【往復書簡】KEACONさま from 近藤弥生子。大人になってからの友達作り #8
暮らしや収納について発信されているKEACONさんと始めた、noteでの往復書簡。(➤ これまでのやり取りはこちら)
➤ 今回いただいたお返事はこちら
KEACONさん、こんにちは。お返事ありがとうございました。
KEACONさんが丁寧に受け取ってくれたおかげで、私の悔しさ、みじめさ、自尊心を傷付けられた心が、ちょっと丸くなりました。
KEACONさんにとって、想像もつかない話の連続だったというのは、逆に驚きでした。同じ日本でも、見えていた世界が全然違ったんですね。
袖触れ合うことすらなかった私たち
今回、KEACONさんが往復書簡に誘ってくれた時の背景を教えてくれて、めっちゃびっくり&嬉しかったです。「えー! そうだったの! 嬉しい!」と、モニタの前で叫びました。
そして、
ピアスにミニスカート、ルーズソックス姿の弥生子さんと「髪色は黒、前髪は目にかからないように」をきっちり守っていた私が、もし30年前の常磐線で隣り合わせになっていたら?私たちは間違いなく目もあわせず、一言の言葉も交わすこともなく目的地で電車を降りていたでしょうね。笑
リュックの中なにが入ってる?大人の友だち作りは難しい #7
これには爆笑しちゃったー!!
そんな状況になったら、私は隣のKEACONさんを「ガン見」(懐かしい言葉だが、ヤンキーの習性でもあるw)していたに違いないけれど、KEACONさんは私と目が合わないように気を付けながら、足早に電車を降りていったのでしょうね。笑
袖触れ合うことすらなかった私たちが、今、インターネットの力を借りて、どうにかお互いとやり取りしようとしている、知ろうとしているなんて。

取材のリサーチのために行った、台湾東部の花蓮にて。
リュックの中身、見せてくれてありがとう
ご縁のことを台湾華語では「緣分」っていうんですけど、あらゆるシーンんでよく使われるんですよ。
「ご縁だね!(就是緣分啦!)」
「ご縁がなかったね(沒有緣分)」
驚くぐらい、なんでもこの二つで言語化されます。私が前の夫と離婚した時もそうでした。もうちょっとしみじみ、じっくり味わいたい気持ちがあっても、スッパリ言い切られて「はい、この話は終了! じゃ、何食べる?」みたいな感じで、話が進んでいきます。
変化が速く、多様性のある台湾社会では深く考えていてもキリがないし、これも皆がうまくやっていくための秘訣なのかも?と思ったり。
オードリー・タンさんから教わった、台湾社会を表す言葉に「一回生兩回熟」っていうのがあって、初めて会った時はよく知らないからと遠慮しがちになるけれど、二回目会えたらもうマブダチ、みたいなニュアンスのことわざなんです。(※ヤエコ的な超訳です)
KEACONさんが往復書簡に誘ってくれたり、リュックの中身を見せてくれたおかげで、私たちの「緣分」が繋がりました。

新たな友人を作ることへの心理的ハードル
「どの地域に住むか」とか、「どの学校に行くか」によって、出会える人の幅がある程度左右されるから、子どもの頃の出会いって、ある意味で大人からコントロールされていますよね。(中学時代、親から「誰々とはあまり付き合わないように」って言われて、反抗期が加速した私です)
大人になると、住む場所や仕事、交際関係も自分で選べるようになるけれど、仕事に家事に子育てにと忙しいなか、新たに友人になるって、けっこうパワーがいります。
私は仕事人間だし、内向的なので、できればずっと家にこもって本を読んでいたいタイプ。自分から誰かを誘うことも少ないし、そもそも友人が多くありません。
KEACONさんからの問いをきっかけに、今の自分にとって、新たな友人を作ることへの心理的ハードルがどんなものか、考えてみました。
ドン引きされないか不安だけど、打ち明けてみますね。
1. 大切にできる自信がない
心のうちをぶっちゃけると、6年間のシングルマザー時代を経て再婚した現在、私の人生の最重要事項は今の家族(ステップファミリーと言うらしい)の関係をしっかり育むことなので、プライベートの時間は家族を最優先にしたいと思っています。実際はそうできていなくて、平日はもちろん、週末も仕事や、仕事に絡んだことばかりしているのですけれど…。
それ以外の時間は、同業の知人友人たちと、表では言いにくい近況を報告したり、悩みを相談しあったりすることで精一杯で、新たに友達を作ろうと思うことがほとんどありません。今の友人たちにもたくさん不義理をしてしまっているのに、これ以上増えても「相手を大切にできないのではないか」という不安の方が大きいです。
あとは、ライターというバタバタ予定が変わりまくる仕事柄、先の約束が非常にしづらい、というのもありますね。

