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香川が誇る芸術家がつむいだもの

高松に建つ香川県庁舎。そこは開かれた場所で

奥行きのある素材、空間のつながり、静かな驚きに
満ちた場所。庭園に面した大きなガラスの向こうの
巨大な壁画が訪れる人を出迎えてくれる。香川が
誇る芸術家は、建物に生命を与える作品を残した。



香川が誇る芸術家といえば、庵治石に魅せられた


イサム・ノグチと流政之の二人の彫刻家。香川の


旅では、芸術家が残す風景と出会ってきた。




そして香川県庁舎で、壁画を手掛けるのもまた



香川が誇る芸術家。壁画のモチーフは、月と太陽で



中央の壁の四面を彫刻が取り囲む



記されたguenのサイン。それは



猪熊弦一郎が手がけた和敬清寂という大きな壁画



その作品は建築と一体となり、静けさと



活力のある空間を生み出している



月と太陽のモチーフは



昼から夜へ、色合いを転じながら



人々の心を映すように、四方で展開される。黒に青



赤に白。4つの色は形を変えながら



空間を動的なものとする



赤々とした太陽は



空間を輝かせ、来訪者の心を照らす 



猪熊弦一郎が残した壁画は



今なお、輝きを放ち



建物が持つ静と動にひかれあう


日常に非日常の風景を作りだす開かれた庁舎で


猪熊弦一郎は、芸術家達を引き合わせ


香川はアートが引き寄せられる場所となる



遠い過去に訪れた猪熊弦一郎現代美術館は


猪熊弦一郎の晩年に、谷口吉生が手がけたもの



そして猪熊弦一郎がまいた芸術の種は、今や大きく花開く


今から67年前に建てられた県庁舎。当時の知事は、
庁舎と芸術の融合を試みた。二人の建築家と芸術家
は見えざる何かでひかれあい、一つの空間を、作品
を結晶化させた。そしてそれが、今なお輝きを放つ
という驚き。その空間に身をひたせたことを幸福に
思い、つむがれた美のまなざしに沿う旅を続ける。


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