女子一人で中国寝台列車に乗るのは危険?[30回は乗った私の準備方法]
はじめに

中国旅行では、寝台列車が便利でコスパも良いため、選択肢として上がってくる。
しかし、
「女子一人で乗ると危険じゃない?」
「スリとか多そうじゃない?」
と不安がる声も聞く。
実際に中国の寝台列車に30回以上は乗車してきた私の経験から、対策すべきことと、実態を整理する。
中国寝台列車の基本:軟臥と硬臥
中国の寝台列車には「軟臥(ルアンウォー)」と「硬臥(インウォー)」の二種類がある。
・軟臥
いわゆる一等席。2段ベッドが二つ並ぶ4人個室。ドア付きの空間が確保できるが、運賃は高い。
・硬臥
いわゆる二等席。ドアのないオープン空間に三段ベッドが向かい合わせに並ぶ。
車両によっては、これとは別に、完全二人部屋の高級席もある。
私は基本的に、一人の時は硬臥を利用する。
料金が安く、個室で知らない男性と二人きりになる可能性のある軟臥より、むしろオープンスペースのほうが安心感があるためだ。

硬臥の下・中・上段の究極の選択
硬臥には三段ベッドのなかで下段・中段・上段があり、予約時に選ぶことも可能。それぞれメリットとデメリットがある。
下段:
頭上の空間が一番広く快適だが、消灯までは、自分のベッドに他の乗客も一緒に座ってくることが多い。

中段:
プライベート感と利便性のバランスが良い。狭いので起き上がることは難しい。寝転んだまま車窓が見えるときもある。私は結構好きでよく選んでる。

上段:
最もプライベート感があるが、はしごを使う上り下りが、トイレに行くたびしんどい。
車両によってはハシゴもなくて、簡易足場をアスレチックのように登る必要もある。
こんな感じで👇

上段・中段を利用する場合は昇降があるため、スカートではなくズボンが望ましい。
靴も脱ぎ履きしやすいものが良い。
靴はベッドの下の隙間に格納することが多い。

通路の折り畳み椅子に座ったり
セキュリティと貴重品管理
中国人の若い女性も普通に一人で二等車で寝ているため、車内の治安はけっして悪くない。
また、中国の列車は乗り降りするために、身分証確認や荷物などのチェックが厳しいので、犯罪者としても車内での犯罪行為は回避する傾向にあるのでは。
むしろスリをするなら、スーパーとか街中の人混みのほうが多そうである。
ただし、最低限以下を守る必要がある。
✅貴重品は常に枕元に置く
✅トイレに行く際もスマートフォンやパスポートなどの貴重品は持参する
トイレ・洗面事情
車内トイレは狭く衛生状態が悪化しやすいため、歯磨きや洗顔、クレンジングは事前に駅で済ませるのが無難である。(⚠️駅のトイレが清潔とは言ってない)
もちろん、トイレットペーパーは設置されていないため車内に持参が必須だ。
カーテンなどない寝台列車内での着替えは難しいため、そのまま寝やすい普段着で乗車することをおすすめする。
サンライズ出雲のように車内にシャワーはない。
風呂キャンしたくないタイプの人は、乗車前に銭湯や宿泊施設で入浴を済ませておくと快適に過ごせるだろう。
下着を清潔に保ちたいと言う女性は、生理期間でなくても、ナプキンを利用しておくと着替えができなくても一定の衛生を保てるかも。
車内環境と過ごし方
✅イヤホンなしで動画を見る乗客もいるので、音が気になる場合は耳栓を準備すると良い。
✅列車によっては通路やシートの枕元にコンセントが設置されている。
✅夜22時を過ぎると自動的に消灯される。消灯すると意外に静か。
✅外気温がマイナス30度になる地域を走行する場合でも、車内は暖房で暑いくらい。
ただしトイレが垂れ流し式だと、ぼっとん穴から外気が入り込み、トイレの床が凍るほど寒くなることがある。
✅水やお湯を汲める場所があり、カップ麺やお茶を作る乗客が多い。
✅乗車直後がトイレの清掃直後で最も清潔であり、時間が経つにつれて汚れていくため留意が必要だ。
✅冷房や暖房で乾燥しやすいので、マスクをつけて寝るのも◎
車内の人間関係
都市部間の列車では、同じコンパートメント内での会話は少なめで、みんな黙々とスマホをいじってる。
ただし、身分証チェックでパスポートを提示すると「日本人なのか?」と声をかけられ、そこから会話になることもしばしば。
お茶とかお菓子を分けてくれるおばあちゃんも結構いる。
まとめ

中国の寝台列車(硬臥)は、女子一人でも準備さえしておけば問題なく利用可能である。コストパフォーマンスが高く、移動時間を睡眠時間に変えられるのは長距離旅行中の大きな利点だ。
準備しておくべきものは以下の通り。
✅ ズボン・脱ぎやすい靴
✅ ティッシュ・ウェットティッシュ
✅ 耳栓やマスク、ナプキン(必要に応じて)
✅ 飲料水・カップ麺などの軽食
✅ パスポート・貴重品管理袋
これらを整えたうえで乗車すれば、中国旅行中の移動はより自由で快適になるはずだ。
寝台列車での旅は「安全で眠れる快適な移動手段」であり、一度体験するとその魅力がわかるだろう。
(終わり)
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