夏休みは教材研究に集中すべし!余裕を持った準備で2学期・3学期に早く帰ろう!
7月に入り、夏休みまであと少し!
今年の夏休みは何をしようか、計画を立てている方も多いのではないでしょうか?
前回は、夏休みのちょっとした時間を利用してスキルアップするためにおすすめの本を紹介しました。
今回は、現場で10年勤務した経験から、夏休みに授業準備をしておくことが、2学期以降にどのような効果を生むかを記事にしていきます。
お知らせ
これまでnoteで紹介してきた校務効率化のアイデアをまとめた書籍が、明治図書出版さんより出版されます。
僕がこれまで紹介してきたテンプレートに加え、今後紹介していくテンプレートも、この書籍から入手できる形にしていく予定です。
ご興味ある方はチェックしてみてください。
(1)夏休みの過ごし方
夏休みは授業がなく、年休や家族休暇などを自分の予定に合わせて申請できるため、先生の性格や家庭の状況によって勤務の仕方が異なります。
ただ、午前中は割と多くの先生がいるが、午後(特に15時以降)には多くの先生が帰宅するというのがこれまでの勤務校でよく見られた様子な気がします。
校種や地域による違いもあると思いますが、
「午前中は事前に予定されているものが多いので勤務するが、終わったら早めに帰ってゆっくりしたい。なぜなら1学期頑張ってきたから!」といった感じの先生が多い印象です。
自分も初任から5年間勤務した小学校では同じような勤務をしていて、疲れたら帰り、(2学期に向けての充電と称して)家でダラダラしていることもありました。
しかし、中学校に移動して結婚・子どもの誕生を機に、なるべく早く帰宅して家族の時間を大切にしたいと考えが変化しました。
そのために働き方を見直すなかで、長期休業の使い方を変えてきました。
その結果たどり着いたのが、夏休み中に2学期以降の授業準備をほとんど終わらせておくことで、2学期以降は早く帰るというものです。
(2)夏休みに授業準備をする理由
夏休みに授業準備をおススメする理由は、
「学期中に比べ自分の裁量で使える時間が多く、邪魔が入りにくいから」
です。
夏休みは授業がない分、子ども同士のトラブル対応や保護者への対応などイレギュラーに発生する業務が少なめです。
学校にいる子どもや先生も少ないため、作業中に話しかけられて作業が中断することも少なくて済みます。
これらの理由から、夏休みは学期中より短い時間で効率的に授業の準備を行うことが出来ます。
学期中はどうしても、イレギュラーに発生するタスクに対応しながら授業準備をしなくてはいけません。
イレギュラータスクには、
子ども同士のトラブル対応
地域住民からの苦情対応
保護者からの電話対応
急な会議への出席
家庭訪問や電話連絡
など多岐にわたります。これらイレギュラータスクは、発生・処理するタイミングや必要な時間を自分がコントロールできないにもかかわらず、優先順位が高く、授業準備はどうしても後回しになってしまいます。
授業準備をしたうえで18時には帰ろうと思っていても、その前に1時間イレギュラータスク処理をしなくてはならない状態になることもしょっちゅうあります。
授業準備が終わっていないと、イレギュラータスクを処理した後に、さらに仕事が待っているという状況になり、どうしても帰宅時間が遅くなりがちです。
夏休み中に授業準備を行っておくことで、イレギュラータスクが発生してもそれさえこなせば帰宅できるという精神的な余裕をもつことが可能になります。
(3)夏休み中の授業準備もメリット
夏休み中に授業準備をするメリットをまとめます。
① 時間をコントロールしやすい
(2)でも書いた通り、準備が終わっていれば直前に内容を見直して確認と簡単な修正をすればOKとなるので、時間のコントロールが容易になります。
また、夏休みなら集中して業務を行うことができるため、短い時間で集中して授業準備を行うことが可能です。
独身で帰る時間も夕食も、何もかも自由なうちは問題ないですが、家庭をもちなるべく家族の時間をもちたいと思うならば、比較的時間に余裕のある夏休みに授業準備を終わらせておくのは大きなメリットがあります。
② 夏休みに部活だけやって半日で帰るのはもったいない
「夏休みは暑い」、「1学期頑張ったから休みたい」という気持ちから、せっかく学校にいるのに、午後から働く意欲が急激に下がっていく先生をよく見ます。
「どうせ有休を残していても使いきれないから、休めるうちに休んでおこう」もよく聞くセリフです。
しかし、家に帰って何か生産的なことができるかといったら、そんなことはなく、1学期に余裕がなくてできなかった「家でダラダラして過ごす」ということになってしまいがちです。
しかし、それは1学期の分を取り戻しているといえるのでしょうか?
