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朝の自分が「ファイルを渡してみて」と書いたので、午後の自分が本気で6ファイル渡してみた

こんにちは!YaroTechです。

今朝のDay299で「自分の仕事ファイルをAIに渡してみてください」と書きました。書いた以上、夕方までに何もやらないと格好がつかないので、本人が午後に1時間、自分のPCにあるファイルを順番にAIへ放り込む実演をやってみました。本記事はその一部始終のレポートです。

※見出し画像のプロンプトは一番下におまけで公開中!



🖥️ 実行環境

確認環境: ThinkPad X1 Carbon(Intel Core Ultra 7 258V / RAM 32GB)/ Windows 11 Home 25H2 / Chrome
使用AI: Claude Desktop(クロ助)/ Claude.ai(ファイルアップロード)/ ChatGPT(チャッピー)
渡し方: Claude.aiの「+」アイコンからのアップロードと、Claude Desktop + Filesystem MCPを併用


🎯 この記事で得られること

  • 6種類のファイルをAIに渡したときに「何が返ってくるか」のリアル

  • Lv.3の壁を超えるためにまずやるべき1時間の使い方

  • ドキュメント類だけでは見えない、テキストファイルが持つ"メタな威力"

  • 朝→夕方の同日連動投稿が、なぜ意外に効くのか


📨 朝の自分から夕方の自分への宣戦布告

朝のDay299では、こんなことを書いた本人がいます。「普段自分が仕事で使っているそのファイルを、AIに渡して分析して、まとめて、改善案を出してと頼んでみてください」と。

書きっぱなしはダサい。だからルールはシンプルです。

  • 制限時間: 1時間

  • 渡すファイル: 6種類(PowerPoint・Excel・PDF・画像・テキスト/プロンプト・コード)

  • 各ファイルで「投げたプロンプト」「返ってきた核」「新しい気づき」をメモ


📊 実演レポート①: PowerPoint(プレゼン資料)

最初に渡したのは、先月作った社内勉強会用のPPTX(12スライド)。プロンプトは「このプレゼンを読み返して、構成上の弱点と、追加すべき1スライドを提案して」。

返ってきたのは「導入とまとめは強いが、第3章だけ事例の密度が薄い」という指摘と、「ここに『よくある誤解Q&A』を1スライド追加すると質疑が減る」という提案。さらに、Q&Aスライドの叩き台まで作ってくれました。

新しい気づき: スライドは"作ったら終わり"だと思っていたが、AIに渡すと「読者目線でもう一度ピアレビューしてもらえる装置」になる。


📈 実演レポート②: Excel(家計簿データ)

次は今年1〜4月の家計簿xlsx。プロンプトは「異常値と、節約余地の大きい費目TOP3を出して」。

返ってきたのは、3月の食費が他月平均より42%高いという指摘と、その原因は「外食が週2回以上の週が3週続いた時期」という時系列の読み解き。サブスク重複も2件発見してくれました。

新しい気づき: グラフを作るより先に「異常値見つけて」と頼むほうが速い。AIは表全体を一度に俯瞰できるので、人間が縦スクロールで見落とすパターンを拾ってくれる。


📄 実演レポート③: PDF(保存していた資料)

3つ目は半年前に保存した英語のホワイトペーパー(28ページ)。プロンプトは「日本語で要点5つに圧縮して、自分の記事ネタになりそうな観点を3つ提案して」。

要点要約はもちろん、「Day266のテーマ『毎日使い続けると見える世界が変わる』とこの論文の主張は接続できる」という、過去記事との接続案まで返ってきました。

新しい気づき: 過去記事の文脈を共有しているクロ助に渡すと、PDFが"インプット"ではなく"次の記事の燃料"に変わる。


🖼️ 実演レポート④: 画像(手書きメモの写真)

4つ目はノートに殴り書きしたDay300の構成メモ(写真)。プロンプトは「テキスト化して、構造を整理して」。

手書きの矢印・括弧・箇条書きを、見出し階層のあるMarkdownに直してくれた。さらに「3番目の項目だけ抽象度が他より低いので、補足を追加するか親項目に格上げを」という構造的な指摘付き。

