エッセイ:反省!僕は募金をするタイプの人間です
どうも、たろうtheグレートです。
僕は募金をするタイプの人間です。
コンビニやスーパーなど、レジ脇に募金箱があれば、ほぼ必ず小銭を入れている。
額はほんの数十円程度だが必ずと言っていいぐらい募金をしている。
募金はいい。とてもいい。
ほんの数十円にも関わらず、毎回とてもいい気分になれるのだ。
自分が聖人君子にでもなったような気がする。
しかも、店員さんは「ありがとうございます」と優しく声をかけてくれる。
(その場合、俯き気味で顔を上げることはない)
後ろに並ぶお客さんは、羨望の眼差しで僕を見ているに違いない。
気分は大名行列の殿様である。
もちろん、募金の目的は99.9%が寄付のためだ。
だが、残りの0.1%にはちょっと違う。
それは言い方が難しいが、精神的な目的と言わせて頂こう。
”海老で鯛を釣る”作戦だ
今は小銭を撒き餌のように投じているが、いずれ深海からやってきた一万円札がパクリ!僕はそれを吊り上げるのだ。
たったの数十円で、後の大きな幸運を手に入れれるかもしれない。
なんてコストパフォーマンスがいいのだろう。
……と、「この人は性格に問題があるのでは?」と思われた方もいるかもしれない。ご安心いただきたい。
あれです。これはおもしろエッセイです。が故に、少しエンタメ性を盛っています。
どうか、3割減にして下さい。
さて、ある日のこと。
会社の募金箱に僕が小銭を入れていると、たまたま通りかかった同僚が僕を褒めた。
「いや、そんな大したことじゃないよ」と言いつつ、僕は”自身の募金へのスタンス”を語った。
同僚は言う「見返りを求めて募金しちゃだめじゃないか?」
まあでも、その同僚は募金しない人だからね。
しないよりは、したほうがいいでしょう?
そんな話をしていると、技能実習生として働いているピョウさんが募金箱に小銭を入れた。
ちらっと見えた硬貨の中には、100円玉も含まれていた。
そして彼女は言った。
「セカイガヘイワダトイイデス」
片言の日本語だったが、その言葉はやたらと流暢に、そして真っすぐ僕の胸に響いた。
「セカイガヘイワダトイイデス」
僕も、心の中で呟いていた。
彼女の母国では内戦が続いている。
「セカイガヘイワダトイイデス」
僕はしっかり声に出して言った。
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