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★仏像展★330年の祈り『円空展 』in 美術館えきKYOTO

没後330年を迎える円空。その足跡を辿る「円空展」が美術館「えき」KYOTOで開催。江戸時代初期に美濃国で生まれた円空は、全国を巡錫し、庶民救済のため数多くの神仏像を彫り続けました。本展では、初期の悟りを求めた「上求菩提」から、晩年の民衆救済を目指した「下化衆生」に至る円空の信仰と布教の変遷を、躍動感あふれる鑿使いで表現された円空仏を通して紹介します。特に「青面金剛神」像は、時代による作風の変化がわかる注目の展示です。関西初公開を含む貴重な円空仏が集結し、その祈りのかたちに触れることができるでしょう。

江戸時代初めの寛永9(1632)年、美濃国(岐阜県)に生まれた円空(1632-95)は、出家後に、像を彫りはじめた32歳から亡くなる64歳までの30年余りの間に、日本の各地を巡錫しながら12万体の像を彫り遺したとされています。現在確認されているだけでも、実に5,400余体にも上ります。
本展は、円空没後330年を記念し、今も伝え継がれる円空像の中から、関西初公開を多数含む優れた像を厳選して紹介いたします。円空彫像のはじまりとされる自らの悟りの境地を追い求めた<上求菩提(じょうぐぼだい)>と、晩年の庶民を仏の道へ導き救済をめざした<下化衆生(げけしゅじょう)>で構成し、円空の信仰と布教の変遷を、躍動する鑿(のみ)使いで表現されたさまざまな祈りのかたちでたどります。

公式HP:https://www.mistore.jp/store/kyoto/museum/event_list/event09.html

 前回の『円空展』は大阪アベノハルカスで開催されました。今回の展覧会では、前回とはまた違った円空仏が集結し、同じ種類の円空仏を比較することで、時代による作風の変化がわかる、まさに「円空展」とも言える内容でした。

 前回の円空展は『★仏像展★『円空―旅して、彫って、祈って―』です。

 では始まりです。

→変更履歴

2025/09/06:追加『【美術館「えき」KYOTO】円空展について


▼特別展公式/メディア情報

▼見仏感想と私のNOTE

展覧会では「護法神」「不動三尊」「青面金剛神」「狛犬」など、さまざまな作品も多数展示されており、円空の信仰と技法の変遷を豊かにたどることができます。

 荒々しいのみの痕が残る素朴な造形。そしてほほ笑みを浮かべた柔和な表情。江戸時代の僧·円空(1632~95年)が日本各地を旅しながら彫り残した「円空像」を集めた「円空展 330年の祈り」が京都市下京区の美術館「えき」KYOTOで始まる。
 美濃国(岐阜県)で生まれた円空。出家後、32歳で像を彫り始めた。布教をしながら各地を巡り、その地で手に入る材料を使って神仏像を次々に制作。30年余りで造った像は12万体と伝わる。中部や関西、関東、東北、北海道などで540O体余りの像が現在確認されている。
 誰もが驚くのは、円空の制作スピードだ。それが「見える」のが米原市指定文化財の「十一面観音菩薩」。背面の墨書を見ると、元禄2(1689)年3月4日に木を切り出し、5日に加持祈禱をし、6日に彫り上げ、7日に開眼供養をしたとある。約180の像を、4日で完成させたという。それも全ての行程をたった一人で担って。墨書が見えるよう、この像は360度観覧できる形で展示する。
 関西や京都初公開、展覧会初公開となる像も多い。関西初公開の岐阜県指定文化財「護法神」。写真の2体のうち左の像は「円空自身の像」とも言われる。
 円空沒後330年を記念した本展では、自らの悟りの境地を追い求めた「上求菩提」と、晩年に庶民を仏の道に導き救済を目指した「下化衆生」で構成。180の大きな像から、木っ端を彫った数門の像まで150体余りが並び、年代が違う「青面金剛」の像だけを集めたコーナーもある。円空が残した「祈りのかたち」をじっくりと見比べたい。

2025年8月26日の京都新聞(入口の新聞は頂けます!!)