2. GIVE&TAKEの概念がない方とは、友達にはなれない
新たに知り合った方から「台湾に行ったら会いたいです」って言ってもらうことがよくあるけれど、その人が求めているのは“台湾に行ったら頼れる、便利な案内人や情報”であって、特に私である必要がないのでは…って感じることも、多々あります。
台湾で会社員をしていた頃、クライアントの年配男性から「歳も近いし、ママ友になったら良いかと思って」と紹介された駐在妻さん(日本とリモートで仕事していて、お子さんもいらっしゃる)とランチしたら、「友達付き合いやってる時間がないから、(台湾をエンジョイしながら子育てするための)情報だけ欲しいんですよね」と言われて、ショックを受けたことがありました。
シングルマザーで時間もお金もないなか、友人に子どもを預かってもらい、タクシーを飛ばしてランチに行ったのに、完全に選択を誤ったのです。
「そもそも自分には新しく友人を作るだけのリソースがない。紹介されたからといって深く考えず、この場に来てしまった自分の判断ミスだ」と猛烈に後悔しました。
人それぞれ大変さを抱えているとは思うけれど、だからといって相手への尊重がなくて想像力が働かない人とか、GIVE&TAKEの概念がない方とは、友達にはなれないかなぁ。

シングルマザー時代が長かったので、おしゃれなカフェでゆっくり雑談とか、ほとんどしたことがなく、まだ慣れません。笑
3. リスクだってある
友人を作るって、有名人でなくても、多少のリスクを取ることになると思うんですよね。仲が良い時はいいけれど、たとえばちょっと気持ちがすれ違ったりした時に、私とのLINEのやり取りや子どもの写真を他の人に見せて悪口を言われたり、噂を立てられたりすることだって、十分にあり得ます。過去、実際にそうされたこともあります。
自分や、自分の周囲を守るためにも、しっかり境界線を引くタイプかもしれません。
「新しく友人を作る」について、私がパッと思い浮かんだ心理的ハードルはこんな感じでしょうか。
心配性な性格が、ついつい自らのハードルを上げてしまいがちなんですよね。そんな私に、台湾のゆるさがちょうど良いのかもしれません。

過去、台風が直撃した際にはトイレが海に流されて行ったと皆は笑って話していましたが、
私だけ顔が引きつっていたかも。
KEACONさんの話も聞かせてくださいね
だから、仕事もママ友とかも関係なくKEACONさんと友達になったのが、ものすごく久しぶりの出来事です。(照)
私たちが知り合ったのは、KEACONさんのご友人「みはるん」さんが私のVoicyをKEACONさんにおすすめしてくださったのがきっかけでした。KEACONさんが私の本を読んでくださって感想を投稿してくださり、DMでやり取りするうち、「この方の話をお聞きしたい!」と思って私からVoicyゲストにお誘いしました。
KEACONさんからは、安心感、懐の深さを感じます。
私が投げたボールが変化球だったとしても、「きっとこの人はうまく受け流したり、受け止めてくれたりするだろうな」という信頼もあります。
自分にはない、しっかりした人間としての軸みたいなものを感じて、「私も、こんな女性になりたかったな」という憧れも正直あります。
(お母様とおばさま、お姉様と4人で行かれた素敵な東京旅行のnoteを読んで、「こんな人生を送りたかった…」と心底うらやましかったです!)
ちょっと前に出会っていたら友達になれなかったかもしれないけど、全く違う人生を歩みながらも、今こうして穏やかに話ができることを、本当に嬉しく思っています。
それに、今、私を取り巻く環境が、フォロワー数などのインフルエンスや、その業界におけるプレゼンス(存在感みたいなもの?)で評価されることが多いなか、そういうの関係なく、共通の価値観から知り合い、友達になるプロセスを体験できていることも、とてもありがたいことだな、と思っています。
大人になってからの友達づくり、KEACONさんは、どうですか?
お話、聞かせてほしいです! お返事は、急ぎません。
➤KEACONさんから、お返事が届きました!
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