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行政書士試験・独学の教材選び|私が使ったテキストと問題集

行政書士試験の勉強を始めるとき、まず悩むのが「どの教材を選ぶか」ではないでしょうか。特に独学の場合、予備校のカリキュラムがあるわけではないので、自分で教材を選び、組み合わせていく必要がありますよね。

私自身もその一人でした。私は2024年8月から独学で勉強を始め、約1年3か月かけて2025年11月の試験に臨みました。

現在は結果待ちの状態。予備校2校の採点では合格ラインを超えていますが、正式な結果が出るまでは何とも言えません。
(1/28 追記:合格していました!)

この記事では、独学で行政書士試験に挑むにあたって、私がどんな教材を選び、どのように使ったのかを記録として残しておきたいと思います。
問題集のA~Cランクすべてに取り組んだ理由や、「土台となる考え方」を重視した使い方など、自分なりに工夫した点も含めて振り返ります。

合格発表前の今だからこそ、結果に左右されず、率直に書けることもあると思います。

教材選びに迷っている方、独学で挑戦しようと考えている方の判断材料になれば幸いです。


はじめに|私の受験状況と前提条件

以下は、この記事を読むうえでの前提条件です。

2025年11月に行政書士試験を受験し、現在は合格発表を待っている状態です。

自己採点では記述式を除いて168点、予備校2校の記述式採点を加えると196点という結果でした。予備校の採点基準では合格ラインを超えていますが、正式な結果が出るまでは確定ではありません。
(1/28 追記:合格していました!)

私は予備校や通信講座を利用せず、完全に独学で勉強を進めました。
勉強を開始したのは2024年8月。約1年3か月かけて試験に臨んだ形です。

また、法律の学習経験について触れておきます。
私は、10年以上前に宅建に合格しており、不動産業界で働いていました。そのため、行政法や民法でよく出てくる不動産トラブルについては、実務のイメージと結びつけて理解できました。

FP2級と日商簿記2級も取得しているため、商法・会社法でも少しではありますが知識が活きる場面がありました。

ただし、行政書士試験の内容とは範囲も深さも大きく異なるため、ゼロから学び直すつもりで取り組みました。そのため本記事では、法律初学者に近い視点で書いています。

この前提を踏まえて、次の章では実際に使用した教材について紹介していきます。

独学で使ったテキスト・問題集

※Amazonアソシエイトリンクを含みます。2026年版を紹介しています。

合格革命 基本テキスト

使った時期: 2024年8月〜2025年11月(試験当日まで)

良かった点: 勉強を始めた当初から、このテキストをメイン教材として使いました。選んだ理由は、YouTube「マジでイケてる行政書士講座【ゆーき大学】」のゆーき先生がおすすめしていたことと、書店で実際に中身を確認して読み進められそうだと感じたからです。

文章が読みやすく、図表も適度に入っていて理解しやすかったです。問題集や合格道場と併用する中で、知識を確認する場所として常に戻ってこられる安定感がありました。間違えた箇所など、覚えるためにたくさん書き込みました!

テキスト内の「記述対策」と書かれた文章も、覚えるために裏紙などに何度も書きました。

2024年版で勉強を始めましたが、法改正に対応するため、2025年2月に2025年版に買い替えました。新しい情報を追いかける必要がある試験なので、年度が変わるタイミングでの買い替えは必要だと感じました。

合わなかった点・注意点: 三冊目の商法・会社法、基礎法学、基礎知識の内容が薄いと感じました。このテキストだけでは足りないので、+αで何か検討した方が良いと思います。

合格革命 基本問題集

使った時期: 2024年8月〜2025年1月

良かった点: テキストと並行して使いました。テキストで学んだ内容をすぐに問題で確認できる形になっており、知識の定着に役立ちました。解説も丁寧で、間違えた問題をテキストに戻って復習する流れがスムーズでした。

初学者が最初に取り組む問題集としては、難易度もちょうど良かったと思います。重要度に応じてA・B・Cとランク分けされていますが、私は気にせず一問ずつ解いていました。

合わなかった点・注意点:特に不満に思う点はありません。ただ、2月以降は肢別問題集や合格道場に移行したため、新しい年度のものは買いませんでした。

合格革命 肢別過去問集

使った時期: 2025年2月〜6月

良かった点: 一問一答形式で、細かい知識を確認できる点は良かったです。問題数も多く、テキストの内容を網羅的に復習できる構成になっていました。

合わなかった点・注意点: 正直に言うと、この問題集ではなく、ウォーク問(五肢択一)の方が良かったと思っています。
合わなかった理由は、復習のしづらさ。解説が薄く、テキストとのリンクページも書いていなかったため、問題を解いた後のフォローがあまりできませんでした。