|-青面金剛神ゾーン:★★★★★

 本展示会では若かりし日の円空と熟年期の円空の二部制である。その間には「青面金剛神ゾーン」がある。ここは見どころの一つなので、一番初めに纏めて書き残しておく。

青面金剛神と庚申待信仰
 青面金剛神は、悪病をもたらす悪神でしたが、心を入れかえ病魔を退散させる善神になった。全身青い色をしているところからこの名になったようで、怒りが極限に達すると青くなるのだそう。
 道教の教えに人間の体内には三種類の三尺という悪い虫が住んでいて、庚申の日(60日に1回)の夜、睡眠中に体外へ出てきて、その人の悪事を天帝に告げると言われている。寝なければ悪事も告げられないというので、この日は夜通しみなで集まって酒宴を行うという『庚申待』の風習があったらしく、その人々の集まりを「庚申講」と言う。
 歴史的に振り返ると「庚申待」は平安時代の貴族の間から始まり、仏教に『庚申信仰』が取り入れられたとき主尊として拝まれた。神道では猿田彦と結びつけられた。江戸時代寛永期以降庶民層に広がったそうで、ちょうど円空が生まれた頃に重なる。

 円空仏の青面金剛像は、庚申信仰と結びついて造像されたものが多く、特に初期の作品には特徴的な要素が見られます。

  • 円空仏の青面金剛像は、地域や時代によって様々なバリエーションがあります。

  • 円空仏は、ノミ一本で彫られたものが多く、その荒削りな表現に力強さが感じられます。

2025年8月26日の京都新聞(入口の新聞は頂けます!!)
⑤青面金剛神 元禄4(1691)年 和田薬師堂蔵(下呂 温泉合掌村円空館寄託保管)
⑥青面金剛神 貞 享元(1684)年以降 永昌寺蔵(梅谷寺旧蔵)

24.青面金剛神: #荒子観音寺 (愛知県名古屋市)

 円空初期型の「青面金剛神」です。所謂庚申さんで一面三眼の顔で一面六臂で、胸に髑髏(ドクロ)を持つ。また足元には「見猿・聞か猿・言わ猿」の三猿がおり、青面金剛神をギュッと詰め込んだものである。あと、どう見ても4臂に見えるのだが…?(お姿はこちら

62.青面金剛神: #永昌寺 [梅谷寺旧蔵]

 もともと郡上郡美山町中洞の梅谷寺に安置されていた。無住になったためにここへ移されてようだ。怒髪天を衝き、憤怒の相で、鱗状の衣文をまとい、三叉戟と柵縄を持って磐座に立つ。お腹が膨らんでおり、足元は三猿ではなく二人の男女となっている。
 特に注目すべきは、青面金剛神の足元にいる男女の像である。女性は両手で耳を塞ぎ、驚いているか笑っているように見える。男性は左手に宝珠、右手に金剛杖を持つ。女性は長い髪が特徴。「庚申待」の主尊・青面金剛神は、「何でも庚申待の夜に男女同衾は避けた」ことを表現しているのかなとも。

2025年8月26日の京都新聞(入口の新聞は頂けます!!)
⑥青面金剛神 貞 享元(1684)年以降 永昌寺蔵(梅谷寺旧蔵)

 最後に足の衣文は魚の鱗風味です。円空晩期の特徴ではないかと思いますので、この彫り方は覚えておきましょう。

63.青面金剛神:個人(岐阜県関市)

70.青面金剛神: #上寺前庚申堂 (岐阜県白川町)

72.青面金剛神: #和泉薬師堂 (岐阜県白川町)

 青面金剛神像、地蔵菩薩像、観音菩薩像を安置する。3像ともスギ材で、和泉村を流れる白川の河原で拾った木で造ったと伝えられている。円空の3像は和泉白山神社の若宮神社にあったのが、1912年白川小学校を建てる時に薬師堂に移されたとのこと。薬師堂は、現在も毎月8日に供養がされ、4月と10月には例祭が催されているそうな。

2025年8月26日の京都新聞(入口の新聞は頂けます!!)

 背面に、頭部から上から「ウ(最勝の)・ア(胎蔵界大日如来種子または通種子)・オン(帰命し奉る)」の梵字、その下に胎蔵界大日三種種子が記され、右側に青面金剛神と墨書される。

75.青面金剛神:個人(岐阜県白川町)

102.青面金剛神: #和田薬師堂 (下呂温泉合掌村円空館寄託保管)

 三面二臂ですね。これは珍しい気がするな~。顔より腕の数が少ない仏像自体が珍しいはず。と思ったが旧式馬頭観音があるか。

2025年8月26日の京都新聞(入口の新聞は頂けます!!)

