数年の傾向を見ることを重視します。
・点ではなく線で見る
単願であれば、志望校の合格実績だけを見る選び方もあります。けれど実際には、多くのご家庭が併願戦略を組み受験を進めます。
このとき大事になるのが、第一志望だけでなく、教室が併願校をどれだけ対応できるかです。第一志望に強くても、併願校への知見が弱ければ、模試や季節講習で補う必要が出てきます。
そこで本noteでは、単一校ではなく「学校群」に強みを持つ教室を把握することを重視します。これが、点でなく線で見るということです。
そして、その検証を可能にするのが、「定員比」による可視化です。定員比(合格者数÷募集数)を使うことで、学校の定員規模に左右されず、各教室の得意領域が見えやすくなります。
ただし、合格実績は教室の指導力だけでなく、志望家庭の集まり方や掛け持ちにも左右されます。単年の数字に一喜一憂せず、複数年の傾向で見ていきます。
・集計対象の教室について
本記事は、実績公開や教室規模の点から、以下の8教室を対象としています。
ジャック幼児教育研究所(以下:ジャック)
スイング幼児教室(以下:スイング)
しながわ目黒こどもスクール(以下:しながわ目黒)
メリーランド教育研究所(以下:メリーランド)
こぐま会(25年秋実績非公表)
伸芽会(25年秋実績非公表)
なお、チャイルド・アイズなど校舎数の多い教室もありますが、合格実績の公開状況や集計基準が不明瞭なため対象外としています(AiQについては「#43 AiQ幼児教室の合格実績を紐解く」をご覧ください)。
受験が初めてのご家庭は、まず主要8教室の傾向を把握し、その上で地域教室や個人教室との相性を検討することをお勧めします。
※本noteはすべて客観的立場で検証しており、いかなる教室からの広告料も受けておりません。
※学校名は一部省略表記です。不明な点はDM等でお尋ねください。
※記載内容は取材時点のものです。ご判断の際は、最新情報のご確認をお願いいたします。
■全体検証
・教室別合格数(私立のみ)
まずは、各教室の合格者数の合計と前年比です(25年秋の実数が確認できる6教室ベース)。

ジャック2,029名(前年比103%)、理英会1,967名(112%)、スイング1,160名(109%)、メリーランド518名(109%)、わかぎり21は284名(102%)、しながわ目黒309名(101%)。
いずれの教室も前年を超える水準です。受験分析編で見た「各家庭の出願数増加」は、合格実績の増加にも一定程度反映されていると考えられます。
教室会員数の増加だけでなく、一家庭あたりの受験校数・合格数の増加も背景にあると見るのが自然でしょう。
とはいえ、各教室での増加要因は他にもありますから、そちらは教室別にて考察したいと思います。
なお、理英会は補欠合格を含むと明記されています。その分、他教室との単純比較では上振れしている可能性があります。この影響は、学校別検証でもよく現れています。
・教室別合格数シェア(私立のみ)
次に各教室のシェアを見てみましょう。前年対比は、伸芽会・こぐま会を除外して、6教室の実績のみで算出しています。


SNSで話題になることの多いスイングですが、全体のシェアで見れば大きな変化はありません。
「高倍率校に特化した戦略」は、矢野代表がメディアでも公言していますが、裏を返せば、それ以外の学校(併願校)の対策には注意が必要とも言えます。この点は、お受験初参戦のご家庭は十分にご承知おきください(詳しくは教室別にて)。
・教室別学校別合格数一覧
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