新しい気づき: 画像は「テキスト化してくれる」止まりだと思っていたが、構造ごと整理してくれる。手書き派にとって地味に革命的。


📝 実演レポート⑤: テキスト/プロンプトファイル(記事の山場)

5つ目が今日の山場です。渡したのは、自分が普段使っているSKILL.md・プロンプト集・記事作成ルール集(合計3ファイル)。プロンプトは「これらを踏まえて、次の私の指示を解釈してください」。

ここで起きたことは、それまでの4ファイルとは"質"が違いました。

PowerPointやExcelやPDFを渡したとき、AIは「処理対象」としてファイルを読みました。でもSKILL.mdやプロンプト集を渡した瞬間、AIの振る舞いそのものが変わったんです。同じ「記事を書いて」というお願いに対する応答が、私のトーンや過去ルールに沿った形で返ってくるようになる。

ドキュメント類はAIに「料理してもらう材料」。テキストファイルはAIの「料理人としての腕を変える調味料」。位置づけがまるで違いました。

新しい気づき: テキストファイルを渡すことは、AIの動作を一段メタに作り変える行為。これがLv.3(ファイルを渡す)からLv.4(AIの振る舞いそのものを設計する)への階段です。

Day298で扱ったSKILL.mdの棚卸しも、思い返せばまさにこのカテゴリ。スキル負債を返す行為は、Lv.4の足元を整える行為だったわけです。


💻 実演レポート⑥: コード(自作.jsx/.py)

最後は自作のReactコンポーネント.jsxとPythonスクリプト.py。プロンプトは「動作はOK前提でレビューして。読みづらい箇所と、命名・分割の改善案を出して」。

戻ってきたのは関数名の改善案、useEffect依存配列の見落とし、Pythonの例外処理の不足。動作する=正解ではない、を改めて思い知らされました。

新しい気づき: コードを「動くからOK」で放置すると、半年後の自分が読めなくなる。AIに月1回レビューしてもらうだけで負債が貯まらない。


📋 6ファイル比較サマリー

$$
\begin{array}{|l|l|l|l|} \hline
\text{ファイル種類} & \text{投げ込み内容} & \text{返ってきた価値} & \text{Lv.} \\ \hline
\text{PowerPoint} & \text{12スライドの構成診断} & \text{弱点指摘+追加スライド案} & \text{Lv.3} \\ \hline
\text{Excel} & \text{家計4ヶ月分の異常検出} & \text{食費42\%高+サブスク重複2件} & \text{Lv.3} \\ \hline
\text{PDF} & \text{28ページの英語論文圧縮} & \text{要点5つ+過去記事接続案3つ} & \text{Lv.3} \\ \hline
\text{画像} & \text{手書きメモの構造化} & \text{階層化Markdown+抽象度指摘} & \text{Lv.3} \\ \hline
\text{テキスト} & \text{SKILL.md+プロンプト集} & \text{AIの振る舞いそのものが変化} & \text{Lv.4} \\ \hline
\text{コード} & \text{.jsx/.pyレビュー} & \text{命名・依存配列・例外処理} & \text{Lv.3} \\ \hline
\end{array}
$$

合計1時間、新しい気づきは計14個。我ながら、こんなに出るとは思わなかった。


🧱 Lv.3の壁の正体

朝のDay299では「Lv.3の壁はファイルを渡すだけで超えられる」と書きました。実演してみて、その実感は確かでした。

ただし、6ファイルを渡してみて見えたのは、Lv.3の壁の正体は「ファイルを渡せるかどうか」ではなく、渡したあとに、もう一段メタに使えるかどうかだということ。ドキュメント類はLv.3、テキスト/プロンプトファイルはLv.4の入り口。