オマケ(私のNOTE):青面金剛神と庚申さん

|-上求菩提(じょうぐぼだい)

  • —自らの悟りを追求した時期(32歳~47歳頃)

  •  鋭く静かな造形、修行と内面世界が反映された彫像

1.薬師如来:某所(岐阜県関市):★★★☆☆

 ウィスキーボトルのような体型だなと。

2.釈迦如来: #天徳寺 (岐阜県関市):★★★☆☆

 円空の初期型の釈迦如来坐像の顔は仏像のお約束を守っていたんだと思わせる顔だった。

 次のサイトに写真がありますね。(関市の極初期像探訪(3)-天徳寺釈迦如来坐像 | 「円空の冒険」追跡ノート

3.観音菩薩:個人(愛知県海部郡):★★☆☆☆

 円空は北海道に腰を下ろした後は愛知に来ていることが分かっている。その証拠となる貴重な仏像である。

4.神像: #中観音堂 (岐阜県羽島市):★★★☆☆

 長い髭と柔らかな表情が特徴の大きいサイズの神像でしたね。髭を生やした束帯姿の男神像で、左手の上に右手を重ねる定印。背面に縦17㎝横13㎝奥行8.5㎝のくり抜きがあり、中身は不明である。

6.観音菩薩: #瑞巖寺 (岐阜県揖斐川町):★★★☆☆

 公式HPは「西美濃三十三霊場|公式HP|第十一番札所 萬松山 瑞巌寺」です。

7.観音菩薩: #碩善寺 (愛知県日進市):★★★☆☆

 磐座上の蓮座で定印の印相の観音は火焔状の頭部をしている。もしかして馬頭観音になろうとしている??
 円空の初期像の特徴がある像である。

  • 表情がやや硬く微笑みより厳しさが感じられ、円空仏の特徴である微笑仏へ移行中なのかも

  • 衣文の流れが鎌倉仏像にも感じたりする 

9.馬頭観音菩薩:個人(美濃加茂市民ミュージアム寄託保管):★★★☆☆

 人々を救う観音様で唯一憤怒の顔であるが、円空仏は穏やかで優しいな~、こうなるのは納得ですね。

 馬頭観音像を代々祀ってきた家には「みすぼらしい修行僧がやってきて、毎日お経をあげたり書きものをして過ごした。この観音洞には以前から祠を建てて愛馬の霊を祀ってきたが、風雨に晒されて傷んでいた。そこでそのお坊さんが新しく馬頭観音を彫ってあずけていった。」という話が伝わっているそうな。

 円空によって制作された、頭上に馬の頭を表す馬頭観音像です。円空作の馬頭観音像はその多くの造顕に対して数少なく、県内で確認されているのは、ほかに2体のみとなっています。観音洞の祠の棟札には寛文11(1671)年の春、愛馬を弔うため造られたとあり、その制作年代が推定できます。観音洞円空窟(市記念物)とよばれる円空が修行した巨岩の上に小さな祠があり、この像はその中にひっそりと祀られていたといわれます。この窟の前の小道はかつて東濃の神淵へと通じていた山道だったことから、この馬頭観音は街道交通の安全を願う「道祖神」の役割を持っていた可能性も考えられています。
 豊かな頬にこぼれんばかりの笑顔をたたえ、永年岩上にあって静かに村人を見守ってきた秘仏の清々しさが感じられる立像です。全体的にはやや硬さを感じさせますが、円空微笑ともいうべき表情は、この時すでに彼の作風が確立していたことを示します。

美濃加茂市指定文化財一覧/ みのかも文化の森・美濃加茂市民ミュージアム

10.秋葉神: #院田薬師堂 (愛知県北名古屋市):★★★★☆

 秋葉神立像の像高は約48cmで、円空初期の作品とされている。天狗の羽を持ち、彫り上げた面が滑らかな曲面に仕上げられているので初期型です。

https://x.com/tenrousei1969/status/1961934675892748467

 木造秋葉神立像は、円空の作品で野性的で素朴純粋な手法を示し、造像の約束や儀軌的な制約を超越したもので、無欲無心、あるがままの生命の奔出であり、彫刻以前の彫刻である。