さらに、肢別問題集を始めた時点では既にテキスト+基本問題集+スマホアプリで出題範囲を一周できており、それなりに理解できていました。その理解度であれば、わざわざ一問一答形式で学ぶ必要はなかったと思っています。一問一答なら、合格道場やスマホアプリでも十分できるので、わざわざ紙の問題集を買う必要はなかったかもしれません。

合格革命 40字記述式・多肢選択式問題集

使った時期: 2025年6月〜11月

良かった点: 記述式対策として、この問題集を使いました。よく出る論点が整理されていて、初めて記述式に取り組む人でも理解しやすい解説になっていました。

ちなみに、試験前日にもう一度この問題集をやり直したのですが、結果的に、この問題集の中からほぼ同じ問題が1問出ていました。直前期の復習教材としても役立ちました。

合わなかった点・注意点: 問題の前の穴埋めページは、正直必要ないかなと思っています。そして、この問題集だけでは記述式の対策として不十分だったと感じています。問題数がもっと欲しかったです。

みんなが欲しかった! 行政書士の判例集

使った時期: 2025年9月〜11月

良かった点: 9月に判例対策として購入しました。憲法は特に、判例を勉強していないと厳しいと感じたためです。判例の事実関係や争点が分かりやすくまとめられており、理解が深まりました。

テキストだけでは判例の背景が掴みにくかったので、この判例集で補完できたのは良かったです。

合わなかった点・注意点: もっと早い段階から使っておけば良かったと思います。多肢選択式の勉強にも役立ちます。

当たる!直前予想模試 (出る順行政書士シリーズ)

使った時期: 2025年9月〜11月

良かった点: LECの模試は、合格革命と比べるとやや易しめに感じましたが、それでも本番に近い難易度で、時間配分の練習にもなりました。合格革命シリーズで揃えすぎたので、合格革命にはなかった問題が多々あり、勉強になりました。

合わなかった点・注意点: 特に大きな不満はありませんでした。解説には同じシリーズのテキストのページ番号が書いてあったので、テキストを持っている方は復習しやすいと思います。

合格革命 法改正と直前予想模試

使った時期: 2025年10月〜11月

良かった点:解説には合格革命のテキストのページ番号が書いてあったので、復習しやすく助かりました。

合わなかった点・注意点: 難しいと評判通り、難易度は高めでした。個人的には、LECの予想模試の方が出題の仕方などが本試験に近いように感じました。ただ、難しい問題に慣れておくことで、本番での対応力がついたとも感じています。

みんなが欲しかった! 行政書士の最重要論点150

使った時期: 2025年10月〜11月(試験当日)

良かった点: 行政書士試験の当日に復習するためだけに購入しました。覚えるべき情報が簡潔にまとめられており、直前期の総まとめに役立ちました。

試験当日、会場で最後の確認をする際にも、この本を読み返しました。コンパクトで持ち運びやすく、重要な論点がすぐに確認できる点が良かったです。

合わなかった点・注意点: あくまで「最重要論点」なので、これだけで勉強するものではないと思っています。テキストや問題集で基礎を固めた上で、最後の仕上げとして使う教材として使うのが良いと思いました。

合格道場(Webサービス)

使った時期: 2025年3月〜11月

良かった点: 2025年3月に有料プランに加入しました。スマホやタブレットで問題が解けるので、付き添い入院中やスキマ時間に重宝しました。

過去問、一問一答、練習問題(五肢択一)、記述式、総合テストなど、問題数が豊富。問題がレベル別に分けられているので、重要度の高い問題のみ解くことも可能です。

また、問題を解いた後、すぐに正誤が分かり、解説も確認できる点が便利でした。また、間違えた問題だけを復習できる機能もあり、効率的に弱点を潰せました。

合わなかった点・注意点: 記述式の問題は、本試験の出題の仕方とは異なる問題が多く、途中で解くのをやめました。過去問と練習問題を繰り返し解くのが一番良い使い方ではないかと思っています。

マジでイケてる行政書士講座【ゆーき大学】(YouTube)

使った時期: 2024年8月〜2025年11月

良かった点: 勉強を始めた当初から、ゆーき大学の解説動画を見ていました。勉強計画を立てる前に色々と合格体験記を探していく中で、「ゆーき大学がおすすめ」と言っている人が多かったからです。

実際、条文の背景がイメージできるようになり、かなり理解しやすくなりました。テキストだけでは理解しづらい部分を、動画で補完する形に。直前期にも、まとめ動画を見て知識の整理に役立てました。