朝の自分の主張は半分正しく、半分は実演で更新されました。


🪜 テキストファイルが特別な理由

ドキュメント類(PowerPoint・Excel・PDF・画像・コード)は、AIにとって処理対象です。読み込まれて、分析されて、提案が返ってくる。

一方、テキストファイル(SKILL.md・プロンプト集・ルール集)は、AIにとって材料ではなく設定です。読み込まれた瞬間、AIの応答方針そのものが書き換わる。

この差を一度でも体験すると、「AIに何を渡すか」のリストにテキストファイルが必ず入るようになります。Day298で書いた「スキル負債」という言葉も、この階層を意識した発想でした。SKILL.mdを棚卸しする行為は、Lv.4を快適に保つためのメンテナンス作業だったんです。


📰 ちなみに ― 今このタイミングで言う理由

昨日5月6日、AnthropicがSpaceXのColossus 1データセンターとの提携を発表しました。300MW超の新容量・NVIDIA GPU 22万基超を月内に追加。これに伴い、Claude Codeの5時間レート上限がPro/Max/Team/Enterpriseで倍増、Pro/Maxでピーク時制限撤廃、Opus APIレートも大幅引き上げです。

つまり「重いファイルを渡して、長時間任せる」使い方が、これまでより一段やりやすくなりました。「使用制限が気になって試せていなかった」という人ほど、今このタイミングで6ファイル実演をやってみる価値があります。"もったいない"を反転させる好機です。

参考: Anthropic公式アナウンス


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今回の内容に関連する過去記事もぜひご覧ください:


📝 まとめ

今回のポイントを整理します。

  • 朝の宿題「ファイルを渡してみて」を、本人が午後に1時間6ファイルで実演した

  • ドキュメント5種類はLv.3、テキスト/プロンプトファイルだけはLv.4の入り口だった

  • AIに「何を渡すか」のリストには、必ずテキストファイル(SKILL.md・プロンプト集・ルール集)を入れたほうがいい

  • Anthropic×SpaceX提携で重いファイル渡しがやりやすくなった今が、試し時

朝の主張は実演で更新されました。Lv.3の壁の正体は「ファイルを渡せるか」ではなく「渡したあとメタに使えるか」。1日2投稿体制の初日を、言いっぱなしにせずに終われたのは何よりの収穫です。


🚀 次回予告

明日はいよいよDay300。300日続けて見えた景色について、節目の記事を書く予定です。お楽しみに!


🎨 おまけ:見出し画像作成プロンプト

チャッピーのキャラクター画像をChatGPTに添付して、下記プロンプトを送信しています。
(「+」→「ファイルをアップロード」でキャラクター画像を添付 → モデル選択を「Pro」に → 「ツール」→「画像を作成」を選択してからプロンプトを送信)

柔らかな照明で撮影された超現実的でプロフェッショナルな写真を作成してください。
下記条件のnote見出し画像をサイズは横長で作成してください。サイズは必ず横長で作成してください。

添付した画像のキャラクター(チャッピー)を登場させて、下記条件のnote見出し画像をサイズは横長で作成してください。

## デザインコンセプト
- 背景: 朝から夕方への時間経過を表現するゴールデンアワー寄りのグラデーション
- メインビジュアル: 中央〜右寄りにチャッピーを配置(明るくノリ良しの表情、片手で複数のファイルアイコンを軽快に持ち上げる動作)。左に「朝の自分」を象徴する小さな付箋メモ(「ファイルを渡してみて」と書かれている)。右に6つのファイルアイコン(PowerPoint・Excel・PDF・画像・テキスト/SKILL.md・コード)が手元から扇状に展開
- テキスト要素:
  - 上部: 「朝の自分への宿題、やってきました」(白文字・太字・44pt)
  - 中央: 「6ファイル × 1時間」(ゴールド・特大・56pt)
  - 下部: 「Lv.3の壁を実演で確かめる午後」(ライトオレンジ・小さめ・22pt)
- 装飾: 朝→夕の時間経過を示す光のグラデーション、各ファイルアイコンに光のキラめき
- 下部中央寄りに「YaroTech」のロゴを12ptで控えめに配置
- 全体のバランスを確認して完成

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