寺の案内板

11.薬師如来: #平田寺 (愛知県北名古屋市):★★★☆☆

https://x.com/search?q=%E5%86%86%E7%A9%BA%E5%B1%95&src=typed_query&f=live

12.観音菩薩: #長福寺 (愛知県一宮市):★★★☆☆

 観音菩薩像で、大きさ32.6cm。日蓮宗の寺院ながら珍しく観音像を安置している。蓮台の彫りかたに円空仏ながら特徴がり実にリアルなのは円空仏初期の特徴化と思う。

13.十二神将: #正覚寺 (愛知県扶桑町):★★★★★★

 展示会では新薬師寺のように360度、円になり外側を睨んでいる。辰と酉の背中はピタッと合わさるようで一木からできているとする。ここから円空の世界観に移っていくんだろうと感じた。

2025年8月26日の京都新聞(入口の新聞は頂けます!!)
パンフレットより

申だけ納得の猿でしたね!?

14.観音菩薩: #福塚自治会 (愛知県扶桑町):★★★☆☆

 半跏坐像のようだが、衣文で分かりにくい。像高は71センチで、端正な顔立ち。前述の正覚寺の十二神将像と合わせて、同じ扶桑町内に円空仏があ集まっているのは興味深い。

15&16.護法神/観音菩薩(木端仏): #少林寺 (三重県志摩市):★★★★★

 木の根元に最小限の彫りを加えて顔の表情をつくっている抽象的な仏像。心の目で見ましょう。。
 ふと思った。円空ってピカソの生まれ変わりじゃないかと。ピカソも基礎をしっかりしたうえで崩して奇想天外なデザインを描いた認識である。円空も技術を習得したうえで、気持ちや心に任せた時代があったのではないか。それが抽象的なものや、自然信仰になった結果が、この作品なのかなと。

京都新聞

91.5cmのの護法神は朽木で造られている。朽木に目と口を付けただけと言った感じの像で、何とも奇怪です。

 次に観音像です。この観音像も朽木のようです。根っこのような木に顔を彫りつけただけ。顔も簡単に簡単に細い目の疲れたような顔が彫ってあります。あちこち朽ちたような状態の木の根が体として付いています。

18&19.護法神: #長間薬師寺 (岐阜県羽島市):★★★☆☆

 今回の展示会のトップバッターですね。そうそう!円空はコレコレ!と蘇った。金剛童子と円空自身の像でもあるという専門家がいる。

2025年8月26日の京都新聞(入口の新聞は頂けます!!)

20.薬師如来:個人(岐阜県羽島市)

21.如来:個人(岐阜県羽島市)

 善名は不明で阿弥陀如来ではないかとする説もある。

22.千面菩薩: #荒子観音寺 (愛知県名古屋市)

23.観音三十三応現身のうち(木端仏):荒子観音寺(愛知県名古屋市)

  • 23-1:帝釈身

  • 23-2:大自在天身

  • 23-3:長者身

  • 23-4:優婆夷身

  • 23-5:阿修羅身

 裏側の墨書が見どころ。

25.秋葉神: #荒子観音寺 (愛知県名古屋市):★★★☆☆

 現在でも民間で広く「火伏せの神」として信仰されている神で、円空も相当数を彫っており、通常この像の烏天狗形で表している。

26.宇賀神: #荒子観音寺 (愛知県名古屋市):★★★★☆

 体は白蛇で顔が老人の宇賀神だが、円空が造るとニッコリしている。そう京都・三室戸寺(私のNOTE)の石仏・宇賀神像に近いかなと。

27.十一面観音菩薩: #八田観音寺 (愛知県名古屋市):★★★★★

 大きくて穏やかな観音様だった。円空は1676年頃、荒子観音寺に長期に造像する合間に、同寺の像を造ったと考えられる。右手の水瓶を胸くらいの位置に持ち、左手は下ろしている。頭部は11面とわかる丁寧な細工で、首から下はこの時期の円空らしいざっくりした彫りになっているただ、表情は円空!!と一目でわかる。

京都新聞

28.不動三尊: #長養寺 (愛知県名古屋市):★★★★★

 おおおおお~不動明王三尊だが、謎の縦関係の列をなしている。どういうことだ???

