"使う側"から"作る側"になった話 ― AIで気づいたら2時間でアプリを生んでいた280日目の景色
こんにちは!YaroTechです。
土曜日なので、今日は少しゆるく。今朝のジミー#26有料記事とは打って変わって、280日間AIを毎日触り続けた末にたどり着いた「ある変化」について、エッセイとして書いてみます。
実は2週間前のDay266で、「AIを毎日使い続けたら、見える世界が変わった話」という記事を書きました。あの時の結論は「AIは道具でも同僚でもなく、空気のような"環境"になった」でした。
それから15日。
その結論が、もう古くなってしまいました。
※見出し画像のプロンプトは一番下におまけで公開中!
🖥️ 実行環境
確認環境: ThinkPad X1 Carbon(RAM 32GB)/ Windows 11 Home 25H2 / Chrome
使用AI: Claude Desktop(クロ助)、ChatGPT(チャッピー)、Gemini(ジミー)、Claude Code(クロコ)、Copilot(コロ)
🎯 この記事で得られること
280日間AIを触り続けた人が、この2週間で感じた決定的な変化
「使う側」から「作る側」へ移った瞬間のリアルな感触
これから来るかもしれない「OSだけ買って機能は自分で作る時代」の予感
📖 Day266の私 ―― 「使いこなす」がゴールだった
2週間前、Day266の私はこう書いていました。
AIは同僚ではなく、道具でもなく、"環境"になった。空気のように当たり前にそこにあって、なくなると息苦しい。
あの時の私にとって、AIとの付き合い方の到達点は「上手に使いこなす人」になることでした。
AI勘を磨く。変化に適応する。信頼の基準を持つ。――これらはすべて「使う側」のスキルです。料理で言えば、フライパンのクセを知り、素材の特性を理解し、上手に焼ける人になる。そこがゴールだと、本気で思っていました。
しかし、その後の15日間で、私の中の地面がゆっくりと、でも確実にズレ始めたんです。
🌱 Day275の衝撃 ―― 「これ、自分で作れるんじゃないか?」
4月13日の月曜、マネーフォワードクラウドが「AI Cowork」という新機能を発表しました。自然言語で会計業務に指示を出せるAIエージェントです。
「あ、これ、ずっと欲しかったやつだ」
直感的にそう思いました。そして同時に、別の感覚が湧いてきたんです。
「……でもこれ、Claudeのアーティファクトで、自分で作れるんじゃないか?」
普通なら「新機能リリース楽しみ!早く使いたい!」と思うところです。でも私の頭に浮かんだのは「MCPコネクタ経由でMFクラウド会計のAPIは叩けるし、オーケストレーター+専門エージェント構成なら組める気がする」という、作り手側の発想でした。
その日のうちに、Claude.aiのアーティファクト上でMF AI Cowork自前版が動きました。オーケストレーター+6専門エージェント、Draft & Approve、AI監査ログまで実装。実データもMCP経由で取得できた。
動いた瞬間、静かに呟きました。
「あれ、私これ、作れちゃったぞ」
⚡ Day279の加速 ―― 「2時間で"欲しい"が"存在する"に変わる」
さらに4日後、事件はもう一度起きました。
Xのタイムラインで `3dsvg.design` という画像→3D変換ツールを見かけたんです。面白そう。遊んでみたい。でも私は今度は、「使ってみよう」より先に「作ってみよう」と思ってしまった。
Claude Codeを開いて、「PNGをドラッグ&ドロップで3Dボクセルに変換するツールを作りたい」と頼みました。React Three Fiber+FastAPI+Anthropic API。Phase 1〜3の段階的開発で、2時間後にはVibe 3Dという自作ツールが動いていました。
2時間ですよ、2時間。
昨日まで「世の中に存在しなかったもの」が、昼飯の前に思いついて、夕飯の前には手元で動いている。時間の感覚が完全におかしくなる体験でした。
そしてここで、自分の中に起きていた変化にはっきりと気づいたんです。
👀 280日目の気づき ―― 「作る側」は特別な席じゃなかった
私はエンジニアではありません。本業はDX・AI研修の講師です。コードを書ける、書けないで言えば、昔ならば「書けない側」の人間でした。
でも今の私は、思いついた瞬間にAIに頼んで、数時間後には動くものを手にしている。
これは何が変わったのか? 私のスキルが上がったわけじゃありません。「作る」という行為の敷居そのものが、AIによって床抜けしてしまったんです。
これまで「作る側」は、プログラマー・デザイナー・エンジニアという特別な座席でした。一般人はその外側で、彼らが作ったアプリを「選んで使う」しかなかった。
でも今、その境界線が消えかかっています。
「使う」と「作る」の間に、「AIに頼んで作ってもらう」という第三の道が開いた。そしてその道は、プログラミングの知識がなくても通れる道なんです。
🚀 そして始まる予感 ―― 「OSだけ買って、機能は自分で生やす時代」
ここで、最近ずっと考えていることがあります。
スマホって、今は「アプリストアから選ぶもの」ですよね。欲しい機能があったら、App Store・Google Playで検索して、誰かが作ったアプリをダウンロードする。無ければ諦めるか、有料版を買う。
でももし、「OSだけ入った素のスマホ」が売られて、欲しい機能は自分でAIに頼んで生やす時代が来たら、どうでしょう?
