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彫刻でつながる旅の風景

体全体で風景を感じる旅をして

オリーブ園でいつかの旅をたどる。イサム・ノグチ
の遊具彫刻を後にして、オリーブに包まれる風景
の中、かつてここで出会った彫刻にももう一度。
旅は円を描くように、彫刻をめぐりまたここへ。



オリーブが茂る小道を進み



太陽に輝く葉に手に取るように、果実が



オリーブにも似るというホルトノキにも目を留めつつ



透き通るような青い空の下、鮮やかな緑をたどる



光に向かって伸びるオリーブの葉の濃淡や



細かな葉のグラデーションを帯びるミモザの向こうに



円を描くように、穴の空いた羽根をもつ



白いクジャクの彫刻にまた会いに来た



10年前に出会ったクジャクは時を重ねながら


今もまだ当時の場所に。彫刻との出会いを意識して




旅では新たな出会いがある。服部緑地のものと同じ作者の


クジャクの彫刻との出会いに、風景を重ねていく




見上げる空の雲は、流れるようにして



いつかの旅の記憶へと思いをつなげ、道の途中の



アートギャラリーのアルテトラには、以前の旅で訪れた


ここはイサム・ノグチのAKARIや家具の展示場所



10年前の旅では、子どもたちを待たせるように立ち寄った



イサム・ノグチのつむぐ形をたどりつつ



彫刻作品のような、丸みを帯びたガラステーブルに



オリーブ園ならでは色合いのソファ


いつかのイサム・ノグチのデザインに



触れた記憶を振り返り、オリーブ園を進み



植えられたオリーブの歴史にも触れながら



緑の濃さを勢いよく増していく葉の間を行く



その生命力は10年前から変わらず今に続き



小豆島から始まったオリーブの歴史や



その生命力に深く感じ入りながら



この旅でも、豊かな緑と青の風景の中



案内図もたどるようにして



開演から100年の時を重ねるオリーブ園の


小豆島のキャラクターに目が留まれば



また彫刻にも引き寄せられる。サイの頭の彫刻は



その名もサイ。作者は、またの名を大西金次郎といい



丸いクジャクやちりばめられた彫刻群の作者でもある



彫刻の足元に刻まれた作者のサインに目を留めながら



鳥人と名付けられた彫刻をたどる



大西金次郎が愛したという小豆島の



オリーブ園では、不思議なシルエットを持つ鳥のような



人のような彫刻が出迎えてくれる



深い緑が重なるオリーブ園の中を



緑の翼を持った鳥人は、未来へ向けて羽ばたくようで



オリーブ園での思い出を重ねながら



緑に包まれる旅の記憶にも、心を寄せながら旅をして


小豆島で出会ったクジャクの彫刻を、服部緑地での
クジャクの彫刻との出会いで、ふと思い返し、また
小豆島への旅で会いにきた。彫刻に流れる10年の
時を感じ、遠い過去の風景に思いをはせる。確かに、
そこにあった彫刻の存在を胸に、旅を重ねていく。


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