 一般的に、不動三尊は、不動明王を中心として、その左右に矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制多迦童子(せいたかどうじ)を配した三尊形式で、横一列に並んでいるのが一般的です。
 しかし、寺院の空間的な制約や、特定の信仰や伝承に基づいて、珍しい形式で配置されることもあります。長養寺の不動三尊が縦に並んでいる理由としては、以下のような可能性が考えられます。

  • 空間的な制約: 仏像を安置する場所が限られており、縦に配置せざるを得なかった。

  • 特定の教義や信仰: 仏像の配置に何らかの教義的な意味合いを持たせている。例えば、不動明王が主尊として上に、その眷属である童子が下に配されている、といった階層的な意味合いがある可能性。

  • 伝承や歴史的背景: 寺院に伝わる特別な由来や、過去の修復・移転の際に、現在の形になった。

 ということでAIも知らないようだ。

29-31.観音菩薩/不動明王/毘沙門天: #尾張旭市 [庄中観音堂旧蔵(愛知県尾張旭市):★★★★☆

 三尊です。脇侍は一木です。

2025年8月26日の京都新聞(入口の新聞は頂けます!!)

庄中観音堂のご本尊は、木造聖観世音菩薩立像(市指定文化財)です。また、庄中観音堂では、円空仏(市指定文化財)が残されており、地域の方々によって守られてきましたが、平成29年に尾張旭市に寄贈されました。この円空仏は、現在、スカイワードあさひの歴史民俗フロアで常設展示されています。円空仏とは、江戸時代初期(1632~1695年)の僧で、全国を巡って庶民救済のために12万体もの仏像を造った人です。庄中観音堂のご本尊は、元々、榧(かや)の一木造りで平安時代後期の作といわれていますが、台座と両手の痛みが激しく、これを円空が修復した痕が見られます。このため、円空が庄中地区を訪れたのは確かなことのようです。

庄中観音堂 - あさひの魅力サイト - 尾張旭市公式ホームページ(生涯学習課)

32-33.阿弥陀如来/薬師如来: #尾張旭市 [庄中観音堂旧蔵(愛知県尾張旭市):★★★☆☆

 前述の動画をどうぞ!

34.僧形合掌像:個人[栄寿院旧蔵](愛知県清須市):★★★☆☆

 地蔵菩薩、善財童子、聖徳太子説もある。

35.阿弥陀如来: #延命寺 (愛知県豊山町):★★★☆☆

 円空仏の上品上生の阿弥陀如来は珍しく全国で5体である。ただ、近年、円空仏が見つかることが多いので、数年後には変わっているかもしれないが。

36.韋駄天: #正法寺 (愛知県豊山町):★★★☆☆

 円空仏の韋駄天は24体ある。韋駄天は足が速くて有名だが、この円空仏の韋駄天は足が遅そう。

37.観音菩薩: #荒大聖寺 (愛知県岩倉市):★★★☆☆

 火焔の頭は何なのだろうか?聖観音ではなく馬頭観音なのか??純粋に鬟で良いのだろうか??またまた、尾張地域はこの形が多いようで謎である。雷にも見えるのは私だけ?

38.薬師如来: #三明神社 (一宮市博物館寄託保管):★★★☆☆

 な、なんと令和2年に発見!?台風で損害を受けて修復中に現れた。手が大きいのが特徴でズバリ神仏分離令で隠したのだろうと思う。粗削りで無駄な彫刻をしていないところからすると御神木なのではないのかなと思ってしまう。