「毎朝の薬のリマインダー、父用にカスタマイズしたい」→ AIが10分で作る。
「うちの飲食店専用の予約管理、これがやりたい」→ AIが1時間で作る。
「週末の家族予定を、写真付きで共有したい」→ AIが30分で作る。
アプリを探すのではなく生やす時代。選択肢の中から選ぶのではなく、自分の欲しい形を直接、存在させる時代。
Day275とDay279で私が体験したのは、まさにその未来の縮小版だったんじゃないか。そう思うんです。
「Vibe Coding」という言葉があります。雰囲気でコードを書く、という意味で、ここ最近AI界隈で流行っているワードです。Vibe Coding、Vibe 3D、Vibe App、Vibe ○○。雰囲気で、欲しいものを存在させる。そういう世界観が、少しずつ立ち上がってきている。
私が作ったMF AI Cowork自前版も、Vibe 3Dも、その「これから当たり前になる世界線」の、ちょっと早めの試作品だったのかもしれません。
💎 Day266からの更新 ―― AIは「環境」から「材料」にもなった
Day266で私は「AIは環境になった」と書きました。空気のように当たり前にそこにあるもの、と。
280日目の今、私の中ではこう更新されています。
AIは、環境であると同時に、"材料"にもなった。
環境=使う。材料=作る。
料理で例えるならわかりやすいかもしれません。これまでAIは「キッチン」でした。便利な調理場、使いこなすべき環境。でも今のAIは、キッチンでもあり、同時に食材でもある。欲しい料理を思い描けば、AIという食材を組み合わせて、形にできる。
この両方が同時に手元にあるって、冷静に考えると相当ヤバい時代です。歴史の教科書で振り返れば、きっと2026年は「個人が"作る側"に戻ってきた年」として記憶されるんじゃないかな、と本気で思っています。
🎁 明日の自分に言いたいこと
この2週間の気づきは、私の中で「使い方が上手くなる」から「何を作るか考える」に、頭の使い方が完全にシフトしました。
使いこなすことは、もう目的ではなくなりました。使いこなすのは前提で、その上で「じゃあ、自分は何を生み出したいのか?」という問いが、ずっと頭から離れないんです。
もしこの記事を読んでくださっているあなたが、まだAIを「使う側」にとどまっているなら、一度だけ試してみてほしいことがあります。
次に「こういうアプリないかな」と思ったとき、検索する前にClaude CodeなりClaude.aiアーティファクトなりを開いて、「こういうの作って」って頼んでみてください。
驚くほどあっけなく、何か動き始めます。そしてその瞬間から、あなたも「作る側」の座席に座っている。特別な資格は要りません。必要なのは、「作ってみようかな」という小さな好奇心だけです。
🔗 関連記事
Day266: AIを毎日使い続けたら、見える世界が変わった話 ← この記事の前編にあたる土曜エッセイ
📝 まとめ
今回のポイントをまとめます。
Day266で「AIは環境になった」と結論づけたが、その後の15日間で地面がずれた
Day275でMF AI Cowork自前版を構築し、「使う側」から「作る側」に移行した瞬間を体験
Day279でVibe 3Dを2時間で爆誕させ、「欲しい」が「存在する」に変わる時間感覚を掴んだ
「作る側」は特別な座席ではなくなりつつある。AIが敷居を床抜きした
スマホも近い将来、「OSだけ買って機能は自分で生やす時代」に向かうかもしれない
AIは環境であり、同時に「材料」にもなった。この両方を同時に手にできる時代に私たちは生きている
🚀 次回予告
明日は日曜日!AI5兄弟の週末トークで、今週のAIニュースをキャラ視点で振り返ります。お楽しみに!
🎨 おまけ:見出し画像作成プロンプト
今日の見出し画像のベースはジミー(Gemini)に下記プロンプトで作成。
(「+」→「ファイルをアップロード」でキャラクター画像を添付 → モデル選択を「Pro」に → 「ツール」→「画像を作成」を選択してからプロンプトを送信)
詳細なアニメの美意識の画像を作成してください。表情豊かな瞳、なめらかな網掛けセルの色使いで、
下記条件のnote見出し画像をサイズは横長で作成してください。サイズは必ず横長で作成してください。
添付した画像のキャラクター(クロコ)を登場させて、下記条件のnote見出し画像をサイズは横長で作成してください。
## デザインコンセプト
- 背景: 夕暮れから夜へと移り変わる空のグラデーション(オレンジ→紫→深い青)
星や光のパーティクルが散らばり、未来的でエモーショナルな雰囲気
- メインビジュアル: 画面を左右で分割する構図
- 左側: キャラクター「クロコ」がノートPCに向かっているシルエット調("使う側"のイメージ)
- 右側: 同じクロコが、手から光を放ってアプリのアイコンや3Dオブジェクトを生み出している様子("作る側"のイメージ)
- 左右が「→」の光の矢印でつながっている
- 中央に大きく光る280の数字、背景に溶け込むように配置
- テキスト要素:
- 上部: 「280日目の景色」
- 中央: 「"使う側"から"作る側"へ」
- 下部: 「AIで地面がずれた話」
- 装飾: デジタルの光のエフェクト、浮遊する小さなアプリアイコン、ホログラム風の3Dオブジェクト
- 下部中央寄りに「YaroTech」のロゴを12ptで控えめに配置
- 全体のバランスを確認して完成#YaroTech #生成AI #AI活用 #継続は力なり #エッセイ #ClaudeCode #VibeCoding #アプリ開発 #AIの未来 #作る側 #280日目 #いまあなたに伝えたいこと #わくわくする瞬間 #ノーコード
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