見出し画像

写真1枚から3D空間を生成!World Labs×Nanobananaで「入れるスケートパーク」を作ってみた

こんにちは!YaroTechです。

「この写真の中を歩き回れたらなぁ…」——そんなことを思ったことはありませんか?

実はいま、AI画像生成で作った2D画像を、そのまま3Dワールドに変換できる時代が来ています。しかも専門知識ゼロ、所要時間はたったの10分。

今日は、Geminiの画像生成機能Nanobananaでスケートボードパークの画像を生成し、World Labsというサービスで3D空間に変換するまでの全工程を、成功も失敗も含めてレポートします!

※見出し画像のプロンプトは一番下におまけで公開中!



🖥️ 実行環境

  • PC: ThinkPad X1 Carbon(Intel x64)

  • OS: Windows 11 Home

  • 画像生成: Gemini Advanced(Nanobanana)

  • 3D変換: World Labs(Marble機能・無料プラン)

  • ブラウザ: Google Chrome 最新版


🎯 この記事で得られること

  • AI画像生成 → 3D空間変換の「2ステップワークフロー」が分かる

  • World LabsのMarble機能の使い方と実力が分かる

  • パノラマ編集で不要な要素を消す方法が分かる

  • 現時点での「できること」と「まだ難しいこと」が分かる

  • 週末のクリエイティブ遊びのアイデアが見つかる


🎨 ステップ1:Nanobananaでベース画像を生成

まずはジミー(Gemini)のNanobanana機能で、3D変換のベースとなる2D画像を作ります。

使用したプロンプトのポイント

3D変換を前提にした画像を作るには、いくつかコツがあります。

広角・俯瞰のアングルを指定する

World Labsは1枚の画像から360°パノラマを推定するため、広い範囲が写っている方が変換精度が上がります。「wide-angle perspective」「bird's eye view」などの指定が効果的です。

ゴールデンアワーの照明を指定する

光と影のコントラストがはっきりしていると、AIが奥行きを推定しやすくなります。「golden hour lighting」は3D変換と相性が良い照明条件です。

具体的なオブジェクトを入れる

ランプ、レール、ボウルなど立体的な構造物を指定すると、3D変換時に「何がどの高さにあるか」をAIが判断しやすくなります。

プロンプト例

A modern outdoor skateboard park with smooth concrete surfaces, featuring a large half-pipe, multiple quarter pipes, a deep bowl section, rails, ledges, and funboxes. Golden hour sunlight casting long dramatic shadows across the park. Wide-angle perspective view from a slightly elevated angle showing the full layout of the park. Surrounded by chain-link fences and a few palm trees. Realistic photography style, vibrant colors, clear blue sky with scattered clouds.

こうして生成されたのが、夕暮れ時のスケートボードパーク。ハーフパイプやボウル、レールなどが配置された本格的なパークが完成しました。

夕暮れ時のスケートボードパーク

🌐 ステップ2:World Labsで3Dワールドに変換

World Labs(ワールドラボス*は、画像から3D空間を生成するAIサービスです。元NVIDIAの研究者であるFei-Fei Li氏が共同創設したことで話題になりました。

Marble(マーブル)と呼ばれる機能を使って、2D画像を「歩き回れる3D空間」に変換します。

手順はとてもシンプル

①画像をアップロード

World Labsにログインし、「Create new world」から「2D input」を選択。先ほどNanobananaで生成したスケートボードパークの画像をドラッグ&ドロップします。

画像をアップロード

②プロンプトを入力(任意)

「Imagine a world...」というテキストボックスに、生成したい世界の説明を英語で入力できます。今回は画像の説明を補足するプロンプトを追加しました。

③「Create」をクリック

「Use advanced editing」にチェックを入れると、パノラマ生成後に編集ができます。今回はこちらを使用しました。


✏️ ステップ3:パノラマ編集で仕上げる

ここがWorld Labsの面白いところ。生成された360°パノラマをプロンプトで部分編集できます。

パノラマが生成されると、360°ぐるぐる回せるビューが表示されます。ここで気になる箇所を修正していきます。

生成された360°パノラマ

「Select edit area」で範囲選択

編集したい部分を矩形で囲みます。今回は中央付近のスケーター(人物)や、3D変換時に歪みそうな手すり・街灯が気になったので、まとめて選択しました。

「Select edit area」で範囲選択

英語プロンプトで指示

「Remove all people, fix distorted handrails and street lights(すべての人物を削除し、歪んだ手すりと街灯を修正して)」と入力して「Apply edit」をクリック。

結果は一発で成功!