39.観音菩薩:個人(木曾三川輪中ミュージアム寄託):★★★☆☆

40.宝冠阿弥陀如来: #須賀自治会 (木曽三川輪中ミュージアム寄託):★★★☆☆

 上品上生の阿弥陀如来だが、胎蔵界式大日如来説もある。

41.観音菩薩: #寒窓寺 (岐阜県海津市):★★☆☆☆

42.十一面観音菩薩:個人[岩屋観音堂旧蔵](美濃和紙の里会館寄託保管):★★★☆☆

 4頭身の頭は右に傾きニッコリしている円空仏。

43.薬師如来:個人[岩屋観音堂旧蔵](美濃和紙の里会館寄託保管):★★★☆☆

 こちらは15頭身・・・。

44-45.阿弥陀如来·観音菩薩/伝 秋葉神: #弥勒寺 (岐阜県関市):★★★★☆

 伝 秋葉神は心の目で見る。龍神??
 そうそう、円空終焉の地ですね。

46.伝 観音菩薩: #阿弥陀寺 (関市円空館保管):★★★★☆

 光背が舟形になっているのが面白い。

https://x.com/ekimuseum/status/1960990742651810065

47-48.十一面観音菩薩/護法神: #神光寺 (岐阜県関市)

 十一面観音菩薩は記憶がない。。。ということで他力本願。

 一方、箒頭の怒髪で大きな眼で、手が表現されない像を護法神と呼ぶことが多い。三宝(仏法僧)守る役目をする神々が「護法神」だとし、四天王や十二神将の「天部」と同じと言えようか。

49.観音菩薩: #来昌寺 (岐阜県美濃市)

寺のHPです。

|-下化衆生(げけしゅじょう)

  •  庶民の救済と布教を願った晩年(48歳頃~)

  •  素朴で温かな造形、美術性と祈りの営みが融合

51.護法神: #中観音堂 (岐阜県羽島市)

52.地蔵菩薩:某所(岐阜県関市)

 円空仏ながら顔が地蔵菩薩っぽいなと思う。つまり円空っぽくない。

53.仁王:某所(岐阜県関市):★★★☆☆

 外敵が入らないように寺の入り口である仁王門に安置される仁王は厳しい顔をするのがデフォルトだが、円空仏はやはり優し~い表情。

54-57.大黒天/恵比須/観音菩薩/観音菩薩:個人(岐阜県関市):★★☆☆☆

 個人蔵のもの。ある家から出たようなので、円空が宿泊したり世話になったのかもしれない。もしくは工房だったのかなとも思ったが真相はいかに?
 小さい円空仏でした。

58.釈迦如来: #碩善寺 (愛知県日進市)

 記憶がないので以下を参照で。

59.観音菩薩: #板葺阿弥陀堂

61.薬師三尊: #美濃加茂市民ミュージアム :★★★☆☆

蜂屋町広橋にある円空仏は三尊仏からなり、薬師如来、日光菩薩、月光菩薩の3体です。貞享時代(1684~1688)のもっとも簡素化された作風を代表するもので、大きさの割には省略された像ですが、その穏やかな表情は見る者の心を癒してくれる愛らしい三尊像です。

美濃加茂市指定文化財一覧/ みのかも文化の森・美濃加茂市民ミュージアム

64.稲荷大明神:個人(岐阜県関市):★★★☆☆

 小さすぎる・・・。円空仏の稲荷大明神は小さいのが特徴のような気がする。

65.狛犬: #長福寺 (愛知県一宮市):★★★★☆

 円空作の狛犬は25体ある。一木で出来ており、左右がぴったり合わさるようにできている。倒れた御神木を基に造ったと思った。

2025年8月26日の京都新聞(入口の新聞は頂けます!!)

 愛知県では唯一の円空時「狛犬像」で、阿形24.1cm、吽形25.2cm。背銘梵字などから、円空晩年の作とされます。上の写真は並びを逆にするとピタッとなります。

66-67.観音菩薩/神像: #平田寺 (愛知県北名古屋市):★★★★☆

 仏像と神像が並べて安置されていたもの。つまりは神仏習合時代からずっと寄り添っていることになる。
 仏像は顔半分がないのは明治の神仏分離歴で全国で行われた廃仏毀釈で意図的に削られたようだ。歴史を伝えるものだなと。

公式HPの「平田寺の想い | 北名古屋市にある曹洞宗寺院 平田寺 名古屋駅から車で20分 懐かしい未来のお寺」に詳細が記載されています。円空仏とは別にアフロ仏もあるようで・・。(私のアフロ仏纏めは『アフロ髪「五劫思惟阿弥陀」人々が幸せになれ!21億年以上考え中★纏め★【仏像纏めシリーズ】|やんまあ』です。そのうち追加しようかなと。)