夏休みにやらなかった授業準備は2学期に行うことになるので、むしろ2学期の余裕ある時間を夏休みに先取りしているとも言えます。
家に帰っても何もせず、「もったいない時間の使い方したな」と思うくらいなら、学校で授業準備を進めておき、学期中に早く帰宅する方が有意義なのではないでしょうか。
③ 授業準備をすることで、授業の質が上がる
学期中の忙しい中で行った授業準備では、どうしても日々をこなすだけで精一杯になり、質を高めることが難しくなります。
※できなくはないですが、質を高めるには時間がかかるので、結果として遅くまで残業することになりがちです。
夏休みの時間のある時に授業準備をしておき、直前に確認・最終修正することで、準備に時間を確保できるので、質を担保できます。
自分の担当する社会科でも、質のいい資料を集めるのには時間がかかりますが、夏休みならその時間を確保できます。
授業準備がきちんとできていると、子どもの前で自信をもって授業できることもメリットです。
先生が自信なさそうに授業をしていたり、内容が興味を引くような面白い内容でなければ、子どもたちの関心も低くなってしまいます。
④ 先を見通した授業展開、単元構成ができる
夏休みにその先の授業準備を行っておくと、単元構成や授業の展開を見通すことができます。
日々の業務に忙殺される中ではどうしても近視眼的になり、先を見通して授業を行うことができません。
単元の流れやまとめの仕方、小テストのタイミングなど全体を俯瞰してみておくことで適切なタイミングで適切な指導をしやすくなります。
全体が見えているのと、次の日のことしか見えていないのでは、指導の幅にも差が出てくることは、明確ですね。
(4)自分のやり方
自分は社会科の担当なのですが、夏休み中に年度末の分まで授業準備を終わらせています。
具体的には、
授業ごとに、板書計画・授業メモ(教科書の要約+補足の知識)・提示する資料を1セットにしてフォルダに入れていきます。
去年は2年生の担当だったので、こんな感じで授業ごとにフォルダを作って準備をしていきました。

昼食後の時間や、出張前のちょっとした隙間時間などを活用すれば、思ったより時間はかかりません。
歴史と同じように地理も準備を終わらせておきます。
このように授業ごとにフォルダを作り、中に必要なものをそろえていくやり方は、その学年を担当する1年目は大変ですが、同じ授業の準備をしなくてもよくなるため、2回目以降は大きな時短効果を発揮します。
その日暮らしで授業準備をしていると、十分なデータが残っておらず。翌年同じ学年を担当することになっても、また一から授業準備を行うことになり、非効率です。
でも、そういう先生多いです。
時間のある時に授業準備を行い、翌年以降も繰り返し使えるようにデータで残しておくことがトータルでの時間削減につながっています。
中学校勤務5年間で中学校2・3年生の授業内容は網羅できたので、2・3年生の授業準備はほぼ必要なく、教科書の改訂に合わせて微調整していけばOKという状態になっています。
限られた時間を有効に、学期中になるべく早く帰るためにも、夏休みなどの長期休業を有効に使ってみてはいかがでしょう?
(5)まとめ
今回は、夏休みを使った授業準備についてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
やれる仕事は時間のあるうちにドントン片づけておき、突発的に発生するトラブルにも対応できる余裕をもっておくというのがポイントだと思います。
研修や出張、家族サービスや自分へのご褒美、2学期への充電など人それぞれの過ごし方があると思いますが、毎年夏休みを無駄に過ごしてしまったなぁと後悔している方は、今年の夏休みを有効に使い、2学期を余裕をもった状態で迎えてみてはいかがでしょう?
最後まで見ていただきありがとうございます。
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