スケーターが綺麗に消え、手すりや街灯の歪みも修正されました。この編集精度は正直驚きました。

修正後のパノラマ画像

🌍 ステップ4:3Dワールドの生成

編集が完了したら「Create world」をクリック。推定5分ほどの待ち時間で、3D空間が生成されます。

完成した3Dワールドの実力

生成された3D空間では、マウスやキーボードで自由に視点を動かせます。VR対応ボタンも表示されていて、VRヘッドセットがあればそのまま没入体験も可能です。

近景の品質:かなり良い

ボウルやランプの曲面、コンクリートの質感、影の落ち方など、カメラ位置に近いエリアは想像以上に高品質でした。スケートパークの「あの雰囲気」がしっかり再現されています。

画像にもあった近いところはキレイに作られていました

遠景の品質:まだ課題あり

一方、カメラから離れたエリアに移動すると、アーティファクト(ノイズのような乱れ)が目立ちます。特にハーフパイプの構造体や木々の部分は、ぼやけたり崩れたりしている箇所がありました。

画像にはない裏側や遠いところは破綻しているところがありますね

これは「1枚の画像から見えない部分を推測して3D化している」という技術の限界です。元の画像に写っていないエリアほど、AIの推測に頼る割合が増えるため劣化が起きやすいのです。


💡 3D変換の品質を上げるコツ

今回の実験から見えた、より良い結果を得るためのポイントをまとめます。

元画像の視野角を広くする

広角レンズ風の画像ほど、AIが推測する範囲が減り、品質が安定します。今回のスケートパーク画像は広角で撮影風に生成したため、近景の品質が高くなりました。

高品質ゾーンで活用する

近景は高品質なので、3D空間の「一番見せたい場所」を元画像の中心に配置しましょう。遠景はあくまで「雰囲気づくり」と割り切るのがコツです。

パノラマ編集を活用する

人物や不要なオブジェクトは事前に削除しておくと、3D変換時の破綻が減ります。特に人物は3D化すると不自然になりやすいので、先に消しておくのがおすすめです。

Expand機能で補完する

World Labsには「Expand」機能があり、パノラマの範囲を広げることができます。元画像でカバーしきれなかったエリアを補完したい場合に有効です。


🔗 関連記事

今回の内容に関連する過去記事もぜひご覧ください:


📝 まとめ

今回のワークフローを振り返ると、「2D画像から3D空間を作る」ことが本当に手軽になったことを実感します。

できるようになったこと

  • Nanobananaで生成した画像を、10分で「歩ける3D空間」に変換

  • パノラマ編集でプロンプト1つの修正がピンポイントで可能

  • VR対応の3Dワールドをブラウザだけで作成

まだ課題があること

  • 遠景のアーティファクト(ぼやけ・崩れ)は避けられない

  • 1枚画像からの推測には限界がある

  • 複雑な構造物(骨組み付きのハーフパイプなど)は苦手

それでも、「写真1枚からVR空間を作れる」というのは、少し前では考えられなかった体験です。週末のちょっとした時間に、自分だけの3D空間を作ってみてはいかがでしょうか?


🚀 次回予告

明日は週末ライト記事をお届け予定です。お楽しみに!


🎨 おまけ:見出し画像作成プロンプト

今日の見出し画像のベースはジミー(Gemini)に下記プロンプトで作成してもらいました!:

詳細なアニメの美意識の画像を作成してください。表情豊かな瞳、なめらかな網掛けセルの色使い、はっきりした線画を使用します。アニメのシーンに典型的な身ぶりと雰囲気で、心情と登場人物の存在を強調してください。アニメのキャラには添付キャラを使ってください。
下記条件のnote見出し画像をサイズは横長で作成してください。サイズは必ず横長で作成してください。
### デザインコンセプト
- **背景**: 夕焼けのオレンジからサイバーブルーへのグラデーション
- **メインビジュアル**:
  - 左側: スケートボードパークの2D写真風イラスト
  - 中央: 光る矢印と「2D → 3D」の変換エフェクト
  - 右側: 同じパークが立体的な3Dワールドとして浮かんでいる
- **テキスト要素**:
  - 上部: 「AI画像生成 × 3D空間生成」
  - 中央: 「写真1枚から3Dワールドを作る」
  - 下部: 「World Labs × Nanobanana」
- **装飾**:
  - 3D空間を表すグリッド線
  - パーティクルエフェクト
  - ゴールデンアワーの光の筋

### 作成手順
1. スライドサイズ(1536×1024px)
2. 夕焼けグラデーション背景を設定
3. 左に2D画像、右に3D空間のビジュアルを配置
4. 中央に変換を表す矢印エフェクト
5. テキストを3段構成で追加
6. 3Dグリッドとパーティクル装飾を追加
7. 下部中央寄りに「YaroTech」のロゴを12ptで控えめに配置
8. 全体のバランスを確認して完成

#YaroTech #WorldLabs #Nanobanana #Gemini #3D #AI画像生成 #VR #生成AI #週末クリエイティブ #AIツール

いいなと思ったら応援しよう!

YaroTech|生成AIの傾奇者 記事がお役に立てたなら嬉しいです! いただいたチップは、新しいMCPツールの検証や、より深い実践実験の資金として大切に使わせていただきます。 あなたの応援が次の「AI活用の感動」を生み出す原動力になります✨ 一緒に羽ばたき続けましょう!