平田寺の想い | 北名古屋市にある曹洞宗寺院 平田寺 名古屋駅から車で20分 懐かしい未来のお寺

68.観音菩薩: #仁昌寺 (愛知県北名古屋市):★★★☆☆

 以前近くの民家にあった像です。良くないことが続き、仁昌寺の地蔵堂に安置された歴史がある。時がたち、台上に置かれた像が落ち、下の土の中に埋もれてしまったようで、埋まった像を見つけて円空仏と確認された像。
 観音なので頭には宝冠を被り、そこに如来が彫られた特徴的な頭部が面白い。

69.小松原大明神: #八劒神社 (岐阜県白川町):★★★★★

 背後に墨書で「胎蔵界大日如来」とある。仏像だが神社に安置されているのは明治の神仏分離で、保護すべく神宮寺を捨てて神社を取ったのだろう。そのため、大日如来ではなく主祭神・小松原大明神にしたと思う。歴史を護った平田寺と仏像・神様を護った八劒神社というかんじだろうか。

 面白いので他力本願で以下もどうぞ。お姿も見れます。

71.観音菩薩:個人(岐阜県白川町)

73-74.地蔵菩薩/観音菩薩: #和泉薬師堂 (岐阜県白川町)

 こちらも他力本願です。

75-81.青面金剛神/薬師如来/観音菩薩/観音菩薩/釈迦如来/恵比須/恵比須/:個人(岐阜県関市):★★☆☆☆

 青面金剛神/薬師如来/観音菩薩は山の小さな祠に祀られていたようだ。

82.不動明王: #素玄寺 (岐阜県高山市):★★★★★

 大きな円空仏である。円空仏の特徴を残しながら一発で不動明王とわかる仏像。この後の仏像もそうだが衣文が魚の鱗に見える。そしてこの顔はジミー大西氏に感じる。

83.十一面観音菩薩: #大平観音堂 (滋賀県米原市):★★★★☆

 大きな円空仏。不動明王と同じく衣文が魚の鱗風味で、お腹ポッコリなのは妊婦か兵庫・達身寺式仏像なのかは分かりかねるが、意図的にお腹を出させている。

京都新聞

84.不動明王: #光明院 (滋賀県米原市):★★★☆☆

 こちらも大きな円空仏。

86-89.上宝ふるさと歴史館寄託保管

  • 十一面観音菩薩:村上神社

  • 虚空蔵菩薩:双六虚空蔵堂

  • 善女龍王:双六虚空蔵堂

    • 烏天狗説もある。

  • 白山権現(観音菩薩):山吹地蔵堂

90.稲荷大明神:個人(岐阜県高山市)

91.観音菩薩: #一心寺 (揖斐川歴史民俗資料館寄託保管)

92.地蔵菩薩: #小川地蔵堂 (下呂温泉合掌村円空館寄託保管)

2025年8月26日の京都新聞(入口の新聞は頂けます!!)

93.八幡大菩薩: #少ヶ野住吉神社 (下呂温泉合掌村円空館寄託保管)

 宇宙人。

94.荒神: #少ヶ野住吉神社 (下呂温泉合掌村円空館寄託保管)

95.稲荷大明神: #少ヶ野住吉神社 (下呂温泉合掌村円空館寄託保管)

96-98.稲荷大明神: #熊野権現社 (下呂温泉合掌村円空館寄託保管)

 三尊形式で脇侍の顔は完全に狐になっているのが面白い。

99-100.白山妙理大権現: #熊野権現社 (下呂温泉合掌村円空館寄託保管)

101.白山十禅師: #熊野権現社 (下呂温泉合掌村円空館寄託保管)

103-106.烏天狗/大日如来/観音菩薩/住吉大明神: #久津八幡宮 (岐阜県下呂市)

 烏天狗はカルラなのかもしれない。

107-109:速報!令和7年の新発見

  • 107.観音菩薩

  • 108.観音菩薩

  • 109釈迦如来

▼本展示会の神社仏閣などのパンフレット

 展示会の入口付近に今回展示頂いた所のパンフレットなどが置かれていた。

→庄中観音堂

→上宝ふるさと歴史館

→関市円空館

→愛知県羽島市の円空

→荒子観音寺

→上宝ふるさと歴史館

▼オマケ

田中ひろみ氏【美術館「えき」KYOTO】円空展について

その他


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