無料で質の高い解説が見られるのは、独学者にとって大きな助けでした。

合わなかった点・注意点: 動画を見るだけでは知識が定着しないため、必ずテキストや問題集と併用する必要があります。また、動画の本数が多いので、全部を見ようとすると時間がかかります。自分に必要な動画を選んで見る判断力が求められます。

合格革命シリーズばかりになった。

問題集の使い方と私なりの考え方

テキストやWeb教材はいくつか併用しましたが、私が勉強の中心に据えていたのは問題集でした。問題集をどう使うかは、独学で勉強する上で大きな分かれ道ではないでしょうか。
ここでは、私が問題集に向き合った考え方と、その理由を書いていきます。

A~Cランクすべての問題に取り組んだ理由

問題集には、A・B・Cランクで難易度や重要度が分けられているものが多いですよね。時間がない受験生の中には、「Aランクだけ」「AとBランクまで」と絞って取り組む人もいます。

私は、A~Cランクすべての問題に取り組みました。

理由は、「問題を解くこと」が目的ではなく、「考え方を身につけること」が目的だったからです。

行政書士試験は、単純な暗記だけでは対応できません。条文や判例を理解していないと、選択肢の誤りを見抜けないからです。そのため、A~Cランクすべての問題を通じて、幅広い角度から知識を使う練習が必要だと考えました。

問題集を解くときに私が意識していたのは、「答えを覚えること」ではなく、「なぜその答えになるのか」を理解することでした。
たとえば、行政法の問題で「この処分は違法か」と問われたとき、単に「違法」と覚えるのではなく、「なぜ違法なのか」「どの条文や判例に基づいているのか」を確認する。そうすることで、似たような問題が出ても、考え方を応用できるようになりました。

問題を解いた後、間違えた問題はもちろん、正解した問題でもわからなかった選択肢は解説を読み、テキストに戻って確認する。この作業を繰り返すことで、「土台となる考え方」が少しずつ身についていきました。

Cランクの問題は確かに難しく、本番で出ない可能性もあります。しかし、Cランクの問題を解くことで、Aランク・Bランクの知識がより深く定着しました。

また、Cランクまで解いておくことで、本番で予想外の問題が出ても、焦らずに考える余裕が生まれました。「これは難しい問題だな」と判断できる基準ができたことも、大きな収穫です。

時間がない中で、すべての問題を解くのは大変でした。しかし、この積み重ねが本番での対応力につながりました。

宅建の経験が与えた影響

私は10年以上前に宅建の勉強をして、合格しました。宅建と行政書士は別の資格ではありますが、テキストや問題集の使い方については、宅建のときの勉強経験が活きました。

宅建の勉強で学んだのは、「問題を解くことで、テキストの内容が記憶に定着する」ということです。テキストを読むだけでは忘れてしまう知識も、問題を解いて間違えることで、強く印象に残ります。

また、宅建のときに「過去問を繰り返し解くことの重要性」を実感していたので、行政書士試験でも、過去問と予想模試を繰り返し解くことに集中しました。
この考え方は、今回のA~Cランクすべて解くという判断にもつながっています。

私の問題集の使い方については、「行政書士試験 問題集の使い方|暗記より「考え方」を重視していた話」にまとめています。

おわりに|教材選びを振り返って

合格革命シリーズをメイン教材として揃えたことで、テキストと問題集の内容がリンクしやすく、復習がスムーズに進められました。

また、合格道場やYouTubeといったWeb教材を組み合わせたことで、付き添い入院中や子どもが寝ている横でも勉強を続けられました。

A~Cランクすべての問題に取り組んだことも、時間はかかりましたが、幅広い角度から知識を使う練習ができ、本番での対応力につながったと感じています。

もちろん、反省点もあります。商法・会社法と基礎知識の勉強不足、記述式の演習量不足、肢別問題集を買う必要があったのか、会場模試を受けられなかったこと。
独学で手探りだったからこそ、もっとこうすれば良かったと思う部分はたくさんあります。

正式な結果が出るまでは、本当に合格できたのかは分かりません。予備校の採点では合格ラインを超えていましたが、合格発表の日まで安心できないのが正直なところです。
(1/28 追記:合格していました!)

それでも、育児や付き添い入院という制約の中で、できる範囲で工夫してきた結果が、この教材構成と勉強法でした。完璧ではなかったかもしれませんが、自分なりに最善を尽くせたという実感はあります。

この記事が、教材選びや問題集の使い方で迷っている方の判断材料になれば幸いです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後もnoteマガジン「行政書士試験 合格までの勉強記録」で、行政書士試験の勉強についての体験記を更新していきます。

合格発表後の振り返りや、実際の勉強方法についても書いていく予定ですので、よろしければスキ・フォローしていただけると嬉しいです。


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